□少女終末旅行(1〜3)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★★
○百合度:★★★☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『少女終末旅行』:原作単行本
(特記事項)
○上で触れた単行本のアニメ化作品
○アンソロジーコミックも存在
○2017年秋に放送されたアニメのDVD
○各巻4話収録・全12話
○単行本第4巻までの内容
○各巻にブックレット・第2巻にはサントラ・第3巻には全巻収納box付属
(作品について)
終わりを迎えようとしている世界を旅する二人の女の子を描いたお話です。
原作の雰囲気をしっかり出せており、さらにBGMがかなりよいものとなっており、個人的には内容ももちろん、音楽や作画など周辺も含め満足できるものになっていました(それだけにサントラ付属は非常に嬉しいところです)
基本的にはお二人だけで廃墟を旅するとても静かな、稀に出会いと別れもある、あたたかくも切なさも感じる、よい雰囲気の作品です。
百合的にはそこそこ、ではあるのですけれども、終わりかたは結構高めの印象を受けましたかも…?
お話のほうはもちろん原作同様であり、原作の紹介で触れた作品たちに通じる、個人的に好きな雰囲気のもの…アニメの雰囲気は以前している『じんるいのみなさまへ』に通じるところがありましたかも…?
上で触れた通りアニメは原作単行本の途中、ヌコとの別れまでが描かれており、その後の人工知能との出会いと別れがないのは残念ではありますけれど、原作の最後は結構切ない終わりになっていますので、お二人の旅が明確に続くかたちで終わっているのは、あるいはよいのかも…きりがよい場所だというのは確かです。
…ブックレットの解説、最終話にお二人が世界に生き残った最後の人間、とあったのですけれど待ってください、それではイシイさんやカナザワさんは…?(何)
…今期のアニメを何も購入しない、とほぼ最終決定をしたこともあり、前々から気になっていたこちらを購入してしまったわけですけれど、個人的にはそれでよかったと感じさせてくださる、よい作品でした。
現状今作以上にこういうことをしたいと思う作品はありませんので、ひとまずは来期以降の動向を見守ることになります(来期は最低1作品は購入作品があります)