□カタハネ -An' call Belle-
○イラスト評価:★★★★☆(4.2)
○グラフィック評価:★★★★★(4.5)
○システム評価:★★★★☆(4.4)
○内容評価:★★★★★(5.0)
○音楽評価:★★★★★(4.8)
○声優評価:★★★★☆(4.0)
○難易度:★☆☆☆☆(0.5)
○百合度評価:★★★★☆(4.4)
○付加要素(おまけなど):★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★★★(4.6)
こちらは過日届いたものとなり、百合が期待できることから購入をしたものとなります。
こちらはヴィータさんな作品となり、もとは2007年くらい(エンディングを見る限りそのはず…)に出た作品を以前購入しているPCなリメイク版として出たものをさらにヴィータさんへ移植したもの、となります。
内容としましては、人形のいる世界を描いたお話、となるでしょうか。
今作はオーソドックスなノベル系ゲームではありますけれど、色々特色があり、まず一つはいわゆる群像劇というものになっているということ…特定の主人公の視点ではなく、様々なかたがたの視点でお話が進んでいくということで、このあたり以前している『りりくる』もそうなっていた気がしますけれど、あちらは以前フルボイス版をしている『百合霊さん』のカップリングシナリオの様にカレンダーシステムを取っていますので少し違うかも…。
そしてもう一つは2つの物語から構成されている、ということ…一つはメインといえる現代(といっても時代設定は1970年代っぽいですけれど)を舞台にしたシロハネ編、もう一つはそれよりも数百年は過去を描いたクロハネ編となります。
どちらのお話にも人間と同じ様な姿をし考えることもできる人形という存在がおり、こちらが物語に大きくかかわってくることになります。
お話の登場人物、まずシロハネ編は3つのエンディングに至るルートのうち2つのルートはここでのメインキャラのカップリング個別ルートといえます。
一組めは演劇の役者を目指す孤児院出身なアンジェリナさんと、人形であり過去にいた人形なかたと酷似した姿をしているベルさん…こちらはかなり百合的に高く、また非常に微笑ましい関係なお二人となるでしょうか。
もう一組は歴史好きな青年のセロさんと、同じ町で暮らす小説家志望で口は禍の元を体現する存在な女の子のワカバさん…ワカバさんがクロハネ編を舞台にした演劇の脚本を書こう、とされるところから物語がはじまります。
メインキャラとして他にはワカバさんの弟でよくも悪くも普通の男の子といった趣なライトさん、皆さんの旅の途中でひょんなことから加わることになるトニーノさんという便利屋をしている男性とシルヴィアさんという人形調律師な女のかた、といったところ…実は他にも数人、個別視点になるかたはいらっしゃったりしますけれども…?
そして現在セロさんの家で暮らしているココさんという女の子の人形…非常に無邪気でかわいい癒される存在なのですけれど、彼女が今作における様々な事柄に対する鍵を握っています。
…ワカバ、ライトという名前で何か思い出すかと思えば…以前している『スパロボA』に登場した『機甲戦記ドラグナー』のメイン三人組のうちのお二人、ケーン・ワカバさんとライト・ニューマンさんでした(何)
クロハネ編はワカバさんが書く演劇の脚本の元となった史実を描いたものとなっていきますけれど、実は現在伝わる史実とされている歴史は実際にあったこととはかなり、相当に差異があったりします。
その差を見比べるのも今作の楽しさの一つといえますけれど、この過去編は相当な悲劇のお話となっており、泣けるという意味でかなり切なくもよきものとなっています…見どころは陰謀劇の行く末、クリスティナ姫とエファさんの百合な関係など多々ありますけれど、やはり一番は後世に逆賊と伝わるアインさんの真実でしょうか。
先日までにアンジェリナさんとベルさんのルート及びワカバさんとセロさんのルートの2つの個別ルート、そして以前廉価版をしている『アオイシロ』のグランドルートの様な趣である3つめのルートの全てを終え、その3つめのルートのエピローグ後に出現するサイドストーリーを進めていきました。
こちらはサイドストーリーといいつつもかなり長く、そしてココさんの空白の期間を埋めたりと、3つめのルートでもかなり埋められた今作の謎についての補完をさらに強めてくださいます…どうしてワカバさんがドルンの貴石を持っていたのか、ということについてもこの一連のお話で解り(ですので彼女がアインさんを悪役でないかたちで書こうとしたのも…)、伏線は概ね、満足できるレベルで回収されたといってよいかなと思います。
…サイドストーリー、シルヴィアさんがかなりメインになっていたのに対しトニーノさんは出番ありましたっけ…悲しい…(何)
それを終えるとCGなど全て埋まり、トロフィーも全て得られ完全にクリアしたことになります…トロフィーがあると完全にクリアしたかどうかが解るのでありがたいかもしれません?
