2019年08月25日

異世界転生百合アンソロジー

先日読みましたコミックの感想です。
アンソロジーです
□異世界転生百合アンソロジー
■アンソロジー
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、百合が期待できることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『きものなでしこ』や『月と世界とエトワール』『初恋姉妹』などと同じものとなります。

内容としましては、百合なアンソロジーとなります。
こちらはタイトルだけでどの様な内容なのか解る、かなりストレートなタイトルのアンソロジーとなっており、多くの説明は不要といえるでしょう…つまりそういうことです(何)
また、このレーベルのアンソロジーは以前読んでいる『カヌレ』など普通サイズが基本になりつつあるのですけれど、今作(及び同時に発売したアンソロジーも)は以前読んでいる『すれ違い巨大感情百合アンソロジー』などと同様に大判サイズになっており、どういう基準でサイズを分けているのかいよいよ解らなくなってきてしまいました(てっきり過激でしたり一風変わったアンソロジーは大判サイズにしているのかと思っていたのですけれど、今作はそうではありませんでしたから…)
と、ここまでの説明が同時に購入し以前読んでいる『教師×生徒の百合アンソロジー』と同じとなってしまいました…少し違うのはこちらのほうが多少ページが少ない、といったあたりでしょうか。

参加していらっしゃる作家さまで私が単行本を持っているかたとしては、作品の収録順に以前読みました『みらいのふうふですけど?』などの野中友さま、以前読みました『ホームズさんは推理ができない。』などの沼地どろまるさま、以前読みました『サラダボウル』のきぃやんさま、以前読みました『悪夢の楽園』などのせきはらさまがいらっしゃいました。
また、表紙イラストは以前読みました『悪魔のリドル』作画担当などの南方純さまが描かれています。

お話のほうは、ということで異世界転生という状況下なかたを主題とした百合なアンソロジーとなります。
異世界転生とは何ぞや、というと以前読んでいる『300年』の様に主人公が死後別の世界へ転生する、というお話になります…ですので2つめに収録の騎士のお話は「転生」ではなく「召喚」という以前している『スパロボT』に登場した『聖戦士ダンバイン』や『魔法騎士レイアース』の様なお話のジャンルになるはずで別物、といえるはず、です?(『ダンバイン』は何だか死んでいる様にも見えなくもないのですけれども召喚ですよ、ね?/何)
個人的にはこの異世界転生、というジャンル、どちらかというと苦手なジャンルでして…理由はまず死なねばならないこと、そして妙に強くいわゆるチートの状態で転生されることが多いということです。
後者については私も物語を書く上で万能なかたをどうしても作りたくなるので、物語を書く身としては理解できてしまうのですけれど、それが面白いかといわれると…難しいものです、なかなかに。
とはいえ、このアンソロジーにおいてその様な型にはまった内容のお話は一番はじめのものだけでしたので、その点ではまずは一安心…そのお話も含め、内容のほうはどれもなかなか面白いものでしたかと思います。
…帯がいちいち大仰で引いてしまうレベルなのですけれど、このジャンルのノベルって大体そういう無意味に大仰な印象がありますし、そちらもイメージされたのかもしれません?(そういう点も含めやはり苦手、なわけですが…あと多少どころかものすごいレベルで気持ち悪いタイトルが多いところも/何)

イラストはアンソロジーですので玉石混淆ながらなかなかよきものです。
百合的には百合なアンソロジーですのでよきものです。
ということで、こちらはちょっとページ数が少ない印象のあるアンソロジーです…下で触れる作品は単行本にしてはかなり分厚いのとは好対照といえます(何)


また、同時にこちらも読みましたので…。
悪くはないです?
□裏世界ピクニック(3)
■宮澤伊織さま(原作)/水野英多さま(作画)/shirakabaさま(キャラクター原案)
 ○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

こちらも上の作品とともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては…ガンガン系はよく解りません、細かい分類でいえば他には持っていなさそうです?
こちらはノベルが原作となる模様です。
…上の作品とタイトルが似ている印象を受けまた今作も異世界に当たるもののお話であることから一緒に読んでみました(何)

内容としましては、謎の世界の探索を行う女の子を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第2巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻では前巻の続きからということで、きさらぎ駅にてアメリカ海兵隊のかたがたとともに怪異に立ち向かうお話の結末から…結果からいえばお二人だけたすかり海兵隊のかたがたはその場に置き去り、ということになってしまい…?

今回もまた何とか帰ってこれたもののやはり危険な世界であることに変わりはなく、空魚さんはもうその様な危険な世界へ行くのはやめないかと鳥子さんへ提案するものの決裂、彼女は今後は一人で行動すると言って去ってしまいました。
一時は放っておこうという気持ちになる空魚さんですけれどももちろん放っておけるはずもなく、鳥子さんの家へ様子を見に行くのですけれど、そこでまた異世界へ飛ばされ、そこで時空のおっさんなる存在に遭遇し元の世界に戻されてしまいました。
そこで空魚さんは小桜さんに協力を求めることにしたのですけれど、今度は小桜さんの家に時空のおばさん(?)が押しかけてきてしまい…?
その他、巻末には原作者のかたの描かれた描き下ろしのノベルが収録されており、またやはり例によって普通の単行本にしては分厚いものになっています。

イラストはなかなかよきものです。
百合的にはどうでしょうか、お二人の関係が悪くなく…?
ということで、こちらは怪異を扱った作品ということで以前している『クダンノフォークロア』に近しい雰囲気を感じるながらあちらはあくまで人のしていることに対しこちらは本物の怪異…どうなることか、続きも見守りましょう。
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