2017年10月26日

よるのないくに2 〜新月の花嫁〜

先日クリアしましたゲームの感想です。
面白いことは面白いのですが…?
□よるのないくに2 〜新月の花嫁〜
 ○イラスト評価:★★★★★(5.0)
 ○グラフィック評価:★★★★☆(3.8)
 ○システム評価:★★★★☆(4.2)
 ○内容評価:★★★★☆(3.7)
 ○音楽評価:★★★★★(5.0)
 ○声優評価:★★★★☆(4.4)
 ○難易度:★★☆☆☆(2.2)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.5)
 ○付加要素(おまけなど):★★★★☆(3.5)
 ○総合評価:★★★★☆(4.2)

こちらは過日届いたものとなり、過去に前作をしていることもあり購入をしたものとなります。
機種としてはヴィータさんになりますけれど、PS4と任天堂の新機種でも同時に出ている様子です。

内容としましては、月の女王という妖魔へ生贄にされそうになっている幼馴染を救うべく戦う少女を描いたお話、となるでしょうか。
その様な今作はナンバリングが振ってある様に以前第1作をしており、舞台も同じ世界でのお話、ということになっています。
前作の主人公であるアーナスさんも登場するのですけれど、彼女の言葉から今作は前作から数十年は経過した後のこと、ということが解ります…その割に文明レベルは前作と変わらない様子なのですが、気にしないでおきます?

今回のお話の舞台は教皇庁のある場所の近く、以前その教皇庁のある国の首都があった周辺一帯…。
教皇庁は月の女王という強大な力を持った妖魔に対し、かつて夜の君に対して行っていたのと同様に生贄…刻の花嫁と呼ばれる存在を捧げることによりその存在が世界を滅ぼすのを抑えているといいます。
主人公のアルーシェさんは教皇庁所属の騎士なのですけれど、その刻の花嫁と呼ばれる存在に選ばれたかたを護衛することに…ところがそのかたは彼女の幼馴染であるリリアーナさんであり、前作のアーナスさん同様にその様なことはさせないと考えるわけですけれど…?
ちなみにアルーシェさんも前作のアーナスさんに近しい性格…ややおバカなところも同じです?(ミュベールさんとのイベントの際にその傾向が顕著に見られます)

前作は人間キャラは主人公のアーナスさんのみが戦うシステムでしたけれど、今作は複数人いる人間キャラを一人任意に選んでパーティへ入れ一緒に戦うことができます。
そのリリアーナさんも戦えるほか、同じく幼馴染で騎士なルーエンハイドさん、半妖で当初は感情を失っているヴェルーシュカさん、アルーシェさんを救った研究者のカミラ博士、アルーシェさんの元上官で妖魔になってしまったミュベールさん、有名なショコラティエのエレノアさん、前作の主人公のアーナスさんを使用できます。
ちなみにメインストーリー上は誰かを強制して使用することはなく、誰を連れて行ってもよく、逆に言えばメインストーリー上でパーティメンバーがお話に絡むことがない、ともいえます…サブクエストでは個々のかたがたのクエストが発生し、それによりその個々のかたがたの掘り下げが行われていきます。
個人的にはルーエンハイドさんとヴェルーシュカさんが特にお気に入りです。

それらのかたがたには親密度も設定されており、それを上げていくとアビリティが増えたり、最大にすると専用装備が得られたりしますけれど、エンディングに影響するかは不明…。
いえ、1周めではルーエンハイドさんとヴェルーシュカさんとリリアーナさんの親密度を最大にした状態で終えたのですけれど、何ともいえない、どちらかというとバッドエンドっぽい終わりかたをしてしまい、しかもヴェルーシュカさんは一切関わってきませんでしたから…。

