□メルヘン・メドヘン(1〜6/写真は第6巻のみ)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○音楽評価:★★★★☆(3.5)
○声優評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○付加要素(おまけなど):★★★☆☆(2.5)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは下で触れる通り昨日最終巻が届いたものとなり、コミカライズ版がよかったこともあり購入をしたものとなります。
こちらは原作はノベルとなるはずで以前コミカライズ版も読んでいる作品のアニメ版となります。
内容としましては、ある日突然魔法の世界へ飛ばされた女の子を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明が上で触れたコミカライズ版の感想と同じとなりましたけれど、コミカライズ版はこのアニメ版の内容に沿ったものになっていますのでそれも当然、ですので詳細な説明は省略をします。
また、第5巻までの感想もそれぞれを観たときに触れていますので、そちらも省略をして、昨日観てみた第6巻収録のお話についてのみ触れていきます。
…とはいえ、コミカライズ版はアニメ版の途中までしか描かれてはいないのですけれども…。
第11話は『魔弾の黄昏』ということで、いよいよヘクセンナハトの決勝戦が行われることになります。
決勝戦は日本校とドイツ校との対戦なのですけれど、その直前になり先に敗退したアメリカ校のリンさんが現れ、何かに取り憑かれたかの様子で何かの封じられた瓶を破壊、すると中からは7年前に大災厄を引き起こしたフレックという化け物が出現してしまいます。
どうも7年前の戦いでフレックは撃破されたもののその一かけらが残っており、リンさんの養父がそれを回収し利用しようとしたもののかえってフレックに利用され、リンさんも操られこの様な状況となり、彼女はフレックに飲み込まれてしまいました。
この化け物の力は絶大でありその場にいた審判団なども飲み込まれてしまい、学園長も歯が立たずドイツ校のリーダーであるアガーテさんも飲み込まれたりと、もはや絶望的な状況になってしまいます。
ここに出現したのが、先のドイツ校との準決勝で棄権したイギリス校であり、そのリーダーであるアーサーさんはこのときがくることを予知しており、そして撃破方法も予知しており、ここまで全て彼女の読み通りだといいます…飲み込まれた人々は救うことは不可能とのことですけれど、多少の犠牲で災厄を完全に滅ぼすことができるのならば、ということで…。
それを認められない葉月さんは『シンデレラ』の原書を用いようとするのですけれど、その原書の意志に止められてしまい…。
…このアーサーさんというのもかなり謎の多い存在なのですけれど、尺の関係かそのあたりが掘り下げられないのはやはり残念…。
第12話は『ハッピーエンドの魔法』ということで、対フレックのお話…。
『シンデレラ』の原書が葉月さんを止めたのは、彼女の魔法は何でも願いを叶えることのできるものだといい、けれど取り込まれた人々は救出不能でありそれを成すのは魔法ではなく奇跡になってしまい反動で葉月さんが壊れてしまう、ということ…それでも葉月さんは、自分一人ではなく皆さんの力もあるとおっしゃり、その魔法を使うことを決意します。
一方、その間予言で選抜されたかたがたがフレックと戦っており、フレックは取り込んだアガーテさんの魔法を発動させるのですけれどその魔法はとある反動があり、それによりフレックは大打撃を受け、そこにアーサーさんと静さんがとどめを刺す、ということになります。
けれどもそのままとどめを刺してしまうとアガーテさんたちは消滅することになるわけで、葉月さんは彼女たちを想うかたがたとともに魔法を発動、無事お二人を呼び戻すことに成功、その後フレックの撃滅にも成功するのでした(この際呼び戻されたのはアガーテさんとリンさんだけだったのですけれど、その後の描写を見ると審判団なども普通に戻ってこられた模様…/何)
大事件も落着、葉月さんは静さんを家に呼ぶことに…その静さんからアガーテさんなどのその後を聞くことができます。
その後お二人は学園を経て7年前の災厄の地を訪れ、その過程で葉月さんがどうして『シンデレラ』の原書を持っていたのか、それと学園長の関係などが見えてきたりもしつつ、最後はお互いにお互いの大切さを確認しあうのでした。
ということで、今作はこれで完結となります。
普通の世界に生きる女の子が魔法の世界に飛ばされそこで出会いや経験を積み、大きな大会へ出つつ最後は強大な敵に対して全員で協力して戦う、という正統派といえる流れのお話といえ、そのあたりやはり安定して面白いものとなっています。
ただ、上のアーサーさんについて触れたとおり、今作は尺の関係からかちょっと描写不足で物足りないところもあったりし…そのあたりコミカライズ版が結構うまく埋めてくださっていたのですけれど、あちらは諸国連合との対戦で終わってしまいましたから…。
…えっ、ならば原作を読めばよい、ですか?(何)
そうした、たくさんの学校とその生徒を出しつつも尺の関係で描写が浅くなってしまった、というのはやはりもったいないところ…どの学校も結構、いえかなり個性的なかたがたがいらっしゃいましたので…?(ドイツ校にとんでもなく怪しい人がいるのですが…/何)
とはいえ主人公の葉月さんとメインとなる静さんの関係は概ねしっかり描かれていましたのでよし、としましょうか…彼女たち以外ですとカザンさんが色々とおいしい立ち位置かも…?
