□ひなろじ from Luck & Logic(上・下)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★★(4.9)
○音楽評価:★★★★☆(3.5)
○声優評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
○付加要素(おまけなど):★★★★☆(3.8)
○総合評価:★★★★★(4.5)
こちらは先日下巻が届いたものとなり、何となくよさそうに感じられたことから購入をしたものとなります。
こちらは昨年夏に放送されたアニメとなります。
内容としましては、定理者を養成する学校に通う女の子を描いたお話、となるでしょうか。
お話の舞台は北海道にあるピラリ学園という、定理者(ロジカリスト)を養成する学校…セプトピアと呼ばれる(地球かと思われる)この世界とは別にいくつかの異世界が存在しており、ロジカリストとはその異世界にいる、使者(フォーリナー)と呼ばれる存在と盟約することによりそのフォーリナーと合体(トランス)しその力を行使する資質を持った人のことを指します。
どうも過去にはそのフォーリナーとの大きな戦いもあった様子で、ALCAと呼ばれる組織がロジカリストを率いてそれに対処した様子…平和になった今もALCAはロジカリストを管理しており、学校もALCAが管轄しています。
お話の主人公はリオンことリオネス・エリストラートヴァさんという、この学校へ入学することになった、明るく元気な女の子…リオネス国なる、彼女を守るために父親が建国したロシア系の小国出身のお姫さまとなりますけれど、あまりその様な雰囲気は感じません。
ロジカリストとしての能力は高いのですけれど、トランスした際にそのお相手に感情が引っ張られがちな様子で…?
彼女の父親は彼女のために国を建国してしまうほど親ばかなかた…愉快で豪快なかなり強いかたなのですけれど、母親曰く脳筋でありまたちょっと親ばかがすぎてリオンさんも少し参っているところがあります?
リオンさんのクラスには彼女が憧れていた存在であるニーナ・アレクサンドロヴナさんというちょっと無口で無表情な女の子もいらっしゃいました。
彼女は元々ALCAで活躍していたロジカリストなのですけれど、世界が平和になったということで学校に通うことになった、という経緯を持っており、でもそれは彼女の本意ではなく、少しでもはやく組織に戻りたいと考えています。
もふもふしたものが大好きで、またどうも大晦日のお話を見る限りお笑い好きでもあるっぽい…?
その他のかたがた、まずはクラスメイトとしてクラス委員で真面目なお嬢さまな橘弥生さんと彼女のお付きな二人な桐谷華凛さんと華恋さん、異世界と発明好きながら発明品を毎回爆発させている京橋万博さんがいらっしゃいます。
先輩の森ヶ谷夕子さんはほんわかしたかたで、生徒会長さんは彼女のことが好きなのですけれど…?
上巻収録なお話はそれを観た際に軽く触れていますので、ここでは下巻収録のお話についてのみ軽く触れていきます。
第7話前半は『会長も木から落ちる』ということで、夕子さんが進路に悩むお話…。
夕子さんはALCAから誘いがくるほど優秀な能力を持っているのですけれど、自身の能力が戦闘向きでなかったりと、自分がやりたいことを含め悩んでいて、卒業後の進路を決めかね悩んでいました。
それに対し会長さんはおバカに見えて結構しっかりした考えを持っていて皆さんを驚かせるのですけれど、夕子さんのことを大切に想う彼女は夕子さんへ励ましの言葉をかけて…?
ただ、その後に続いて夏祭りのお誘いをかけようともするのですけれど、それは見事に(いつも通り)邪魔が入り果たせず…。
第7話後半は『踊るヒナに見る会長』ということで、夏祭りのお話…。
皆さんで浴衣を着て夏祭りへ行き、各々楽しまれるのですけれど、盆踊り大会の商品が鳥に盗まれる事件が発生してしまいます。
それは思いのほかあっさり解決したのですけれど、その際にリオンさんと夕子さんの浴衣の下が問題になり…?
第8話は『夢は成功のもと』ということで、2学期がはじまるお話…。
2学期には学園祭があり、クラスでの出し物を考えることに…フォーリナーとの共生、というテーマがあり、万博さん主導のもとに夏にリオンさんが歌っていたフォーリナーの歌を生かした演劇をすることになりました。
脚本も万博さんが書くことになったのですけれど、なかなかいいものが思い浮かばず…けれど、最終的にはリオンさんから着想を得て、リオンさんとニーナさんのお二人を主役にしたお話を完成させたのでした。
一方、そのリオンさんはトランスを安定させるために子供のフォーリナーとも盟約をしたっぽいのですけれど、そちらでもトランス時に感情をそちらに持っていかれ気味という問題が生じ、今後担任の先生と心も鍛えていくことになったのですけれど…?
