□この世界の片隅に
○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
○内容評価:★★★★★(4.9)
○音楽評価:★★★★☆(4.0)
○声優評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★☆☆☆(1.5)
○付加要素(おまけなど):★☆☆☆☆(1.0)
○総合評価:★★★★☆(4.4)
こちらはちょっと特殊な経緯で手にしたものとなり、何となく気になったことから手にしたものとなります。
こちらは劇場版な作品となります。
内容としましては、昭和10年代から20年代初頭にかけての広島、呉で暮らす女のかたの日常を描いたお話、となるでしょうか。
お話の舞台はということで昭和初期の頃の広島や呉になり、お話の主人公は広島で暮らしていたすずさんという絵を描くのが好きな、けれどちょっと…いえ、かなり抜けたところのある、以前読んでいる『スケッチブック』の空さんに通じる印象を受けるかたとなります。
彼女は当初広島で家族と一緒に暮らしていたのですけれど、1944年、昭和19年に18歳のときに呉で暮らすかたのところへ嫁入りすることになり、昭和21年くらいまでの彼女を中心としたかたがたの日常生活が描かれていきます。
1944年という時代背景から解る通り、今作はいわゆる第二次世界大戦、太平洋戦争、大東亜戦争と呼ばれる戦争の時代を描いたお話…。
お話はあくまですずさんを中心としたごく普通の生活をするかたがたの日常を描いていくのですけれど、その日常が戦争により徐々に苦しくなっていくさまが非常に切なさを感じさせます。
特にお話の後半、呉に大規模空襲が起こって以降はすずさんも周囲のかたがたもかなり苦しい日々になってしまい、極めつけとしては…亡くなってしまうかたももちろん出てしまうわけですけれども、残されたかたがたはそうしたことがあっても生きていくことになるわけで、その生きざまは涙なしには見られないかもしれません…?(そこまでお話を持ってきたうえでの最後の最後の孤児のお話はちょっと反則、かも…/何)
その他、呉が物語の主要舞台ということで、大和をはじめとした軍艦が登場したりし、中でも重巡洋艦青葉が結構重要な役割を担ったりしていて、その姿も見ることができたりと、『艦これ』をしていたりする身としてはそこもちょっと興味深くもあって…?
また、どうも今を生きるかたがたには断絶してしまっている気のする昭和初期の日本の日常、生活の風景を見ることができ、その点でも興味深いといえます。
イラスト…作画はよきものです。
お話のほうは後半を思うと前半の何気ない生活風景も切なく見えてしまいそれだけに普通の生活の大切さを感じさせられますけれど、ともかくかなりよい作品です。
音楽のほうもよきもの…コトリンゴさま、ですか…(何)
声優さんも問題なくよきものです。
百合的には一切ないですし気にする必要もない作品…のはず、なのですけれども、なぜかそこはかとなく感じた様な気も、しなかった気も…(何)
おまけとしてはブックレットがついてきました。
ということで、こちらはかなりよき映画でしたかと…以前観ている『きみの声をとどけたい』もかなりよい作品でしたし、普段原作やTVアニメ版を購入しているわけでもない劇場版作品というものもちょっと気にしたほうがいいかも、です?
また、その様な先日はこちらのコミックも読んでいました。
□ふたりモノローグ(4)
■ツナミノユウさま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★★★(4.5)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは過日色々なものとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『STARTING GATE!』と同じものとなります。
こちらは実写ドラマ化されたといいます。
内容としましては、対照的なタイプに見えるお二人の関係を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第3巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻でも相変わらず会話がかみ合っておらず微妙にすれ違っている、けれどそれでも距離は確実に縮まっているお二人と周囲のかたがたを描いていきます。
この巻ではひなたさんが弘美さんが実は、ということに気付くのですけれど、この弘美さんを巡る三人はやはり致命的なほどに会話かかみ合っておらず、それでも2学期には多少の距離が縮まった様子も見られ…?
そうした中で季節は巡り1学期も終わりを迎えるのですけれど、みかげさんは終業式の日に一大決心をし…でもそれは達せられず、夏休みの序盤はもうどうしようもない日々を過ごしていました。
その様な中、ひかげさんが夏期講習を受けているということを知った彼女は自分もそれを一緒に受けることにし、そこから二人での夏休みの日々がはじまります…眼鏡をかけた彼女を見た際には、浴衣姿を見た際の様な反応、つまり死亡に至る事態を危うく見せそうになり…。
花火大会では己の心の中にいる闇を振り払うことができた様子で、幾分迷いが吹っ切れた様子…また、やはり由依さんや洸さんなど周囲のかたがたも面白いです。
…今回は日誌のタイトルにはできませんでしたけれど、巻末には例によって『モノローグ殺人事件』なる謎のおまけ漫画が収録されています。
イラストは悪くありません。
百合的にはメインのお二人などなかなか悪くありません。
ということで、こちらはよい意味で相変わらずといったもので、続きも見守りましょう…実写版のDVDが出ているそうですけれど、さすがに購入はしなくてもよいですよね、ね…。
『艦隊これくしょん』の日々の任務結果は以下の通りです。
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【開発】
15cm単装砲、41cm連装砲、15cm3連装副砲、14cm単装砲
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【空母3/輸送船3撃沈任務】
○潜水艦隊2-3・1回め:分岐北逸走→ボス逸走・空母2撃沈
○潜水艦隊2-3・2回め:分岐東進→分岐北逸走→輸送船エリア行き・輸送船2のみ撃沈任務失敗・空母3撃沈任務は完了
○潜水艦隊2-3・3回め:分岐東進→分岐北逸走→ボス逸走・任務失敗
○潜水艦隊2-3・4回め:分岐北逸走→ボス逸走伊504さん大破伊401さん小破・任務完全失敗
○通商破壊艦隊2-2:輸送船エリア直行・輸送船4編成損害あり任務達成
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…そろそろろ号作戦後の1-5出撃任務を行おうと思ったのですけれど、昨日は空母撃沈任務が発動してしまい、そちらを実施することになってしまいました。
さすがに今日はそういった任務は発動しないはずですので、そちらを…いえ、そういった任務が発動したとしても、今日行わなければ時間切れになりますので行いますけれども…。
その潜水艦隊は先日も輸送船5撃沈任務で2-3へ出撃しているのですけれど、はじめの出撃がどうしても不要な場所への逸走になってしまい空母3と輸送船3撃沈任務の同時達成不能にされてしまい、その後も潜水艦隊を派遣してみるものの逸走を連発され最後には大損害と、正直に言ってうんざり、げんなりさせられました。
ここくらいの海域ですら羅針盤とかいう存在に翻弄されてしまうのですから、やはり南西諸島海域での任務は極力実施しないに限ります。
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