2018年10月08日

世界樹の迷宮X

先日クリアしましたゲームの感想です。
よきものでした
□世界樹の迷宮X
 ○イラスト評価:★★★★★(4.6)
 ○グラフィック評価:★★★☆☆(3.4)
 ○システム評価:★★★★★(4.9+)
 ○内容評価:★★★★★(4.9+)
 ○音楽評価:★★★★★(5.0)
 ○声優評価:★★★★☆(4.4)
 ○難易度:★★★★★(4.5)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○付加要素(おまけなど):★★☆☆☆(1.5)
 ○総合評価:★★★★★(4.6)

こちらは過日届いたものとなり、好きなシリーズの作品ということもあり購入をしたものとなります。
機種は3DSとなり、以前第5作をしているシリーズの作品となり、以前している『世界樹と不思議のダンジョン2』も派生作品ということになります。

内容としましては、世界樹を探検する冒険者になるお話、となるでしょうか。
と、説明が上で触れた過去作と同じとなりましたけれど、基本の基本的なところは同じ、といってよいかなと思います。
つまり世界樹のある街にプレイヤーの所属するギルドを立ち上げて冒険者を登録し冒険をしていく、というものです。
そして、今作は3DSで出る最後の『世界樹』シリーズらしく、過去作の集大成的作品となっているっぽい…タイトルの『X』は第10作という意味ではなく「クロス」、つまり過去作をクロスさせた作品、という意味を持っています。
無印から『4』までの世界樹は今作と同じ世界にあり、それら作品に登場したキャラクターも登場する、とのこと…『5』は別世界のお話ですので登場しませんけれども…。
以前している『スパロボX』に今作と、今年は妙に『X』がタイトルにつくよきゲームと縁があります?

基本的なゲームシステムは『5』同様…キャラメイクシステムも『5』を踏襲しているのですけれど、外見の選択肢がかなり多くて、それに声も十分なものが用意されていますので、好きなキャラクターを再現して冒険したいという思いの強い私の希望にかなり合致してくださっていました。
パーティ編成としては以前のアサミーナさんとかなさまの放送で触れたとおりで、このパーティで変更することなく最後まで進めることができましたので、爆発力や状態異常等の臨機応変さはないもののバランスの取れたパーティになっているのではないでしょうか。
…そのアサミーナさんとかなさまの放送で触れている通りアサミーナさんとかなさま、すみれさんと里緒菜さん、そしてティナさんの再現度はかなり高く、それだけで冒険を非常に楽しくさせていただけました(『世界樹と不思議のダンジョン2』みたいに皆さんの姿をしたミニキャラが走り回るのもとってもよいのですけれども、やはり外見の選択肢が多く声もつく、というのは非常に大きくって…)

物語のほうは『5』や『世界樹と不思議のダンジョン2』においてストーリーがかなり薄く、冒険メインでストーリーは二の次のものになっていましたので期待していなかったのですけれど、それらよりはかなりしっかりしたお話になっていました…普通にストーリーも悪くないものになっているのではないでしょうか。
ただ、キャラクターは多く出てきましたのに、実際にパーティに加わって戦ってくださるのは序盤のダンジョンのカリスさんのみ、という少々さみしい事態…ヒーローな職業の残像に配慮した、ということなのでしょうか…。
…『5』では種族の固有スキル等によりダンジョン中のイベントに差がつけられており、今作はそれがなかったので、キャラクターの個性の面では『5』のほうが上かもしれません?

戦闘の難易度は相変わらずでして、こちらがよほどレベルを上げていない限りはFOEやボス戦は楽勝、ということはまずないかと思われます…ダンジョンも後半はややややこしくなってきますけれど、『5』の最後のダンジョンみたいなワープ地獄はなかったのでまだましなレベルかもしれません。
また、『5』では難易度はEXPERTとBASICの2段階だったのですけれど、今作は上と下にHEROICとPICNICと1つずつ増え4段階に…『5』をBASICでしていましたので今作もそうしましたけれど、職業をずっと固定で好きなものでいきたいならばこれで限界な様な気がします?

その様な今作、先日までに全てのダンジョンの踏破は完了していましたので、あとは最後のダンジョンのボスに挑むのみ、となっていました。
そこにはかつてヨルムンガンドを封印し、世界樹の力によりその身が朽ちることなく存在、けれども今ではヨルムンガンドに意識を乗っ取られてしまっている様子なかつてのレムリアの姫が存在し、それと戦うことになりました。
『5』の最期のダンジョンのボスの星喰は1ターンめからこちらを即死させるダメージの攻撃をしてきたのですけれど、こちらは属性攻撃ですので防ぐことが可能…以降も、慎重に対処していけば壊滅的なことにはならず戦うことができました。
途中、相手のHPが異様な単位で回復することがあるのですけれど、これは前ターンにこちらの攻撃でダメージを与えた分の10倍程度で回復させられている様子…幸い、それを行う動作は確認できるので、それが確認できたターンは攻撃を一切しなければ問題なく、このあたりも星喰よりやさしくなっています。
…展開としては結構つらい展開に見えるのですけれど、その姫の魂自体はすでにないっぽく一切台詞なしで終わったのでまだよかったかもしれません?

