□シノハユ the dawn of age(10)
■小林立さま(原作)/五十嵐あぐりさま(作画)
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★☆☆(4.0)
こちらは過日色々なものとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては他には持っていないものとなります。
作画担当のかたは以前読んでいる『阿知賀編』の作画などをされたかたとなります。
こちらは以前読んでおり度々アニメ化されそれと一緒に読んでいるものなどスピンオフ作品も多々出ている作品のスピンオフの一つとなります。
内容としましては、麻雀で繋がった関係な女の子たちを描いた作品、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第9巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻では県大会団体戦決勝戦の趨勢から描かれていくのですけれど、そこには椋千尋という化け物がおり、まさに圧倒的な力で部長さんを含む他の対戦相手を叩きのめしてしまい、全国大会出場を逃してしまいます。
その後の皆さんの様子がやはり正統派のスポーツ部活ものの雰囲気を出していて泣けます…。
さて、団体戦は敗退したのですけれども、個人戦に慕さんと閑無さんとはやりさんが出場されますので、それへ向けての活動などが描かれていきます。
そうして迎えた個人戦、三人は順調に勝てている様子ながら、ついに慕さんは椋千尋なる化け物と相対することになり…他のお二人も十分強いかたで、今巻はそこまでとなりますけれども慕さんはわくわくされているご様子で…?
イラストはなかなかよきものです。
百合的にはどうでしょうか、そこはかとなくある様な気も少しだけ…?
ということで、こちらもなかなか面白い作品で、続きを見守りましょう。
『世界樹の迷宮4』は第3迷宮の最奥、何とかウロコを凍らせることに成功…するとホムラミズチの動きが完全に停止、
背後を取ることができる様になりました。
ということでそちらとの戦闘…今作は以前している『5』や以前『X』と比較し毒のダメージが大きくそれを一列攻撃でしてくるこの敵はかなりきついのですけれど、ただ脚を封じればそれを阻止でき、それが成功しましたのでそこまで厳しい戦いにはならずにすみました。
戦い終わるとワールウィンドなるこれまで度々現れた冒険者(と思われた人)が現れ、巨人の心臓のありかを示しそれを入手…さらに奥には先の大地へ進むための石板があるはずだったのですけれど、それはなくなっていました。
巨人の心臓を持ってイクサビトの里へ戻ると巫女のかたとそれの力でイクサビトの里の病気は回復、今回の事態にはアサミーナさんたちやイクサビトだけでなくタルシスの冒険者やウロビトも協力していたといい、皆さんで宴が開かれることになりました。
ところが、その宴の裏でワールウィンドなるかたは巨人の心臓とともに巫女を連れ去ってしまい、その後を追うことに…かのかたは石板をこっそり入手していた様子でさらに先の大地へ向かってしまい、アサミーナさんたちも後を追って第4大地へ向かいます。
荘厳なBGMが流れるそこは帝国なる存在が支配する領域であり、アサミーナさんたちの気球はその艦隊に包囲されてしまいます…帝国は辺境伯との対話を望んでいるといい彼を指定場所へ連れてくる様に言われ、他にどうすることもできないため一度街へ戻ることになります。
事情を説明すると辺境伯はそれを了承、またキバガミさんも協力してくださることになりウーファンさん同様にギルドに登録されるとともに、モノノフというクラスが開放されます。
こちらは刀と槌を使用可能な前衛職ということで、槌がメイン武器ながら攻撃スキルが不足気味なフォートレスのティナさんにつけてみることに…これまでの『世界樹』シリーズではティナさんの使用武器になり続けていた刀は今作では出番なし、でしょうか。
…クラスはあと1つ分の枠があり、下で出てきた帝国、そしてパッケージ裏のイラストから『X』にあったインペリアルという職業が出てくるのはほぼ間違いないでしょう…このインペリアルの外見は『X』でティナさんか里緒菜さんの候補になったものですので今作ではじめからあれば(里緒菜さんは外見、クラスともにスナイパーで問題ないので)ティナさんの職業として選択されたでしょうけれど、途中からとなると引退しかなくって、そうなると2周め以降でしか使えないかなって…?(ただ、ミスティックやモノノフが得られたタイミングである程度のレベルまで自動的に引き上げられるアイテムが得られましたので、インペリアルが得られた際にもそういうアイテムが人数分あり、そしてインペリアルがフォートレスよりも使い勝手がよさそうな場合は引退して外見とクラスを変更してしまう、というのもありかもしれません?)
辺境伯を連れ指定地である小迷宮へ赴くとワールウィンドなるかたが出迎えてきます…彼は元は帝国の軍人だといい、巨人の心臓と巫女を入手すするために暗躍していたといいます。
また、帝国の皇子が現れ辺境伯と会合を持つものの、交渉は決裂、辺境伯は怒って帰ってしまいます。
そのときに聞けた話では帝国はかつて世界樹を創った人類の末裔であり、現在彼らの暮らす地は滅亡に瀕しているといい、その枯れた大地を蘇らせるために世界樹の力を用いようとしているといいます。
その力の発現に必要なのが巨人の心臓や巨人の心だという巫女だといい、ただその力の発現を行うと副作用なものとしてイクサビトの里に蔓延した病気が周囲全体に発生、ウロビトやイクサビトは生きていけないだろうといいます。
帝国は同じ人間であるタルシスには協力をしてもらおうとしたらしいながら辺境伯はウロビトやイクサビトを犠牲とするのをよしとせず決裂したというわけで…?
…ちなみにタルシスの人類と帝国の人類はこれまで完全に隔絶されており、ウロビトやイクサビト同様にこれまでそんな存在があるとは全く知られていない存在ということになります。
巫女は現在別の小迷宮にいるといい、そこへ向かうのが目的となりますけれど、ただ現状では気球の高度が不足しており、それを何とかするためにさらに別の小迷宮へ赴かなければならないといいます。
さらにクエストではじめの小迷宮関連のものも出現しましたし、しばらくは小迷宮探索になりそうです?
ちなみに通常戦闘のBGMがこの第4大地の小迷宮から変化…『5』も第4階層から戦闘BGMが変化しましたし、今作も第3迷宮を終えたということで中盤に差しかかってきたのかもしれません?(第3迷宮終了で中盤とははやすぎる、と感じるのは14迷宮も存在した『X』をしてしまったからでしょうか)
…それにしても今作、結構ストーリーが濃いめでしっかりしていて少し驚いていますかも…いえ、だって、『X』はまずまずでしたけれど、今作と『X』との間に位置する『5』(と以前している『不思議のダンジョン2』)がほとんどストーリーのないものでしたから…(『5』でストーリーらしいストーリーはリリさんとソロルさんの第3階層くらいでしたけれど、あれもかなり薄味でしたし…)
冒険メインの作品ではありますけれど、やはりストーリーもしっかりしていたほうがより楽しいです(ただゲームシステムの充実度を勘案すると差し引き『4』と『5』は同じくらいになります、かも?)
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