前作同様に従魔も存在しパーティに加えて一緒に戦うことができます。
前作では従魔を加える条件にかなり運が絡みましたけれど、今作は特定の場所に行けば宝箱同様に固定で存在して加えることができますので、普通に全員加えることができるかと思います。
個人的にはカエデさんとアリスさんという人形お二人が大好きでしょうか。
…前作では従魔のことをセルヴァン、と呼称していましたが今作ではその様な呼称はありませんでしたっけ…(代わりに人間キャラをリリィ、と呼称…)

その様な今作、1周めは月齢というものが存在し、1日経過するごとにこれが減っていって新月に達するとゲームオーバーとなりますので、あまりのんびりすることはできず、ただ章ごとのボスを撃破すると月齢は回復しますので、新月直前までサブクエストなどを実施し新月前日にお話を進める、というかたちがいいです。
そして昨日も新月直前まで、ミュベールさん関連のクエストを実施…彼女は2つのクエストを同時進行できるのでその意味でも楽で、また使ってみると結構使いやすいかたでもありました(ただ、状態異常を相手にかけるのが前提になりますので、ボス戦には向かないかも…)

新月前日になり、いよいよ最後の敵である月の女王に挑んだのですけれど…難易度を一番簡単にしているからか、思いのほか、ものすごくあっさりと終わってしまいました。
ただ、エンディングが上で触れたとおりややバッドエンドにしか感じられない、アルーシェさんとリリアーナさんのお二人が犠牲になり世界の崩壊を食い止めるため永遠に時を止め続け、その様なお二人が去るのをルーエンハイドさんが見守る、というものになってしまいました。
後味が悪い上に、これは今作全体でいえることなのですけれど、お話が説明不足でしたりあっさりしすぎたりしてしまって物足りなさすぎます…教皇やルルド教団、アルーシェさんの心臓の件などはどこへ行ったのです…。

前作は1周めが終わると同じデータでエクストラシナリオなどができる様になりましたけれど、今作はクリアデータを読み込むとはじめからになってしまいます。
ただ、その場合親密度などかなり色々なものが引き継げるうえ月齢システムもなくなり、さらにやはりエクストラシナリオはあるらしい…親密度が引き継げるというのはとても大きく、すかすかなシナリオを補完する意味でも全員分の親密度関連イベントは見ておきたく、しかも月齢システムがなくなるということは思う存分サブシナリオを消化できるということにもなり、これは2周めを実施する価値は大いにあるといえそうです。
…全員の親密度を最大にしたらエンディングが変化するとか、そういうことがあるとよいのですが…。

その他、アルーシェさんのレベルが最低でも40まで上がったりと、前作に較べてレベルが普通に機能しています。
従魔を加える方法など、システム全般は前作よりよくなっている印象…月齢システムは『アトリエ』シリーズの様ないらないシステムでしたが、2周めで撤廃されるのならばまだ…。
前作にあって今作にないものといえば、そういえば闘技場やそれに類するものはありません…個人的には、あれは面倒でしたのでなくなってよかったです(処理落ちしますし/何)
あと、ダンジョンが全体的に簡略化されていた印象を受け、それにボスは一度倒すと再戦は不可能になっています…後者に関しては、それが自然といえばそうなのですけれど…?
昼行動システムもなくなっていました…個々のパーティメンバーのサブクエストに力を入れたのかもしれませんけれど…?

