2019年03月05日

少女☆歌劇 レヴュースタァライト

先日観ましたアニメの感想です。
よきものでした
□少女☆歌劇 レヴュースタァライト(1〜3/写真は第3巻のみ)
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.2)
 ○内容評価:★★★★★(5.0)
 ○音楽評価:★★★★★(5.0)
 ○声優評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.5)
 ○付加要素(おまけなど):★★★★☆(3.5)
 ○総合評価:★★★★★(4.7)

こちらは先日届いたものとなり、色々と気になったことから購入をしたものとなります。
こちらは以前コミカライズ版を読んでおり、またそのコミカライズ版とともに観ている通り舞台にもなっており以前その舞台版のコミカライズ版も読んでいるものとなります。

内容としましては、舞台少女を目指す女の子たちを描いたお話、となるでしょうか。
と、やはり説明が上で触れたコミカライズ版とほぼ同じとなりましたけれど、今作のコミカライズ版がそれなのですから当然そうなるわけで、ですので詳細な説明は省略をします。
ただ、やはり皆さんが目指しているものは「舞台少女」になりますので、そこは変更…それを目指す中で皆さんは謎のキリンのオーディションに参加することになる、というのが今作のお話となります。
結局このキリンが何者なのかというのはよく解らないうちに終わってしまいます…そのキリンのオーディションはかなり現実離れしたものとなっていますけれど、そこはそういうものだとしてお話の勢いを素直に楽しむ作品といえます。

個々のお話について、第2巻収録までのお話はそれぞれを観たときに軽く触れていますのでそちらも省略をして、昨日観てみた第3巻収録のお話についてのみ触れていきます。
なお、今作は1巻に4話収録という以前観ている『アンジュ・ヴィエルジュ』あたりと同様の形式になっています。

第9話は『星祭りの夜に』ということで、世界がななさんの手を離れていくお話…。
ひかりさんが登場、そして本来彼女の登場に合わせて運命の舞台を降ろされたはずの華恋さんが舞台に飛び入り参加したことによりこれまで永遠に同じ時を守ってきたななさんの世界が崩壊していきます。
その変化に対するななさんの様子が非常に危うい雰囲気なわけですけれども、これまで強い意志のもと、大切な想い出と皆さんを守りたいとやってきたことですから、そうなるのも仕方のないところで…?
そしてななさんは華恋さんとのレヴューで敗北、それでもその後の純那さんとのやり取りで気持ちを取り戻すことができたご様子なのでした。

第10話は『されど舞台はつづく』ということで、オーディション最終日を迎えたお話…。
最後へ向けて気持ちを整える皆さん、華恋さんはひかりさんとともに(まひるさんに部屋を追い出されたこともあり/何)かつて二人で約束をした東京タワーへ行くのですけれど、そこでのひかりさんの様子に多少の違和感を覚え…?
そうして迎えたレヴューですけれど、華恋さんの飛び入り参加により日程調整が必要になったということで、最後は商社になる可能性のある4人が二人ペアを組んで対戦するという変則形式をとることになりました。
組み合わせは華恋さんとひかりさん、そして真矢さんとクロディーヌさんの2組…他の皆さんは観客として見守ることになりました。
この際の真矢さんとクロディーヌさんのやり取りがライバルを超越したものとなっており非常によく…あぁ、これはこのお二人のカップリングな同人誌が出ても当然といえるもので、あるいは今作で一番百合的に濃いお二人かもしれません(何)
この対戦で華恋さんとひかりさんが勝利を収め、二人でトップスタァの座を得られる…と思われたのも束の間、さらに華恋さんとひかりさんによる対戦が行われることになってしまいました。
ひかりさんはそれを予期していた様子で華恋さんを一蹴、この一連のオーディションの勝者となるのですけれども…?
…華恋さんはもとより、ひかりさんも生活能力がないというか、抜けているところがあるのですよね…まひるさんがいなければどうなっていたか…(でもひかりさんはロンドンでは部屋は汚かったものの一応一人で暮らせていたはずで…?/何)

