2019年06月09日

クダンノフォークロア

先日クリアしましたゲームの感想です。
悪くはないのですが…?
□クダンノフォークロア
 ○イラスト評価:★★★★★(4.6)
 ○グラフィック評価:★★★☆☆(3.3)
 ○システム評価:★★★☆☆(2.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.2)
 ○音楽評価:★★★★☆(3.5)
 ○声優評価:★★★★☆(4.0)
 ○難易度:★★☆☆☆(2.4)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.4)
 ○付加要素(おまけなど):★★★☆☆(3.0)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは過日届いたものとなり、百合が期待できることから購入をしたものとなります。
こちらはPCなゲームとなりますけれど、特に年齢制限はありません。

内容としましては、高校生の女のかたの日常に都市伝説を絡めたお話、ということになるでしょうか。
ゲームのジャンルはパッケージ裏に「百合系フォークロアADV」とありオーソドックスなノベル系ゲームとなりますけれど、以前している『FLOWERS』の様にお話ごとに推理をしていくという推理パートが用意されています。

お話の舞台は東京都の九段下あたり、主人公のお名前は九段朔夜という高校生のかた、そして物語の鍵となる都市伝説はクダンと「くだん」づくめになっており意味ありげに見えますけれど、ただこれは本当にただの偶然でありお話の中では特に繋がりはありません。
その朔夜さんは剣道部所属のよくいえばかっこいい、悪く言えばがさつな雰囲気のあるかた…完全な体育会系なかたなのですけれども、その割には(?)博学で推理パートも全て独力で成し遂げます。

その朔夜さんが出会うのは二人の女のかた…一人は志摩塔子さんという料理教室の先生をしているおっとり穏やかな美人さんで、もうお一人は同じ高校の下級生で神秘学研究会というオカルトを研究している部の部長な春夏冬小兎さんという気は強いものの背の低いかわいいかたとなります。
お話はこのお二人のどちらかのルートへ進むか、あるいはトゥルーエンドと呼んでいいルートの3つとなります。

その他登場人物としましては、朔夜さんの親友でソフトボール部に所属する吾妻佳恋さん…彼女の立ち位置は以前フルボイス版をしている『百合霊さん』における阿野さんみたいなものでしょうか。
あとはお嬢さまでもある塔子さんの使用人をしている岩井紗和子さんというクールな雰囲気のかたくらいなのですけれども…?

お話のほうは、その朔夜さんの高校2年生の夏、塔子さんや小兎さんと出会いつつも周囲で様々な怪異の話が出てきて、それが実害を及ぼしてくることもあるに至りそれを解決したりする、というもの…。
次第に塔子さんや小兎さん、そして朔夜さん本人の持つ因縁に迫ることになっていき、最終的にはそれを解決してルートに入ったかたと幸せになる、ということになります。
個別エンドをそれぞれクリアした後にはトゥルーエンドがあり、そちらではお二人と幸せになるという結論を選ぶに至ります…これは個人的にはありです。

そう、そのトゥルーエンドの結論自体はよかったのですけれど、ただ…そこに至る前のお話、つまり終盤の因縁、謎の解決のお話がどうにも粗だらけの印象を受けてしまい、それで今作に対する内容面での印象が下がってしまいました…。
黒幕の設定に色々無理があるというか、あそこで突如精神のおかしいかたになるのがちょっと…それまでの塔子さんとの日常、そして小兎さんの想い出はどういうことなの、ということに…(小兎さんに関しては、トゥルーエンドよりも個別エンドのほうが幸せなのは間違いないのではないかと…?)
その小兎さんはどうして終盤にあの現場にやってこられたのでしょうか…足も怪我しており、それに佳恋さんが戻った後にしても時間的にもかなりロスがあるはずでしたりと、ちょっと色々破綻している様な…?
…とはいえ、個別エンドではフェードアウトしたかがた、特に佳恋さんに活躍の場があったのはよかったかと…でも終盤の崖のシーン、あれ、それまでの描写を思えば佳恋さんも普通に参加するものではありませんか…?

