□痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(1〜3/写真は第3巻のみ)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★☆☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』:コミカライズ版
○『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 コミックアンソロジー』:アンソロジー
(特記事項)
○原作はノベル
○2020年冬に放送されたアニメ
○1巻4話収録
(作品について)
オンラインゲームを楽しむ女の子を描いたお話です。
こちらは現在よりも一歩進んだ、VRを用いたオンラインRPGを舞台にしており、主人公はそこでメイプルと名乗り自由に割り振ることのできるステータスを全て防御力に振ってゲームをしていくことになります。
友人やゲーム中で出会ったかたがたとギルドを組み、協力してクエストなどをこなしていくなど、オンラインゲームらしい雰囲気を楽しむことができます。
終盤では他のギルドとの対戦イベントが勃発…私がしているオンラインゲームの『アルピエル』『PSO2』ともに他のプレイヤーさんと戦うことはないわけですけれど、今作を観ているとそういうシステムでなくてよかったと心から思います。
基本的にはファンタジーな世界の冒険、あるいはオンラインゲームといった要素などをその明るい雰囲気とともに楽しむ作品で、概ね楽しく、また主人公側がかなり強力に設定してあるためある意味安心して観られます。
しいて難点をいえば、その主人公側が強すぎる上に何でもありなあまり主人公というよりは悪役側に見えるというか、終盤のギルド戦なんてもう完全に倒すべきラスボスな立ち位置にしか見えず、ライバル側が主人公にしか見えなかったというあたりでしょうか…。
また、メインとなる皆さん以外のプレイヤーはあんなモブキャラ扱いな存在でゲームを楽しめているのか、いくら何でもゲームであそこまで一部の存在とそれ以外のかたがたとで実力に格差がつくものなのか、あるいはキャラクター設定で外見を設定していないので現実世界そのままの姿でゲームをしないといけないのかなど、多少気になってしまうところがあったりもしますけれど、深くは考えないでおきます?
そのあたりは雰囲気を重視ということで気にしないでおくことにしたのですけれど、主人公だけはちょっと受け付けない、苦手な存在でしたかも…ちょっとその天然さと最強っぷりが鼻につくレベルに達してしまっていたというか、某宮藤芳佳という人物に通じるあれさが強くって…。
と、微妙に感じられたところもなくはなかったものの、概ね楽しく面白い作品でしたかと…とっても大好きなあのかたがご覧になられており、最近あのかたとの繋がりがなかったり、また今期に何もなさそうということもあり急遽購入をしたのですけれど、購入してよかったと思える作品ではあったかと思います。