イラストは前作同様にかなりよいものです。
グラフィックは前作同様かなと思います?
システム面は前作よりも概ねよくなっていた印象で戦闘はやはりとても楽しいです…月齢システムは置いておきます(何)
内容のほうは悪くはないのですけれど、お話は全体的にかなりあっさりしている印象…前作でも同様の印象を受けましたけれど、今作はそれ以上な気がして、少なくともそのあたりは同じくガストさまな作品な以前している『ブルーリフレクション』のほうがずっと満足できるかなと…。
音楽はやはりかなりよいものかと思います。
声優さんももちろん問題なくよきものです。
難易度について、難易度選択ができるので、少なくとも一番簡単にしておけば最後の敵も恐ろしく弱いです(最大難易度は一度クリアしないと選択できません)
百合的にはどうでしょうか、確かにアルーシェさんとリリアーナさん、あるいはルーエンハイドさんの関係はよいのですけれど、前作のお二人ほどの印象はないかもしれません?
付加要素については、プレミアムボックスで購入しましたのでサントラなどもついてきました。
ということで、こちらはストーリー面などで多少物足りなさは覚えるもののそれでもメインとなるアクション面などは満足できるもので、音楽なども非常によい、総合すると十分よき作品でしたかと思います…と、前作と同じ締めになりましたけれど、ただストーリー面の物足りなさは「多少」ではなく「結構」かも…。
今後ですけれど、2周めがかなり親切仕様になっており、戦闘などはかなり楽しいですから、2周めをのんびり実施していこうと思います…その後は今作と同時に届いて、でも微妙に感じられて放置してしまった『世界樹と不思議のダンジョン2』にもう一度だけ挑戦してみます、か?(当初は『よるのないくに2』も微妙に感じられて以前している『FLOWERS』冬編が終わるまで放置していて、そこから改めてやってみると面白く感じられる様になっていましたし、そちらも改めてやってみると印象が変わるかもしれず何より一応あさかなとすみりおのパーティも組めますから…?)
…ともあれ、前作を楽しめていれば今作も十分に楽しいので、前作をされていたはずなとっても大好きでお世話になっている、お会いできない日々が続いてさみしく心配ですけれどもご無事をお祈りしていますあのかたも、よろしければされてみてもよいのではないかなと…?


その様な先日はこちらのコミックを読んでもいました。
よきものでした
□私の百合はお仕事です!(2)
■未幡さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.5)
 ○総合評価:★★★★☆(3.7)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなる百合姫コミックスとなりますけれど、こちらは大判サイズではないものとなります。
作者のかたは以前読んでいる『少女2』などを描かれたかたとなります。

内容としましては、ひょんなことから特殊な喫茶店で働くことになってしまった女の子を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻では陽芽さんと美月さんの間に以前何があったのか、ということについて語られていくのですけれど、これは…陽芽さんは彼女なりに美月さんを想った結果あの様な行動に至ったというのですけれど、あれでは美月さんが裏切られたと感じてしまうのも仕方ないかと…。
美月さんの行動のほうが正当性が高い様に感じられますけれど、でもあの行動をされたらもちろん陽芽さんが美月さん同様の気持ちになり、そしてお互いがお相手のことが嫌いであると同時に嫌われていると思っても仕方ないわけで…要はお互いの結構極端ともいえる性格が引き起こしてしまった悲しいすれ違いです。

その過去のすれ違いを引きずっている結果、お店でのお二人もかなり危うい雰囲気になり、他の皆さんやお客さんにも不安が広がってしまいます。
ただ、それはお互いの真意を解っていないうえで起きているすれ違いであり、そして少なくともお互いにすれ違う前はかなり…特に美月さんのほうはかなり陽芽さんに対し好意を持っていたこともあり、最終的にはある程度本音でぶつかり合って過去のすれ違いを埋めることができました。
お店でのお二人の関係も修復できたのですけれど、それとともに美月さんのほうは陽芽さんへ対しあるいは過去以上の好意が出つつある様にも見えたりし…?

一応お二人の関係は一件落着となり、お店では新たなイベントが開催される様子、この巻はそれに少し触れられたところまでといったところなのですけれど、どうも果乃子さんに焦点が当てられそう…やはり彼女は陽芽さんに対しかなりの好意を抱いている様子で、果たして…?
その他、巻末には過去の陽芽さんと美月さんの、仲がよかった頃のおまけ漫画も収録…。

イラストは悪くありません。
百合的にはメインのお二人の関係がなかなか面白く、また果乃子さんはどうなることか…?
ということで、こちらは第1巻の印象はそこまでではなかったのですけれど、この巻にきて百合的なことも含めかなり面白くなってきました…続きも見守りましょう。