その他、ゲームクリアまでにかなり時間がかかってはいますけれど、実のところこれは他のことを優先してしまっていてなかなか手をつけられなかったということがあり、今作のボリューム自体はむしろ少ないという印象すら受けるくらいです。
二人の個別エンドを観ただけではボリューム不足による不満感を覚えても仕方ないかなと…トゥルーエンドまで観ればその点はある程度解消されますけれど、上で触れた粗が気になるということに…。

あと、この点はどうしても気になったのですけれど…今作って、上で触れた『FLOWERS』の舞台設定を変えた作品、ですよね?
いえ、怪異を扱ったお話に推理パート、それに推理パート以外の選択肢の仕様(『FLOWERS』における百合ゲージの様なもの)、そしてそもそもの文章が文字使いから雰囲気まで明らかに『FLOWERS』に重なるものになっていて…シナリオ担当が『FLOWERS』と同じかたになっていますので、そのあたりは意識してそうしているのかも、です?
主人公の朔夜さんはその『FLOWERS』に登場した八重垣えりかさんを快活にした様なかたでしたりもし…映画好きというのもかなり大きな共通点でかなり映画からのたとえ話などが多く、このあたりやはり『FLOWERS』を思い出さずにはいられず…?
…っと、このあたりに関しては別に悪いと言っているわけではなく、強く意識しているのかなと感じたというくらいのことです(ちなみに今作と『FLOWERS』は別に出されたメーカーは同じではなく、今作は以前している『いつかのメモラージョ』などを出されたところです)

イラストはよきものです。
グラフィックは悪くありません。
システム面はオーソドックスなノベル系ゲームのもので可もなく不可もなしです。
内容については、どうにもトゥルーエンドのお話の粗が気になってしまい…全体のお話自体はそこまで悪くはないもので、キャラクターなどもよい感じなのですけれども…?
音楽や声優さんは問題なくよきものです。
難易度について、私はバッドエンドなく終えられましたけれど、特にトゥルーエンドの推理パートはやや難しいかもしれません。
百合的には結末はかなり高めといってよいです…百合ゲームです。
おまけとしては主題歌CDや設定資料集がついてきました。
ということで、何だか最後に不満というかもやもやしたものが残ってしまいましたけれど、百合的にもよい、全体としては悪くない作品でしたかと…ボリュームはやや少なめな印象は否めませんけれど…。

これで今年は以前している『きみはね』に上で触れた『いつかのメモラージョ』、そして今作と3つも百合なゲームを行うことができたことになります。
さらに今後も6月13日に『夢現Re:Master』、6月27日には『じんるいのみなさまへ』と立て続けにあり、今年はかなり百合なゲームが豊富といえます…下半期は何かあるか、今のところ何の情報もありませんけれども…?


こっそりしているゲームはアサミーナさんのメインクエストを進めていくことになり、ついに自室を持つことになりました。
今までずっとエリア先輩の部屋に帰っていましたので、少しさみしい気も…いえ、エリア先輩の部屋に入れなくなるわけではないので、そちらへ行っても問題ないのですけれども…?
実はすみれさんのほうが先に自室を持っており、そしてどうやら自室はアカウント単位らしくアサミーナさんの入った自室はすみれさんの仕様になっていました。
とはいえすみれさんはほとんど家具を持っていませんでしたので…
お部屋が…
…アサミーナさんの家具で部屋を改装しておきました。
こうなると色々な家具を作れるアサミーナさんでさらに色々作ってみようという気持ちが大きくなります?(衣装はどうせ結晶不足で作れないので家具を作ったほうがいいわけで…)
また、家具の中には倉庫にできる実用的なものもあり、おかげでロッカーを圧迫していた次元結晶をそちらへ移動することができました。

ちなみに家具の中には倉庫として使用できるものがあったり、あるいは職人家具として攻撃力などがupする効果がついていたり…ただ後者はただでさえ製作が大変な家具にその様な効果がつくことはまずないといってよく、私の作った家具には1つしかなく、それを狙って家具を作るのはちょっとつらい、です?
一応、生活経験値初期化のアイテムを1つ入手できていましたので、それを使用して家具と衣装の職人可能性upレベルを最高にしておき…ちなみに食材はあまり職人が出ると素材として使用できずつらいのでそこそこのレベルということで…。
職人の家具
…ちなみに職人となった家具、あるいは衣装には魂を込めて、という文面が入ります…衣装は基本的に入る様な印象があります…?

その他、昨日は成功率3%なペットのチンゲン菜の限界突破に成功…次は1%となり、これはさすがにもう…。
…これが成功するくらいでしたら、装備の強化や効果付与書を成功させてください…。
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