□このはな綺譚(9)
■天乃咲哉さま
○イラスト評価:★★★★☆(4.4)
○内容評価:★★★★★(4.7)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★★(4.5)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をしたものとなり、過去に既刊を読んでいることから購入をしたものとなります。
コミックスとしましては『うつゆり』や『ふたりべや』『ユリ熊嵐』などと同じものとなります。
作者のかたは以前新装版を読みました『此花亭奇譚』などを描かれたかたとなります。
こちらは以前観ている通りアニメ化した作品となります。
内容としましては、舞台は中世日本の雰囲気漂う宿場町にある此花亭という狐のお宿で仲居として働く女の子たちのお話となります。
と、説明がやはり以前読みました第8巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をします。
この巻ではまず、これまでの巻で度々挿入されてきた過去編『此花亭慕情』が完結…櫻さんがどうして此花亭で働くに至ったのかを見ることができますけれど、これはなかなか切ないお話で…。
今現在のお話としては、今回はお社のお話がほとんど…意外なかたが新人の巫女として勤めることとなるのですけれど、こちらは純粋に面白いお話です。
ところが終盤ではそのお社でかなり大きなことが発生し、それに伴い皐さんが己の生きる道に大いに悩む結果になってしまいます。
女将さんの意見なども受けた結果、此花亭に長くこないお客さんの様子を見に行くという名目で旅に出ることに…ただ、皐さんは現状此花亭へは戻ってこないという覚悟を持っており、それを感じ取った柚さんも大いに悩んだ結果…?
イラストはよきものです。
百合的にはやはり色々悪くなく…?
ということで、こちらはお話がかなり大きく動くことに…果たしてどうなるでしょうか、第10巻が2020年春発売予定とまだしばらく先ですけれど、見守ってみましょう。
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