□熱帯魚は雪に焦がれる(5)
■萩埜まことさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
○内容評価:★★★★☆(4.3)
○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『Blooming Clover』や『鎮守府目安箱』『新米姉妹のふたりごはん』などと同じものとなります。
内容としましては、水族館部に入った女の子とその先輩さんの関係を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第4巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻では冬を迎え、小雪さんが進路について悩むさまが描かれていきます…彼女は東京の大学への進学を考えているのですけれど、それは地元を離れるということであり、色々悩ましくもあり…?
この巻を通じて小雪さんがものすごく…以前読みました『付き合ってあげてもいいかな』のかたがた並にめんどくさい性格をしているということがはっきりしてしまいます(何)
また、この巻では小夏さんの出番はほとんどなく、その代わり楓さんと小雪さんの関係が深く描かれていくことになります…それはそれでよい関係なのですけれど、最後にそのお二人を見た小夏さんは何を思うか…?
その他、カバー下にはおまけ漫画として方言講座が収録されています。
イラストはなかなかよきものです。
百合的にはやはりそこはかとなく以上は…?
ということで、こちらは果たしてこの先どうなるか…引き続き見守りましょう。
『夢現』は引き続きさきさんルートなのですけれど、共通ルート含めずっとこころさんのせいでぎすぎすしており、キラ☆ふわは一体どこへ…いえ、こうなるでしょうねということは以前している『白愛』などこのチームの製作された過去作の傾向で解ってはいましたけれども、あまりにも予想通りというところで…?
そしてそのこころさんはここに至るともはや完全に負の感情に支配されハイパー化してしまわれた様子で、何とさきさんに罵声を浴びせつつ連続殴打、出血の上にずっとつけていたヘッドフォンが破壊されるという事態に…さすがにこれはちょっと、いえものすごくやりすぎで、ここからこころさんの印象を挽回することは本当に可能なのでしょうか…。
とはいえさきさん自身も、彼女自身が自覚している様にかなり問題のある人物で、こころさんがディレクターとして怒るのも仕方のない面もあったりし…とはいえ、キャラクターの魅力という面においては、現状今作でさきさんが一人完全に抜けてよいかたになっていますけれども(マリーさんは目立たずななさんには裏を感じ、こころさんは上で触れた体たらくですので…)
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