□桜Trick(8)
■タチさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★★(5.0)
○百合度評価:★★★★★(5.0)
○総合評価:★★★★★(4.9)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
こちらは以前観ている様にアニメ化もしておりまた以前読んでいる様にアンソロジーも出ている作品となります。
作者のかたは以前読んでいる『かなえるLoveSick』などを描かれたかたとなります。
内容としましては、高校生の女の子たちの日常を描いた4コマとなるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第7巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻ではまず、コトネさんとしずくさんのお二人の関係について描かれていき、コトネさんの婚約者だという森島空さんというかたについて語られるのですけれど、彼女はコトネさんの父親から男性だと間違えられており、それで婚約をすることになった模様…一応この作品の世界観でも女性同士の結婚は(不可能ではないっぽいですが)珍しい、とされているっぽいです?
その空さんはコトネさんの姉への想いを捨てきれずその婚約を受けた、という事情があり…最終的に父親や皆さんの前でコトネさんは婚約を受け入れられないことを伝えますけれど、それはしずくさんと結婚するから、という理由であって…?
それから皆さんの卒業、ひいては学校の廃校も近づく中、楓さんとゆずさんのお二人の関係の進展も描かれつつ、そのお二人が大切に想いあっているからこそ同じ大学へ進学するさまを見た春香さんは、優さんと一緒にいるために進路を変えようとされてしまいます。
終盤は進路、そして優さんとの関係について悩む春香さんのお話…春香さんと優さんとの出会いがどの様なものでしたかも描きつつ、春香さんは優さんへ対する想いに答えを出します。
その様なお話からも解る通り、今作はこの巻で完結、最終巻となります。
最後はもちろん皆さんの卒業、そして学校の閉校式を描いて終わりますけれど、春香さんと優さんをはじめ皆さんの関係を描き切ったといえる展開になっていますので、終わりなのはさみしいものの満足のいく結末といえます。
…もちろん、贅沢をいえば皆さんのこの先、それに出番が少なめでした美月さんと理奈さんなどの関係ももっと読みたかったですけれど、それは本当に贅沢をいえば、ですので…。
イラストはなかなかよきものです。
百合的には申し分のないものでしょう。
ということで、今作はついに完結となりましたけれど、百合的なことも含め申し分のないものといえます…きらら系でここまで百合的に高い終わりかたをしてくださった作品は以前読んでいる『アリノス☆ワンダーランド』をはじめとして結構たくさんあるのですけれど、今作もさすがそれらに負けないくらい百合的にも満足な終わりかたをしてくださり、終わるのはさみしいもののそれはとても嬉しいことでした。
『艦隊これくしょん』の日々の任務結果は以下の通りです。
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【開発】
失敗、35cm連装砲、水偵、彩雲
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【輸送船3撃沈任務】
○通商破壊艦隊2-2・1回め:輸送船エリア直行・輸送船4編成任務達成
○通商破壊艦隊2-2・2回め:ボス直行
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【南西諸島任務(2-2)】
○はじめの分岐での北上:0
○輸送船エリア行き:2(ボス前南下:2(2連続:1))
○高速建造材という完全無意味な場所行き:0
○ボス到達:3(2連続:1・ヲ級さん編成:2(2連続:1)・うち通商破壊艦隊での到達1回)
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【南西諸島任務/ろ号作戦(2-3潜水艦隊)】
○ボス前行き:2
○輸送船エリア行き:1
○ボス行き:2
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…2-2での南西諸島任務について、先日は延々はじめの分岐での北上を連発させられたのですけれど、昨日は何とそれと一転しボス前直行が5連続という展開となり、毎日こうしてくださればありがたいです。
今日から秋刀魚イベントが発動しますけれど、ただメンテナンスが少々怪しいので、日々の任務は朝のうちに実施…その結果は、また明日の日誌で…?
『FLOWERS』冬編は1周めが終了…一応「マユリEND」というルートでしたものの、エンディングがボーカル曲でなかったり、あまりにも謎ばかり残ったりと、一応終わりましたという、バッドエンドに近い終わりかたになってしまいました。
そう、1周めを最後まで進めても、イズニクで見つけた古書、図書室の隠し部屋で見たもの、譲葉さんとネリネさんが何のために何に協力していたか、過去の譲葉さん殴打事件の真相、二人のバスキア姓のかたがたの関係、マユリさんが今まで何をしていたのか、誰を介護(?)しているのか、それをするには普通に学校に通うことは不可能なのか、このあたりが明示されないので恐ろしくもやもやしてしまいます。
特に、図書室の隠し部屋で何があったのかを描写せずに翌日にシーンが飛んでしまったのは、ものすごく気になってしまうのですが…あのシーンの切りかたはちょっとひどいです…。
ひとまず推理失敗におけるバッドエンド3つも埋めてみて、これでエンドリストが4つ埋まりましたけれど、何とあと4つも空白があるという…推理失敗は埋めたのであと4つは全てストーリーを最後まで進めたうえでの分岐かと思われますが、そんなにたくさんあるのですか…?
今後はひとまずは百合ゲージを全て黄色に光らせてどうなるかを確認し、あとは選択肢で…過去の傾向から今回は立花さんルートがある気がしますからそれっぽい選択肢を選んだりしてみて、どうなるか調べてみましょうか…。
全てを埋めることにより、上で触れたいまだ見えない(推測はできるものはあるものの、きちんと明示してほしい…)謎が全て見えることを信じて、引き続き進めてみましょう(幸い、『FLOWERS』シリーズはこの手のゲームの中でも群を抜いて選択肢ジャンプが優秀ですので周回自体はかなりやりやすいですし/何)
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
卒業組はともかくとして、三年生キャラは決着が全てついてよかったですね。
メインカップル四人よりも実は楓さんの落としどころが気になっていたのですが、一応めでたしめでたしでした。
>女性同士の結婚
きらら作品の凄いところは、百合エンドが珍しくないどころか、百合婚作品も『桜Trick』が初めてなわけじゃないんですよね。あんまり専門雑誌でも見かけないのに!
わざわざのコメント、ありがとうございます…『桜Trick』はついに最終巻ということでそれはさみしいですけれど、全てハッピーエンドに終わってくださりよかったです。
きらら系で百合な結婚をして終わった作品といえば『青春過剰Sisters』や『さくらりちぇっと』あたりが思い浮かぶでしょうか…。
終わって本当に残念です。
とはいえ、当初は実は、すぐ終わると思ってたので、まさか廃校までの三年間を描ききり、ちゃんと全キャラに結末を与えてくれるとは予想してませんでした。
きららミラク自体も無くなってしまうらしいです……。
>百合な結婚
私も、挙げてくださった作品あたりが浮かびます。あとは『▲コンプレックス』と『マリッジ・バトル! 』ですかね。後者なんか重婚ですからね……。
結末じゃなくて最初からですが、『わさびアラモードっ!! 』なども一応結婚してました。
同棲エンド等があるので判定基準を甘くしたら更に多いかもしれませんが、狭義でもいっぱいありますね。
こちらへもわざわざのお返事コメント、ありがとうございます…確かに大多数のきらら系作品はアニメで描いたところまでで最終回になりかねませんし、卒業まで描いてくださったのはありがたいことでした。
と、雑誌が減ってしまわれますか…単行本派なので雑誌がどうなっているのかは実は解っていなかったりしますけれど、そこで連載されていた作品は大丈夫なのでしょうか…。
百合な結婚をした作品たち、そういえばそれらもありましたっけ…フォワードな4コマでない作品たちにも結構百合的に高めな作品がありますね…。