2019年03月20日

聖勇者アイ

先日読みましたコミックの感想です。
悪くはないです?
□SCARLET スカーレット(1)
■結野ちりさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、百合が期待できそうなことから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『ゆりこん』や『いとしこいし』『月が綺麗ですね』などと同じものとなります。

内容としましては、狼と人間なかたの関係を描いたお話、となるでしょうか。
お話の舞台は中世的な雰囲気漂う世界観となり、主人公は二人の女のかた…まずフィーネ・ヘーラーさんはLEAと呼ばれる禁薬取締機関の騎士をしており、クールな雰囲気のかっこいいかたとなるでしょうか。
その彼女の側には常に頭巾をかぶったアイリスさんというちょっと快楽主義なところがありまたちょっと常識外れに感じるかたがいるのですけれど、このお二人にはかなり複雑な関係がありました。
それは、アイリスさんは狼人間であり、そしてフィーネさんは元は人間でしたものの現在は人狼と呼ばれる存在になっているということ…前者は元からそうなのに対し、後者は後天的にそうなった存在となります。
人狼にはかなりの副作用があり、フィーネさんは人間に戻りたいと願い、アイリスさんはそれに力を貸すことに…その代償としては、フィーネさんが人間に戻れた際にはアイリスさんは彼女を食べつくす、というもの…。

そもそもフィーネさんがどうして人狼になったのか、というのにもアイリスさんが関わっているのですけれども、その人狼というのはエリクサーと呼ばれる魔薬を服用することによりなってしまうことになり、フィーネさんはアイリスさんがいるのでまだ抑えられているものの、普通はそれを服用し人狼となると自我を失いまさに獣の様になってしまいます。
ただ、その薬は快楽や病気を治す作用があったりもし、裏世界で出回っている様子で、LEAはそれを取り締まっているというわけです。
LEAに所属するフィーネさん自身が人狼になってしまっているわけですけれど、今のところ他のかたはそれを知らない様子、っぽい…?

お話のほうは、ということでその様な関係なお二人を描いたもの…。
こちらは帯にダークファンタジーとある通りややハードで重い雰囲気の作品…背景事情やお二人の関係などなかなか面白いものでもありますけれども…?
この巻の終盤では人間ではなく異種族…下の作品のタイトルになっている種族とされる存在がその薬を服用しかなり危険な力を得た末に絶望的な展開を迎えたところで終わっていますけれども、果たして…?
…次巻予告はアイドルのお話になっていましたけれども、これはもちろん…(何)

イラストはなかなかよきものです。
百合的にはどうでしょうか、お二人の特殊な関係が悪くなく、またLEAの人員にフィーネさんへ想いを寄せるかたがいたりもし…?
ということで、こちらはなかなか面白いファンタジーのお話なのですけれど、このレーベルは以前読みました『監獄街へようこそ!』や以前読みました『万葬不踏の欺神迷宮』といいこの手のファンタジーな作品(や以前読みました『Roid』といったSF作品など)に対しては非常に冷淡な印象がどうしてもありそこまで冷淡になるのならばはじめから連載しなければよいのに(現にあとがきによると今作の作者のかたは当初このレーベルの雑誌での連載を考えていなかった様子…)、と悲観的な気持ちになってしまい…ともかく続刊を見守りましょう。


また、同時にこちらも読みましたので…。
こちらもなかなか…?
□サキュバスじゃないモン!(2)
■ほりともさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★★☆(3.7)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては他には持っていないものとなります。
…上の作品に今作のタイトルになっている種族が登場したことから一緒に読んでみました(何)

内容としましては、亜人たちのクラスに入った人間の女の子の学校生活を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻でも周囲のいわゆる亜人なかたがたにサキュバスだと思われてしまっている女の子の日常を描いていき、この巻でもその勘違いを訂正する機会は訪れないどころか、色々あってますます周囲にはさすがは、と思われていく様になるのでした。

この巻では千里さんの流鏑馬のお手伝いをなぜかすることになったり、はやてさんの補習のため勉強会を行ったりするのですけれど、後者ではかなり大変な事態に巻き込まれることになり…?
その事態のさなか、さくらさんは目にすることはなかったものの薫さんが人間の姿になりしゃべることができることも解ったりしましたり…?
相変わらず非常に過激なシーンが結構あり、これは年齢制限ありとしか思えない様な作品ではありますけれど、それを置いておくとなかなか面白い作品ではあります。
…今日の日誌のタイトルは巻末のおまけ漫画から…これまた非常に過激なお話です?

イラストはよきものです。
百合的にはどうでしょうか、相変わらずさくらさんは色々なかたがたとフラグを打ち立てていきますけれど…?
ということで、こちらは年齢制限ありな作品としか思えないほどに過激な作品ではありますけれどもなかなか悪くないものかと…続きも見守りましょう。
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