星喰は結局1周めでは撃破できなかったのですけれど、今回は撃破に成功…すると世界樹のミなるものが得られ、それを持って改めてヨルムンガンドへ挑むことになります。
そのヨルムンガンドは以前戦った際よりも強くなっており、こちらが本当に最後の敵、といえそうな存在に…それでも、基本的な攻撃ははじめに戦った際と変わりませんので、油断をしなければ撃破のできるお相手になっています。

それを倒すと、ヨルムンガンドは朽ちていき新たな世界樹の礎になっていきます。
これで冒険は完全に終了し、エンディングが流れるのですけれども、その後ゲームを再開しアイテムとモンスター図鑑が完成したことを伝えると改めて別の、スタッフロールのみのエンディングが流れることに…いえ、別によいのですけれども…。
…エンディングははじめにヨルムンガンドを撃破した際、改めてヨルムンガンドを撃破した際、そして全ての図鑑を完成させた際の3回流れることに…3番めのものは完全におまけですけれども…。

完全クリアということでもうすることはないわけですけれど、今作も『5』の様にクリアデータを引き継いで2周めを行うことができます。
また、最大レベルである130でキャラクターを引退させることにより初期状態よりも能力値がスキルポイントをupさせた状態で新たなキャラクターを作れるはずですので、それを行いさらに休養でレベルを1まで下げた状態で2周めを行おうかなと思います。
その際、19もある職業をどうしようか非常に悩むところ…2周めははじめからサブクラス設定が可能ですので回復職はサブにつけておけば問題ないわけですけれど、でも現状のパーティでも非常に安定していて、でもでも19も職業があるのですから別のものを使ってみるのも面白そうで…?
上で触れたアサミーナさんとかなさまの放送でも触れましたけれど、現状のパーティ構成としては…
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○アサミーナさん:(メイン)ドクトルマグス+(サブ)ヒーロー→攻撃・回復を兼ねた魔法剣士、敵が状態異常時にはさらに攻撃に本領を発揮できます
○かなさま:(メイン)レンジャー+(サブ)メディック→冒険の補助や回復を行う弓使い、攻撃も意外と多彩かつ強力
○すみれさん:(メイン)セスタス+(サブ)ハイランダー→部位封じ・麻痺攻撃を拳で行うかた、攻撃力自体は控えめ
○里緒菜さん:(メイン)ゾディアック+(サブ)プリンセス→属性攻撃と攻撃防御補助を行うかた、ボス戦時にはかなりやることが多め
○ティナさん:(メイン)ブシドー+(サブ)ガンナー→攻撃の要
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以前第3作をしている『七竜』準拠、あるいは物語上の設定ならばむしろアサミーナさんが刀使いでティナさんが魔法剣士になるはずなのですけれど、『5』からの印象としてお二人の武器は逆になっていますので、そこはもうそのままで…(何)
この中で変更の余地がありそうなのは…かなさまとすみれさん、もしくは里緒菜さんになりますけれど、でも部位封じがなくなったりすると戦術が破綻しそうで、やはりあまり変更は考えられない、かも…(アサミーナさんの職業はメインとサブを逆にしたほうが、とも思えるのですけれど、そうするとTP不足が懸念され、また個人的には残像がかえって邪魔になることがあるので使用しませんので…)

イラストはよきものです。
グラフィックは『5』同様で問題ありません。
システム面はキャラメイク要素は十分、冒険面もよきものです。
内容のほうはやはり冒険要素は楽しく、そしてストーリー面も『5』などよりもずいぶんよくなっていました…イメージに合致したあさかなやすみりお、ティナさんで冒険できるのは非常に大きく、それで個人的評価が大幅に上がっています(何)
音楽はさすがよきもの…過去作からよい曲を持ってきているところも大きいです。
声優さんもキャラクターに選択できるもの、その他ともによきものです。
難易度は相変わらずではありますけれど、難易度選択は可能ですし、また『5』では1周めでは撃破できなかった最後のボスを撃破できまた最後のダンジョンの複雑さも緩和されていたので『5』よりは簡単、かも…?
百合的にはパーティの皆さんで妄想程度、でしょうか。
付加要素…一応クリアするとBGM鑑賞モードが開放され、その他タペストリーがついてきました。
ということで、こちらはやはり楽しく満足できるもので、2周めも楽しんでいきたいところですけれど、職業をどうしようか悩ましいところ…そしてこのシリーズも3DSではもう出ないとのことで、今後はどうなるのでしょうか…。
…このシリーズに限らず、もう携帯ゲーム機は終焉を迎えているっぽい…今作みたいな自由にキャラメイクをして好きな皆さんで冒険したりするゲームをしたいのですけれど、もうそういうものはないのでしょうか、何か過去作でよきものを見つけるしかないのでしょうか…(ひとまずは『世界樹』シリーズの過去作を使用かなと思いますけれど、声がないのですよね…むぅ)