第9話は『歌はヒナにつれ ヒナは歌につれ』ということで、学園祭へ向けて、そしてその当日のお話…。
まずは学園祭への準備となり、リオンさんは演技がなかなかうまくいかず…他の皆さんの準備も間に合いそうになく、先生へ合宿の提案をして学校全体で合宿を行うことになりました。
そういうこともして準備は完了、いよいよ学園祭当日…これがピラリ学園で行われるはじめての学園祭だといいます。
ミス・コンテストも行われるのですけれど、父親が勝手にリオンさんをエントリー、夕子さんをエントリーした会長さんとの熱い戦いが繰り広げられますが…ちなみに第9話の冒頭はリオンさんの国の光景が描かれますけれど、かなり平和…。
演劇はトランス状態のリオンさんが危なげなく進行していくのですけれど、ふとした拍子にトランスが解けて危機に…それでもニーナさんの機転もあり無事最後までやり切ることができたのでした。
一番よかった出し物には商品が出たそうながら、皆さんのクラスは2位…1位がどんなことをしたのか、少し気になります?
第10話は『涙は己のためならず』ということで、はやくも冬に入り期末試験を迎えるお話…。
まずは学校に雪が降り積もり、それで皆さん楽しまれたりし…その様な中、期末試験の実技ではトーナメント戦が行われることとなり、リオンさんはニーナさんと対戦することになりました。
リオンさんと先生の特訓は続いているのですけれど、ニーナさんはそれが何をしているのか少し気になる…また、彼女ははやくALCAに戻りたいという焦りも少し見えます?
そうして迎えた対戦なのですけれど、その微妙な感情、それにリオンさんの能力の高さを見たニーナさんは少しひどいことをリオンさんに言ってしまうのですけれど、それに耐えられなかったリオンさんは暴走状態に入りいずこかへ去ってしまいます。
責任を感じ、それ以上に心配でもあり申し訳なくもあるニーナさんは彼女を追い見つけるのですけれど、暴走状態は続いていて近づくと熾烈な攻撃が襲ってきてしまい、傷つきながらも何とか暴走を止めることには成功しました。
ただそのためにニーナさんは意識を失うほど力も使い怪我もしてしまい、それに対しリオンさんは真の姿を見せたベルさんとトランス、その力をもってニーナさんを回復、そして無事和解しよりよき仲になることができたのでした。
…このお話はオープニングがなく、エンディングも特殊になっていて次回予告もなし、また今作唯一といってよいシリアスなお話でしたりと最終回っぽい雰囲気もありますけれど、もちろんまだ10話で終わりではありません(何)
第11話前半は『一年の計はカウントダウンにあり』ということで、大晦日の日のお話…。
皆さん年末年始ということで学生寮を後にして帰省するのですけれど、ニーナさんだけは残ることに…残って一人の時間を満喫するおつもりだったみたいですけれど、お笑いDVDを観るって…?
ところが部屋へ戻るとそこにはこたつを持ち込んだリオンさんが待っており…ニーナさんが一人で残ることを知って自分も残ることにしたそうですけれど、あの父親がよくそれを許したものです(何)
他には先生お二人も残っていたのですけれど、その先生が注文したカニを誤って食べてしまったりもしつつ、のんびり楽しく大晦日を過ごします。
そして新年を迎えるのですけれど、リオンさんは家の風習でニーナさんにキスをしてきて…?
第11話後半は『据えチョコ食わぬは女の恥』ということで、バレンタインのお話…。
リオンさんと弥生さんが夕子さんと一緒にチョコレートを作るのですけれど、オーブンが壊れてしまい、万博さんに修理をお願いするものの爆発しそうになり…ニーナさんがフォーリナーの力でそれを止めたのですけれど、そのフォーリナーの力の影響で、そのオーブンで焼いたチョコレートに惚れ薬の効果が付与されてしまいました。
それを食べたニーナさんがリオンさんにべったりになってしまうのですけれど、なぜかその効果を知った上で万博さんがそれを平然と食し弥生さんに惚れることに…あまりに自然な流れでそれを食す万博さんとどうして解っているのに食べるのかと問い詰める弥生さんに笑わされましたけれど、ともかくそれを見た華凛さんと華恋さんもチョコレートは食べていないものの弥生さんを巡る争いに参加…。
危険なチョコレートを夕子さんが隔離しようとするものの会長さんがそれを食べ…どうも会長さんには効果がなかったっぽいのですけれど、夕子さんにはチョコレート効果だと思われてしまい…。
チョコレート効果は数時間で解け、正気に戻ったニーナさんは固まってしまいますけれど、それでもリオンさんへのチョコレートは元々用意していたご様子で…?