第11話は『わたしたちは』ということで、キリンのオーディションが終了してからのお話…。
そのオーディションが終了してからひかりさんは行方不明となってしまい、学校には退学届が出されたといいます。
納得できない華恋さんはひかりさんを探しますけれども完全な音信不通状態になっており、そのまま7ヶ月もの時間がたってしまいます。
ひかりさんが取った行動の目的とは裏腹に華恋さんから舞台少女としてのきらめきが失われていってしまうのですけれども、ふと華恋さんが『スタァライト』の原文を訳しているうちにあることに気付き、ひかりさんのいると思われる地を目指すことになりました。

第12話は『レヴュースタァライト』ということで、運命のレヴューの終幕を迎えるお話…。
運命のオーディションの勝者となったひかりさんは、けれども敗者がたどる運命を知っておりその運命を回避するために自身がその敗者のきらめきの肩代わりをすることにし、賽の河原の様なことをすることになってしまっていました。
誰も到達できないはずのその場所にまた華恋さんが飛び入りでやってきてひかりさんを連れ戻そうとするのですけれど、ひかりさんはそれをなかなか受け入れず…レヴューをするに至るも一度は敗北、それでも強い想いの力によりそれをさらに乗り越えてついに…?

お話はそれで最終話となるわけですけれど、今巻にもこれまで同様に未放送エピソードが収録されていました。
今回は『99.419 開演』ということで、まさに『スタァライト』再演の開演直前のお話…最終話のエピローグ直前の皆さんの様子が見られ面白いものとなっています。

これで今作については完結となります…上でも触れたとおりキリンのオーディションについては謎が多く現実離れしていますけれど、そこは気にしないでおいてよいでしょう。
今作は舞台に懸ける皆さんの熱意や人間関係など面白く、また登場人物もかなり魅力的で皆さん本当にどなたも大好き…私がDVDを購入しているアニメで久しぶりに結構な数の同人誌が出てくださっているのですけれどもそれもうなずけるところです(あえてその中でも特に大好きなかたを選ぶとすると、どうなるでしょうか…クロディーヌさんかも?)
今作の最大の特色はレヴューと呼ばれるオーディションで登場人物が実際に戦うシーンになるわけですけれど、この際は以前劇場版を観ている『少女革命ウテナ』の様にミュージカル調の曲が流れ気持ちを盛り上げます…というよりも今作は実際に皆さんが舞台で歌いながら戦っているわけで…?
…同人誌を見る限り特に人気がありそうなのは真矢さんとクロディーヌさん、純那さんとななさんカップリングな雰囲気が見られ…?

しいてぜいたくを言えば、もっと華恋さんとひかりさん以外の皆さんのエピソードを見てみたかったですけれど、1クールではこれが限界なのも解りますから仕方ないでしょうか…『オーバーチュア』はその点とてもよいコミカライズ版でした。

イラスト…作画はお話により多少ばらつきがある印象もあったものの概ねよきものです。
お話のほうは個人的にはかなり大好きで満足…物語完結後の皆さんをもっと見てみたいという気持ちになってしまいます。
音楽については非常によく、特に劇中歌がとても気持ちを盛り上げてくださいます。
声優さんはもちろん問題なくよきものです。
百合的にはそれぞれ対になるかたがたがいたりと結構高め…以前観ている『結城友奈』や以前観ている『はるかなレシーブ』あたりでも断言はできなかったのですけれども今作は百合なアニメ、と断言してしまってよいかもしれません(上で触れた『アンジュ・ヴィエルジュ』や以前観ている『ひなろじ』あたりと同等くらい…『ひなろじ』は3.4で止めているのですか…/何)
おまけとしては巻ごとにCDがついてきたりしました…ちなみに全巻収納boxなどもあったりするのですけれど、これらはなぜかこの第3巻と別個で特典のみで発送されてしまうという今までになかったことをされてしまいました(何)
ということで、今作はコミカライズ版で惹かれて購入したオリジナルアニメな作品となりましたけれど、個人的には近年では『結城友奈』と並んで非常に大好きな、全てが愛しいといえるレベルの大満足な作品でした…今作に巡り会えましたので、一時はお金の関係で控えようとしたオリジナルアニメをやはり惹かれるものは購入しよう、ということになりましたし…。
…今作、先日観ました『のんのんびより ばけーしょん』に上で触れた『はるかな』と、連日満足できる作品を完結まで観ることができとても幸せなことです。


