2019年08月23日

絶対に、ひとりになんかにさせない。

先日読みましたコミックの感想です。
最終巻でした
□うらら迷路帖(7)
■はりかもさま
 ○イラスト評価:★★★★★(4.5)
 ○内容評価:★★★★★(4.8)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.3)
 ○総合評価:★★★★★(4.5)

こちらは過日色々なものとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
作者のかたは以前読んでいる『夜森の国のソラニ』を描かれたかたとなります。
こちらは以前観ているとおりアニメ化されまた以前読んでいるとおりアンソロジーも出ている作品となります。

内容としましては、一人前の占い師を目指す女の子たちを描いた4コマ、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第6巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻では前巻の続きとして、千矢さんの夢の中へ皆さんが入り込み、そしてこれまでに見てきた化け物の正体について、さらには迷路町の神といわれる存在の正体についても垣間見ることになります。
けれども、占いでそれを知った者は呪いを受けることになってしまい、自力でそれを知った千矢さん以外の皆さんは呪いを受けることになってしまいます。

この巻ではその呪いを解くため、町の真実に皆さんで迫っていくことになります。
中盤以降の流れはほぼ全ての登場人物の皆さんでそれへ向け迷宮へ挑むという盛り上がる展開となっており、その末に全ての伏線も回収されていきます。
その様な展開になっていることからも解る通り、今作はこの巻で完結、最終巻となります…最後はかなりきれいな、ほぼ理想的で文句のつけどころのない終わりかたとなっています。

イラストはよきものです。
百合的にはやはり結構感じられるかたが多めな印象…。
ということで、こちらはこの巻で完結となりましたけれど、そこへ至るまでの流れも含め満足のいくとてもよい終わりかたでしたかと…。


また、同時にこちらも読みましたので…。
悪くはないです?
□きみが死ぬまで恋をしたい(2)
■あおのなちさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.8)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらも上の作品とともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『ゆりこん』や『いとしこいし』『月が綺麗ですね』などと同じものとなります。
…上の作品同様に一風変わった世界観の中で学ぶかたがたを描いたお話、ということで一緒に読んでみました(何)

内容としましては、兵士養成学校に通う女の子を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻では同室となったシーナさんとミミさんのお二人の関係が深まっていくさまを描いていき、ミミさんは無邪気な子供そのもので、すぐにシーナさんに懐いていきます。
そのさまは微笑ましいのですけれど、仲良くなったことによりシーナさんはミミさんから彼女の秘密を聞かされることになり…そのこと、そしてそのために彼女がずっと戦争に行き続けることについて思い悩む様になっていきます。

この巻ではシーナさんが現状を何とか変えられないかと思い悩むわけですけれど、もちろん彼女にできることなど何もなく…戦争をやめたい、と言ってもどうにもならないわけで…?
この巻の最後ではまた戦場へ赴くことになったミミさんへシーナさんが言葉をかけるのですけれど、あれって一種の死亡フラグといえるものでは…不穏と不安しか感じられない終わりかたですけれども、果たして…。
…シーナさんは基本的に魔法力も弱いとされているかたなのですけれど、ところどころ気になる描写があり…?

イラストはなかなかよきものです。
百合的には悪くなく…?
ということで、このレーベルの単行本でファンタジー要素の強い作品が2巻で終わらないというのはなかなか、いえかなり珍しい事態…不穏さしか感じないながら先の気になるものになっていますし、引き続き見守りましょう。
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