…次回予告での先生がたのあの様子、ここまでのお話で散々出会いなどにこだわっていた様に見えましたのに…?(何)
第12話は『笑うヒナには福きたる』ということで、こちらで最終話となります。
もうすぐ卒業式ということで夕子さんも学生寮を出る準備をしていたりとさみしくなる状況の中、第10話の騒動でリオンさんやニーナさんには特におとがめはなく、それどころかニーナさんはリオンさんを止めたのを評価されALCAへ戻るという、当初彼女が望んでいたお話が舞い込みます。
それを知った弥生さんたちは何とかニーナさんを引き止めようとあれこれしますけれど、ちょっと空回り…リオンさんはニーナさんの望みを当初から知っていましたので、それを祝福しようとするのですが…。
そうして迎えた卒業式、夕子さんは会長さんと同じALCAの部署に配属となるそうなのですけれど、第7話で語っていた夕子さんの夢は叶うのでしょうか…。
ニーナさんも学園を去ると思っているリオンさんは桜の花を能力で咲かせるのですけれど、その様なリオンさんへニーナさんが告げたのは…終わりかたはとってもきれいで、夕子さんが卒業したことはさみしいのですけれど、かなり満足できる終わりかたをしてくださいました。
今作はこれで完結となり、異世界と繋がった現代の様な世界を舞台としたお話としては以前観ている『アンジュ・ヴィエルジュ』などが思い浮かびますけれど、今作はどうも過去にあったという戦いを描いたアニメ作品(『ラクエンロジック』?)の続編らしく、異世界やロジカリストやフォーリナーといったものに関することはそちらのほうで詳しく描いたということからか、今作ではそこまで深くは描かれなかったりします。
異世界を見たいと思っていた万博さんの夢も叶っていませんし、そのあたりの謎は謎のままに終わり、その作品を私は知らないこともありそのあたり結構もやもやしたりしてしまいますかも…ただ、今作は日常要素をメインとしている様子ですので、あまり深く考えなくてもよいのかもしれません。
…ちなみに元はその『アンジュ・ヴィエルジュ』同様にカードゲームっぽいです?
その日常要素ですけれど、今作は相当かわいく微笑ましいものになっていて、その点では十二分なものといえます。
登場人物の皆さんもとってもかわいくよいかたがたばかりで、皆さん大好きなのですけれど、個人的にはその中でも弥生さんが大好きでしょうか。
タイトルロゴからして(何)とってもかわいらしい作品でそれら諸々の雰囲気がとてもよく大好きで、観ていてほんわかさせてくださいます…第10話は少しシリアスなお話になりましたけれどそこまで深刻なことにもなりませんでしたし、ここまでかわいらしい作品は案外なくって、その点大満足といえます。
その他特筆すべきこととして、今作のBlu-rayは上下巻で1巻6話収録なのですけれど、1巻の価格が1巻2話収録な一般的なアニメDVDの1巻分とほとんど変わらないという、ショートアニメではなく普通の30分アニメですのにかなりの安価さとなっています。
上で触れた『アンジュ・ヴィエルジュ』は1巻4話収録だったのですけれど、その分価格は2話収録DVDの2倍になっていましたし、今作の安さは異様といえるレベルで、今作を購入する決め手になったのもそこにありました(1話あたりの価格でいうと以前観ている『けものフレンズ』以上の破格さかと…ここまで安価でなければ、原作もコミカライズ版もなくとっても大好きで少しお会いできない日々が続いていますけれどもご無事をお祈りしているあのかたにお勧めしていただけたわけでもない作品の購入にまで踏み切るのはさすがに無理です)
こういうことができるのでしたら、他の作品も1巻6話…にすると発売間隔が少しさみしいことになりますので、せめて価格を今作並みにできたりはできないものでしょうか…。
イラスト…作画は悪くはありません。
お話のほうは、とってもかわいくよきものです。
音楽もオープニングやエンディング、挿入歌も含めよきものです。
声優さんはもちろん問題ありません。
百合的にはよい友情のお話なのですけれど、終盤のリオンさんとニーナさんの関係などは友情以上にも感じられ、意外と感じられます?