また、その様な先日はこちらのコミックを読んでもいました。
きらら系アニメって…?
□ぼっち・ざ・ろっく!(1)
■はまじあきさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、何となくよさそうに感じられたことから購入をしたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
作者のかたは以前読んでいる『きらりブックス迷走中!』を描かれたかたとなります。
…上の作品同様に何かのステージに立つお話、ということで一緒に読んでみました(何)

内容としましては、バンド活動をする女の子を描いた4コマ、となるでしょうか。
お話の主人公は後藤ひとりさんという高校1年生の女の子…極度にコミュニケーション能力が不足しており人とまともに接することができず常に一人でいらっしゃるかた、となるでしょうか。
彼女は中学時代からギターをはじめそれを動画サイトで公開しており、かなり高評価を受けている存在だったりし、高校入学を機にバンドを組めたらいいな、といったことを思い学校にギターを持っていったりするのですけれど、結局何もできません。
失意のままの帰り道、そのギターに目をつけたかたが声をかけてきまして…?
…ちなみに彼女は後に「ぼっちちゃん」とういあだ名をつけられます…名前といいあだ名といい境遇といい、何かに相当イメージが重なるのですけれど、よいのですか…?(何)

ひとりさんに声をかけてきたのは伊地知虹夏さんという別の高校に通う2年生の明るい、また姉がライブハウスを経営しており自身もドラムをしているかたでした。
虹夏さんが組んだバンドのギター担当がライブ直前に失踪してしまったため代わりを探しており、それでひとりさんに目をつけたというわけ…もちろん極度の人見知りのひとりさんは断ろうとするのですけれど、最終的には押し切られてしまい、そのライブ後にそのバンドに加入することにまでなってしまいました。

そのバンド、名前は結束バンドというギャグの様な名前なのですけれど、名付け親はもう一人のメンバーでベース担当の山田リョウさんというクールな雰囲気の、ぼっちというわけではなく一人でいるのが好きな無口なかた…。
また、上で触れた失踪したギタリストというかたも後に登場、それはひとりさんと同じ学校に通う1年生の喜多郁代さん…自身の名前が相当嫌いらしいので苗字で名乗っている、かなりコミュニケーション能力が高いかたながら実はギターは一切できずリョウさんに惹かれ嘘をついてしまっていたというかたで、後にバンドに加わることになりました。

その他登場人物としましては、虹夏さんの姉や彼女とかつてバンドを組んでいた酔っ払いのかた…このお二人は普段なかなかどうしようもない雰囲気を出しているのですけれど、実のところかなり、それはもうかなりしっかりしたかたがたです。
また、ひとりさんにはふたりさんという幼い妹さんがいるのですけれど、かなり純真なため無邪気にひとりさんの痛いところをついてきます(何)

お話のほうは、ということでその様なかたがたでバンド活動をするお話…。
バンドのお話といえばきらら系でも以前読んでいる『けいおん!』などあり、最近では以前観ている(ものの第2期購入は控えた)『バンドリ』などありますけれど、今作は主人公さんがかなり独特な性格をしたかたでその点でも面白いものとなっています。
基本的にはそのあたりのドタバタを楽しむおバカなコメディという面が強いですけれど、そうはいってもバンド活動は1からしっかり描かれており、この巻の最後でははじめての全員でのライブへ至り、そこのお話とまとめかたは相当よいものとなっており、今後にも期待したいものです。
…お話の合間にあるおまけ4コマで「きらら系アニメ」なるものの解説があったのですけれど、私が適当に呼んでいたきらら系アニメという単語って普通に存在したのですか…しかもそのアニメは基本的にオープニングで独特なジャンプをしているといい、そう言われてみると確かに(多分『はるかなレシーブ』以外は)その様なジャンプをしていた様な気がします…?(世界観のことなど結構そこまで言うのかということを描いていましたけれど、よく考えなくてもこの作者のかたは『きらりブックス迷走中!』を描かれたかたですものね…/何)

イラストはなかなかよきものです。
百合的にはどうでしょうか、喜多さんがリョウさんに憧れている様子ですけれど…?
ということで、こちらはなかなか面白い作品で続きも見守りたいものです。
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