『艦隊これくしょん』の日々の任務結果は以下の通りです。
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【開発】
4連装魚雷、失敗、水偵、流星
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【輸送船3撃沈任務】
○通商破壊艦隊2-2・1回め:輸送船エリア直行・輸送船4編成任務達成
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【南西諸島任務(2-2)】
○はじめの分岐での北上:2
○輸送船エリア行き:4(ボス前南下:4(4連続:1)・うちエラー発生無効化:1)
○高速建造材という完全無意味な場所行き:
○ボス到達:1→任務放棄
○エラー発生:1
○損害:中破1
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【南西諸島任務/ろ号作戦(2-3潜水艦隊)】
○ボス前行き:2
○輸送船エリア到達:3(南下2戦ルート:1)
○ボス行き:0
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…南西諸島任務の2-2では4連続でボス前での南下…ろ号作戦を進めるためにあえてその悪い流れのままで続けますが、その4回めの輸送船エリア到達時、戦闘終了後にエラー発生という最低最悪の事象が発生…。
それで心が折れ、またボスへもほとんど進まずろ号作戦も50%以上達成マークがつきましたので昨日は南西諸島任務を完了することなく終えました。
最近これに限らず、装備変更や遠征からの帰還、編成変更などのタイミングでエラー、あるいは接続の遅延が多発してしまっているのですけれど、何なのでしょうか…。

その様な昨日はメンテナンスがあり、満潮さんに改二仕様が実装された他、朝雲さんと山雲さんに限定イラストが実装されたりもしました。
満潮さんは12.7cm連装砲C型改二なる新しい主砲を持ってきてくださったりもしました。

新しい任務として第八駆逐隊を含む艦隊を1-2と2-2へ出撃、という任務が出現…第八駆逐隊って朝潮さんと満潮さんと荒潮さんと大潮さん、でよいのですよね、ね…?
その4人でしたらすでに全員レベル99に達していますので、その任務自体は問題なさそうなのですが、運営電文を読む限り5つくらい関連任務がありそうですので、これですむとは思えません…ひとまず、満潮さんの近代化改修が完了してから実施しようと思います(1-2くらいでしたらすぐにしてもよさそうな気もしますが…?)
満潮さん
…第八駆逐隊のかたがたはこれで全員に改二仕様ができたのですけれど、満潮さんもとってもかわいかったりと、全員とってもよい感じです。
この記事へのコメント
毎度、失礼します。

「わたゆり」、やっと主人公カプの険悪さの元凶が明らかになってきましたが、まだ完全修復とまではいかなかったのは残念でしたね。

あと、あとがきで、作家さんが初連載にあたってのペース配分等に悪戦苦闘している様が率直に書かれていましたが、そういうところもフォローするのが編集者だと思っているのですがねぇ。
百合姫新連載のほとんどが未幡先生同様に初連載の作家さんばかりだったはずなので、その大半が煮え切らないまま完結(打ち切り?)になってしまった責任はその辺にあると思うのですが…
あと、百合姫の例の編集長(苦笑)が今回でやっと退任するそうですが、後任は副編集長が昇格、編集長は執行役員(?!)という繰り上げ人事みたいですから、今後に変化は期待薄でしょうか。
Posted by おーらんどー at 2017年10月26日 06:52
おーらんどーさまへ>
わざわざのコメント、ありがとうございます…『私の百合はお仕事です!』はまだ続いてくださるということですので、お二人の関係がより深まっていくことなどは今後に期待したいものです。

う〜ん、確かにそういうことの配慮をしなければ編集のかたというのは何のためにいるのか、ということになりますね…『私の百合はお仕事です!』はまだ続いてくださいますけれど、他のものでよきものでしたのに中途半端に終わってしまいもったいないものもありましたし…。
編集長が変わられるということですが、特に大きな変化は期待できなさそう、なのですか…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2017年10月27日 21:54
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