今作は過去編のお話がかなりしっかりしていますので、現代編でそれがどう繋がっていくのか、その伏線が埋まっていくさまがとてもよく、それに純粋にお話としても先が気になったりするよきものでしたかと…過去編の行く末やココさんに関するお話はかなり泣けてしまいます。
登場人物も皆さん魅力的で、ココさんという素晴らしく癒されるかたはもちろん、百合的な意味だけでなくキャラクターとしてもやはりアンジェリナさんとベルさん、クリスティナ姫とエファさんが大好き…過去編のアインさんやデュアさんもまたとてもよく、ですのでそれだけにお話がどんどん悲劇的展開になっていくのが悲しく…?
…ワカバさんがものすごく癖の強いかたで、ちょっとこちらがつらくなるときもありましたかも…いえ、基本的には明るく元気ないいかたなのですけれど…(何)
その他、今作は百合要素がかなり強めでそれがメインの一つとなっているとはいえ、ワカバさんとセロさん、トニーノさんとシルヴィアさんという男女の恋愛要素もあり、ですので百合のみを求めるかたは少し注意が必要です。
また、今作の移植元は年齢制限ありな作品となっており、そういう作品の年齢制限なしな作品への移植作品って以前している『スズノネセブン!』など私が過去に結構してきているいわゆるギャルゲーの経験上どこにそういうシーンが入るのか解らないくらいになっていたのですけれど、今作はそのあたり結構ぎりぎりの描写まで普通にあり、そして上で触れたとおり百合でないかたがたの描写もありますので、やはり注意が必要かもしれません…それを差し置いても、今作は非常によい百合作品である、と個人的には断言しますけれども。
…実のところ、私は男女の恋愛要素自体はは過去にギャルゲーをしていることからも解る通り(男性が苦手なタイプでない限り)存在しても特に問題ではないのですけれど、一線を越えた描写というのに苦手意識以上の受け付けなさを持っていて、ですので今作の描写でも結構ぎりぎりでした、かも…(ですのでこれより深い描写の入るPC版は手をつけられなかったのです…生理的なものということでお許しください)
イラストはよきものです…そういえば以前している『クオリア』や以前読んでいる『へんてこバスと飴玉くるり』を描かれたかたと同じかたが描かれているご様子です。
グラフィックは背景などかなりきれいです。
システム面について、ゲームはオーソドックスなノベル系ゲームなのですけれど、操作性はかなり良好…メニュー画面でつづきからではなくはじめから、に初期カーソル位置がなっているという以前している『四騎姫教導譚』と同じ過ちさえなければ(何)
内容はかなりよいお話でしたかと…過去編、現代編両者があることによりかなり文句の付けどころのないものになっています。
音楽もかなりよきもの…オープニング、エンディングともに原作と移植版の両方のver.が収録されている様子なのですけれど、オープニングアニメとグランドルートエンディングの演出も非常によく…?
声優さんも問題なくよきものでした…ワカバさんとマリオンさんの声は聴き続けていると疲れますが…(何)
難易度は選択肢によるルート分岐はありますけれどヒントを出すことができます。
百合的には申し分のないものといえます。
おまけとしてはおなじみのCGや音楽鑑賞など一連のものがかなり充実したかたちで揃っています…ヴィータさん版自体にはタペストリーがついてきました。
ということで、こちらはかなり満足、とっても大好きで仕方のない、何だか『百合霊さん』と以前している『ことのはアムリラート』と並んであまりに愛おしく大切にしたいと思えるくらいのものでしたかと…本当によい作品で、上で触れた事情があるだけにこうしてヴィータさん版が出てくださり本当によかったです(そうでなければ手をつけられなかったかと思います…)
『艦隊これくしょん』の日々の任務結果は以下の通りです。
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【開発】
失敗、失敗、15cm3連装砲、46cm3連装砲
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【食材捜索/輸送船3撃沈任務(3-5)】
(サラトガさん・翔鶴さん・瑞鶴さん・羽黒さん・熊野さん・初月さん編成)
○道中(〜第2戦)大破終了:0
○第3戦敵全滅:7(大破終了:0・お米:4・お茶:1・まるゆさんドロップ:1)
○ボス到達:7(お米:1・梅干し:1)
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【食材捜索/西方海域任務(4-2)】
(瑞鳳さん・葛城さん・天城さん・雲龍さん・初月さん・ジャーヴィスさん編成)
○道中大破終了:
○輸送船エリア行き:3(お米:1・お茶:1)
○ボス到達:4(お米:1・海苔:2)
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…昨日はまず3-5へ出撃してみたのですけれど、お茶は1つしか出ず、ボスに至っては7回中2回しか食材が出ませんでした。
やはりどうにも、お米に対し負の感情を抱きかねません…ちなみにこの時点でろ号作戦は完了、梅干しはお茶に較べるとまだ数はありますし、ボスへ進むと艦載機の熟練度がなくなる場合もありますので、今週はもうお茶に狙いを絞ってボスには行かなくてもいいかもしれません?