また、その様な先日はこちらのコミックを読んでもいました。
こちらもよきもの…
□晴れのちシンデレラ(11)
■宮成樂さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.8)
 ○内容評価:★★★★★(4.8)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★★☆(4.4)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『今日のノルマさん』や『鬼桐さんの洗濯』『なぎさ食堂』などと同じものとなります。
作者のかたは以前読んでいる『晴れのちシンデレラmagical』を描かれたかたとなります。

内容としましては、かつては貧乏暮らしでしたお嬢さまと周囲の皆さんの日常を描いた4コマ、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第10巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻でも晴さんと周囲のかたがたの微笑ましくも楽しい日常が描かれており、笑えるという面と心あたたまり泣けるという両面でよいお話となっています。

ですのでやはりよい意味で特筆すべきことはなかったりするのですけれど、晴さんの弟のあたるさんは常識人に見えてやっぱり晴さんの弟ですね、と思わせられるシーンが多々あり…芋の夢を見たり泥団子を作るお話など色々な意味でよきものです。
まさにあの姉にしてこの弟、というところで、それはもちろんよい意味でです。

イラストは悪くありません。
百合的にはやはりそこはかとなく感じられるところもあり…?
ということで、こちらはやはり安定してよきもの…きらら系でない4コマ作品で長く続いている作品、というと今作と以前読んでいる『あいたま』が思い浮かぶところで、どちらもとてもよい作品ですので本当に長く続いてもらいたいものです。


その様な昨日は先日届いたDVDたちのうち『はるかなレシーブ』の第1巻を観てみました。
こちらは前期、つまり夏のアニメ…この題材でしたら放送するのは夏以外にはないので当然、といえるでしょう(何)

第1巻は『エースなんて必要ないの』ということで、主人公のはるかさんがビーチバレーと巡り会うお話…。
はるかさんは親のお仕事の関係で沖縄にいる祖母の家に引っ越すことになり、そこで従姉妹のかなたさんと久しぶりにお会いするのですけれど、はるかさんがかなり長身なのに対しかなたさんは低めと結構差がついていて…?
沖縄の海にはしゃぐはるかさんなのですけれど、ビーチバレーをする二人の女のかたを見て興味を持つことに…その二人に勝負を挑まれ応じるもののもちろん初心者のはるかさんは敵わず、でもリベンジを要求、1週間後に再度勝負することになりました。
その二人は実は高校生のチャンピオンでありかなたさんは無謀な勝負を止めようとしたのですけれど、はるかさんはその説明の余裕すら与えず…そのかなたさんはそのお相手のお二人のうちのお一人と因縁があるご様子で…?

第2話は『私を信じて』ということで、そのお二人との再戦へ向けてのお話…。
ビーチバレーの経験のあるかなたさんがコーチとなってはるかさんの練習を行うことになります。
そのかなたさんの過去が明らかになっていくのですけれど、彼女はかつてお相手のお一人な成美さんとペアを組んでおり、けれど身長差が要因でやめることにしたという過去があり、現在でもそれがトラウマになっているご様子…。
試合当日、そのトラウマがかなたさんを縛ってしまうのですけれど、はるかさんの言葉でそれを打ち破りレシーブを返すことに成功、試合に勝つことができかなたさんは吹っ切れることができた様子です。
けれど、ペアを組んでいた自分ではなくはるかさんがそのきっかけを与えたことについて、成美さんはやはりショックでもあり…。
ともあれ、これをきっかけにはるかさんは本格的にビーチバレーをはじめる決意をされたご様子で…?

ということで、前期のアニメでありまた以前原作を読んでいる今作をはじめて観ることができましたけれど、やはり原作同様のよいスポーツものになっており、はじめの2話だけでもその面白さが十分伝わるよきものとなっていました。
そう、原作は読んでいるのですけれど、アニメを観て感じたのは…はるかさん、思った以上にお調子者ですね、ということ…(何)
また、舞台は沖縄なのですけれど、そちらの描写も結構しっかりしていそうで、以前観ている『はいたい七葉』同様に沖縄のご当地アニメ、ということもできそうな雰囲気があり…?
作画も問題なく、何も心配なく観ることができそうな印象…第1話にオープニングやエンディングがないというのはよくあることですけれど第2話にもなく、もしかすると今作は今後もオープニングやエンディングが存在しない、とか…?
また、DVDのジャケットやブックレットがもしかしたら今までで一番かもしれないくらい爽やかさを感じさせるデザインなのも好印象…続きも楽しみにしましょう。
この記事へのコメント
失礼します。

「はるかな」にもちゃんとOPとEDはありますので、ご安心を(歌詞もいい感じですよ〜)

まあ、今後も変則的な構成の回もありますが、それはお楽しみにということで。

ともかく、かなたの過去などのわだかまりもありながら、基本は原作同様、前向きなスポーツ百合となっていますから、じっくり楽しんでくださいね。
Posted by おーらんどー at 2018年10月09日 05:36
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