おまけとしては、カードゲームを原作とする『アンジュ・ヴィエルジュ』ほど大量ではないもののカードがついてきたほか、上下巻ともに分厚めのブックレットがついてきてそれ収録の弥生さん主役な『バルロジ!』という4コマもよく、それを描かれたかたのデフォルメイラストもまたかわいくよきものです…また、この安価さだけで十分な付加要素といえます(何)
ということで、こちらはとてもかわいく微笑ましい、その面で大満足な作品で、また価格的なことも含めよきものでした。
『艦隊これくしょん』の日々の任務結果は以下の通りです。
-----
【開発】
失敗、15cm3連装砲、失敗、零戦52型
-----
【輸送船3撃沈任務】
○通商破壊艦隊2-2・1回め:輸送船エリア直行・ル級さん+輸送船2大外れ編成任務失敗
○通商破壊艦隊2-2・2回め:分岐北上→輸送船エリア到達・輸送船4当たり編成任務達成
-----
【南西諸島任務(2-2)】
(実施せず)
-----
【1-4出撃任務】
(由良さん・阿武隈さん・能代さん・初月さん・初風さん・藤波さん編成)
○1回め:分岐中央→初戦・完全勝利→分岐北上→ボス戦・敵艦載機蒸発・敵全滅
-----
…輸送船撃沈任務における通商破壊艦隊は、やはり1回の出撃では任務を達成できず…2回めの出撃で出た編成をはじめから出してください。
先日で拡張海域のゲージ破壊が完了しましたので、昨日は残された月間任務のうち1-4への出撃を実施、ここも5-1の水上打撃任務ほどではないながらも運の悪いときには延々あらぬ方向への逸走をさせられてしまうものの、昨日ははじめの出撃でボス確定ルートへ乗れて一安心…。
…ボス戦では敵の艦載機が蒸発しながらもその次の由良さんたちの先制雷撃はその無力化した空母2へ向かい大破止まり、というちょっと非効率なことに…これが他の敵へ向いていれば、あるいは完全勝利もあったかと思うのですけれど…?
これで残された月間任務は2-5への水上反撃任務のみとなりましたけれど、これは南西諸島任務と同時に行いますので火曜日にでも…。
今日は月曜日ですのでまた各種週間任務を消化していきますけれど、メンテナンスもある模様で、何か面倒な新任務がなければよいのですけれども…?
『世界樹と不思議のダンジョン2』は炎のドラゴンがいるっぽいダンジョンの最下層手前まで到達しましたけれど、例によってのんびり全フロアの踏破を行おうと思います。
また、他のダンジョンでも魔物討伐任務が発動しましたので、それらを行っていきます?
…プーカ狩りクエスト、ですか…強肩の巻物と武器を持って行ってそれを投げつけましょう(これをすると他の攻撃では1しかダメージを与えられないプーカの様な相手にも確実に100のダメージを通せます)
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
私も元の作品を知らないのですが、ベースがあるためか、多くの設定と、「バトルものになりそうな要素・気配」があるのに、そうならないで、ほぼ日常モノに徹したのが良かったですね。その分、戦闘能力などの設定は消化不良でしたが……。
元を知ってる人には、日常版スピンオフみたいな感覚だったんでしょうかね?
11話の急激に高騰した百合度をピークとして、10〜12話の百合具合は世間的にも話題になっていました。続編も作ってほしいです。
デフォルメ時に時々、昔の漫画みたいな Θ←こんな目になるのが好きでした。
わざわざのコメント、ありがとうございます…『ひなろじ』は本当にとっても微笑ましくかわいらしい、よき作品でした。
仰られる様に、設定面で消化不良の残るところが結構あり、皆さんの盟約しているフォーリナーのことも全然掘り下げられず背景で終わってしまったのはちょっと残念でしたけれど、尺の問題でしょうか…。
このままよい友情のお話で終わるのかな、というところで終盤で一気に百合的な要素が増しましたけれど、それもあって続きがあれば見守りたく思えます(夕子さんがいないのがさみしいですが…)
デフォルメイラストもかわいく微笑ましいもので…その目は万博さんがそういう感じでしたけれど、楽しく元気な彼女らしい印象を受けよきものでした。