その様な昨日は運営電文によるとまた食材が出やすくなったらしいので、西方海域任務も兼ねて4-2へも行ってみることに…この際、はじめの分岐を南下した先の潜水エリアで損害を受けることが度々ありますので、アクィラさんのレベルが99に達したこともあり先制対潜攻撃ができなおかつ射程も長い瑞鳳さんを代わって入れ、また駆逐艦のお一人も何も装備しなくても先制対潜攻撃のできるジャーヴィスさんにしてみました。
こちらもやや微妙な結果とはなったものの輸送船エリアでお茶は出ましたので、ひとまずはここと3-5をメインに出撃を実施していきます、か?
『スパロボX』はビビデ・ババ・デブーさんの元に身を寄せているトッドさんのお話から…邪悪なオーラ力が抜けた彼はこれまで世話になったビビデ・ババ・デブーさんに母親に近いものを感じており、また彼女のほうもトッドさんに息子の姿を重ねている部分がありショウさんとの一騎討ちへ赴く彼に秘宝を託したり、後の描写といい、このあたりビビデ・ババ・デブーさんはドアクダー軍団の界層ボスとは思えないほど普通にいい人物にしか感じられない…。
第35話はショウさんとトッドさんの一騎討ちから…邪悪なオーラ力は抜けたもののライバル心や自身の気持ちにけりをつけるためにトッドさんは最後の戦いとして一騎討ちをおこなうことにされたのでした。
こちらは本当に一騎討ちですけれど、双方はじめからハイパーオーラ斬りまで使用可能な気力になっているうえに命中率も(双方ともに)かなり低くなっていますので、こちらが集中を使えば問題ありません。
トッドさんを撃墜するとビビデ・ババ・デブーさんや艦隊が出現、ショウさんの説得によりトッドさんがこちら側として戦ってくださることに…この際トッドさんは律儀に秘宝をビビデ・ババ・デブーさんに返却してしまうのですけれど、この際のやり取りといい、ビビデ・ババ・デブーさんがやはりドアクダー軍団の様な悪役には見えない…。
ただ彼女は無の空間から軍勢を呼び出す魔法を使い、対処方法としてはその力が尽きるか彼女自身を倒すかのどちらか…最終勝利条件として彼女の撃墜となりますけれど、もちろんここは限界まで敵の増援が出現するのを待って全滅させるのを狙います。
敵を全滅させたうえでビビデ・ババ・デブーさんを撃墜すると秘宝は例の如くヒミコさんが奪ったのですけれど、ビビデ・ババ・デブーさんはこれまで使った力の反動で闇の力の暴走に飲み込まれそうになります。
けれど、それを抑えた光の力があり、それはショウさんたちが元々いたというバイストン・ウェルの女王であるシーラというかたの力らしい…ちなみにそのかたは現在リリーナさんたちと一緒に虎王さんの家庭教師をしています(何)
ドアクダーという存在は彼女たちよりもニアさんとマリーメイアさんに何かあると見ているっぽいのですけれど…?
ともかくビビデ・ババ・デブーさんは撤退し戦いは終了、そこに別部隊のかたがたが合流するとなりましたけれど、何とあのシャア・アズナブルが仲間に加わっているといいます。
昨日はそこまででしたけれど、C.C.さんとさやかさん、それに合流したルーさんとセシリーさんと倉光艦長とノインさんが新たにエースパイロットになることができました…ノインさんは一切戦闘では使用していないのですけれど、サブオーダーの力で…(何)
…ショウさんの機体について、ビルバインのほうが武装は豊富なのですけれど、サーバインに乗るとシルキーさんもサブパイロットとなりサブパイロットが二人になりますのでこちらのほうがよい、かも?
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