□きみが死ぬまで恋をしたい(1)
■あおのなちさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
○総合評価:★★★★☆(3.8)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、百合が期待できそうなことから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『ゆりこん』や『月が綺麗ですね』『デミライフ!』などと同じものとなります。
内容としましては、兵士養成学校に通う女の子を描いたお話、となるでしょうか。
舞台となるのは身寄りのない子供が通うことになる、孤児院ともいえる学校なのですけれども、けれどもこの学校は同時に国戦用魔術兵器育成機関と呼ばれる場所であり、人間が元来持っている魔法という力を利用し戦うための訓練を行うことになります。
さらには学校といいながらも生徒は実戦に召集されることもあり、そして召集先で戦死し戻ってこないこともあるという過酷な場所…生徒はその生い立ちから単なる兵器として扱われている節があります。
お話の主人公はその様な場所に通うトツキ・シーナさんという14歳の女の子…ごくごく普通のかたなのですけれど、そうであるがゆえにこの様な環境にはなかなか適応できず、さらには寮でルームメイトでしたかたが戦死してしまいかなり気が沈んでしまいます。
その様な中、彼女は不思議な女の子と出会うのですけれど…?
その女の子はカガリ・ミミさんというかなり幼い印象を受けるかた…実際無邪気で子供そのものな性格です。
そのミミさんはどの様な戦場へ赴いても多大な戦果を上げ無事に帰ってくる不死の伝説を持つ存在で、それまでどこのクラスにも所属していなかったのですけれどなぜか突如シーナさんのクラスへ編入してきて、さらにシーナさんのルームメイトになってしまいます。
平穏な生活を望むシーナさんはこの突然の変化にかなり戸惑うことになり…?
その他登場人物としましては、教師やクラスメイトのお二人が目立つくらいでしょうか…後者のお二人はお付き合いをしている様子があり…?
お話のほうは、その様な物騒な学校を描いたお話…。
軍関係の学校のお話といえば以前読みました『行進子犬に恋文を』が思い浮かびますけれど、あちらは士官学校である上に平時であるのに対し今作は末端兵士どころか兵器扱いのかたがたの、しかも戦時なお話ですのでかなり物騒なことになっています。
そして魔法のある世界観でもあり、むしろ下で触れる作品のほうが近しいくらい…かなり欠損した身体を修復できる、という描写がどちらでも見られましたし(何)
その様な中でシーナさんとミミさんのお二人が出会い、どう関係を築いていくのかを見守るお話ですけれど、まだまだお二人は出会って間もなく、このあたりは続きを引き続き見守りたいところです。
イラストはなかなかよきものです。
百合的にはメインのお二人についてはこれから、といったところ…。
ということで、こちらは思いのほか物騒なお話ですけれど、見守っていきましょう…あとがきでこちらの作者さまの同人誌の再録集な単行本紹介があり百合なお話も紹介されていましたけれど、ただ全ジャンルばらばらだといいますので改めて探して購入、ということはしなくてよさそうです?
また、同時にこちらも読みましたので…。
□剣士を目指して入学したのに魔法適正9999なんですけど!?(2)
■年中麦茶太郎さま(原作)/iimAn&惟丞(Friendly land)さま(作画)/りいちゅさま(キャラクター原案)
○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★★☆(3.8)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『艦これなのです!』や『孫子のアイドル兵法』『みくり学園スイーツ部』などと同じものとなります。
こちらはノベルが原作となる模様です。
…上の作品同様に魔法のある学校のお話、ということで一緒に読んでみました(何)
内容としましては、冒険者養成学校に入学した女の子を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻ではローラさんがシャーロットさんやアンナさんと友情を深めていったりするさまが描かれていき、そのあたりは年齢相応の姿を見せます…また、シャーロットさんとアンナさんはそれぞれに結構ローラさんのことを気にかけている様子が見られ…?
後半では校内で戦闘能力の強さを競う、戦士・魔法学科混合のトーナメント戦が行われることに…。
シャーロットさんはこの日のために厳しい修行を行い、ものすごい実力を身に着けローラさんと決勝戦で相対するのですけれども…?
やはりローラさんがあまりにも強すぎてそのあたりちょっと微妙なのですけれども、それに対し努力し追いつこうとするシャーロットさんやアンナさんがよろしく…どちらかというと後者のかたがたに感情移入をしてしまいます(私も物語でつい主役のかたを最強キャラクターにしてしまいがちかもですし、気をつけないと…/何)
やがて夏休みを迎える…のですけれど、何やらローラさんに一大事態が起こったらしく…?
…その他、カバー下(ではなくカバー裏)には書き下ろしのノベルがついています。
イラストはなかなかよきものです。
百合的にはローラさんへ対するシャーロットさんなどが悪くなく…?
ということで、こちらはタイトルがちょっと(いえ、はっきり言うとかなり)気持ち悪いですけれど、悪くないものですので引き続き見守りましょう…広告チラシには大量の異世界コミックなるジャンルの単行本紹介があり、今も昔もファンタジーな作品は人気ということなのでしょうか。
…上の作品とは魔法のある学校のお話という共通点から一緒に読んでみたのですけれど、こちらも上の作品同様にかなりの身体の欠損を魔法で修復できるというこれまた似た、けれどなかなかにきつい描写があるという意外な共通点もあり、一緒に読んだのは間違いではなかった様子です?(何)
『きみはね』は続編である『きみから』へ…こちらはゲームをスタートすると『きみはね』同様にプロローグを選択することになるのですけれど初期から4つのうち3つが開放されています。
そしてその3つは3人のカップリング3つでして、まずは陽菜さんと文さんを選択してゲームを開始したのですけれど、そこの選択肢が全てでありゲーム本編には選択肢はなくお話が進んでいきそうです?
その様な『きみから』はもちろん『きみはね』の続き…クリスマス直後からお話がはじまるのですけれど、学生寮で3人部屋でした皆さんのところに新しいルームメイトがやってきます。
そのかた、聖夜子さんも加えた皆さんの日常が描かれていくわけですけれど、言うまでもなく彼女は…?
こうなると『きみはね』では彼女視点だったと納得できる台詞以外の三人称視点ですけれど、こちらは彼女が普通に人間として生活する様になりましたので、また少し謎になってきます…こちらも彼女視点っぽい文章には見えるのですけれど…?
そしてときどき発生していた謎の電撃はやはり演出でした様子…ともあれ、やはり微笑ましくよいお話ですので、引き続きのんびり見守りましょう。
…陽菜さんカップリングの際と倫さんカップリングとの際とで文さんがかなり雰囲気が変わります、かも…?(何)
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