イラスト…作画ははっきり言ってしまえば近年私が触れたアニメの中ではかなり残念な部類なのですけれど、私の場合悪い方向の比較対象が以前観ている『ストパニ』などになりますので、それに較べれば…?
お話のほうは上で触れたとおり物足りなさはどうしても残るのですけれど、それでもよきものではありましたかと…。
音楽、声優さんは問題なくよきものです。
百合的には友情ではあるかと思うのですけれど、それでも葉月さんと静さんを中心になかなかよく…ブックレットのおまけ漫画では友情以上に扱われていますし…?
おまけとしては色々面白いブックレットにCDがついてきました。
ということで、こちらは非常に惹かれたコミカライズ版が途中で終わってしまったのがもったいなく思えてしまいますけれど、アニメはアニメで物足りなさはあるもののなかなかよきものでしたかと…。
その様な先日はこちらのコミックを読んでもいました。
□私を球場に連れてって!(2)
■スーパーまさらさま(原作)/うみのともさま(作画)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.2)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
作画担当のかたは以前読んでいる『そよ風テイクオフ』を描かれたかたとなります。
内容としましては、野球チームを応援する女の子を描いた4コマ、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻でも引き続き野球観戦をする女の子たちの日常を描いていくのですけれど、とにかくその熱狂っぷりがものすごく、野球についての知識のない私などから見ても非常に愉快なかたがたです。
この巻では猫子さんの友人お二人が登場したりするのですけれど、そのうちのお一人は実は玉さんの妹さんでしたりして…このお二人もまた愉快なかたがたです。
そのプロ野球は10月くらいでシーズンが終了してしまい、シーズン中はいがみ合っていた玲央奈さんと春子さんもすっかり穏やかに…それに物足りないと感じる玉さんもすっかり毒されている気がしてしまいます?
もちろんその様な平和は長くは続かず、春になると新たなシーズンがはじまります…玉さんたちが応援するチームは開幕から怒涛の勢いを見せるのですけれど…?
この巻の最後では勝負は最後まで諦めてはいけないという展開で玉さんは進路に悩む勇気をもらうのですけれど、玲央奈さんは別の方向で受け取ってしまった模様…(何)
イラストは悪くありません。
百合的にはどうでしょうか、メインのかたがたは女の子のみですので…?
ということで、こちらはかなりおバカで愉快な作品…その意味で楽しくよきもので、続きも見守りましょう。
…帯に埼玉西武ライオンズファンだという佳村はるかさまという声優さんのコメントがありましたけれど、何者…(何)
ということで(?)昨日はこの様なものが届いていました。
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○メルヘン・メドヘン(6)
○魔法少女リリカルなのはDetonation
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…こちらはいずれも予約をしていたアニメのDVDとなります(どちらもblu-rayですけれども)
『メルヘン』は一連で予約をしていたものとなり、この巻で最終巻となります。
『なのは』のほうは劇場版作品となります。
いずれの作品にもタペストリーがついてきました。
ということで昨日はこれらのうちの1つを上で触れたとおり観てみたのでした。
その『メルヘン』は第5巻が届いたのがこの昨年11月末でしたので最終巻がこうして出るまで半年の間が空くという、これまでに購入してきたアニメ作品では類を見ないことになってしまっていました…おかげで存在を忘れた頃に届いた、ということになり…?
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