□銀河英雄伝説(Blu-ray box1〜4/写真は第4巻のみ)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★★
○百合度:☆☆☆☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『キルラキル』:直近で観たboxなアニメ
○『モーレツ宇宙海賊』:今作同様艦船メインのSF作品その1(これは劇場版)
○『宇宙戦艦ヤマト』:今作同様艦船メインのSF作品その2(リメイク版はこちら)
○『わが青春のアルカディア』:今作同様艦船メインのSF作品その3
(特記事項)
○原作はノベル・1980〜90年代のアニメ
○本編1〜4巻で1巻disc数枚組・合計20枚・全110話
○劇場版3作品・外伝9作品52話も収録
○比較的最近製作されたリメイク版も存在
(作品について)
宇宙を巡る戦い、その中で活躍する人々を描いたお話です。
こちらは上で触れた様な膨大な話数があり、機動戦士の様なシリーズものではなく単一の作品としては私が手にしたもののなかで最大の話数のある作品といえそうです。
それだけのボリュームでまさに重厚な大河ドラマの様に銀河系に存在する2つの国家の争いと興亡を、タイトル通り英雄たちの活躍をメインに描いていきます。
政治的描写も濃く、私がこれまで手にしたアニメの中では多分そういう意味では一番かたい、真面目な作品…ほぼ終始シリアスな作品ですけれど、それもまたとてもよいです。
主人公は銀河帝国、自由惑星同盟という対立する2陣営それぞれに属するお二人に分けられており、どちらの陣営も比較的平等に描かれているというのもよいものです。
外伝も含め、メインは一介の士官からローエングラム朝銀河帝国を開闢したカイザー・ラインハルトになるでしょうか…大河ドラマ的にいえば彼の生涯を描いたものとなっています。
とはいえその好敵手であるもう一方の主人公であるヤン・ウェンリーをはじめ、他の登場人物も多彩かつ魅力的で、ここまで登場人物が多くかつ魅力的なかたがたばかりな作品というのもすごいものです。
さすがに古めな作品ですので作画はその年代相応なものですけれど、その他の面…ストーリー、音楽、さらに声優さんと全てが恐ろしいレベルで豪華といえる、有名なのもうなずける作品です。
ボリュームが膨大ですのでもう一度観るのはおいそれとはできないわけですけれど、ただ全てを観終えると序盤のお話でこのかたがたがこんなところに、というのを改めて観直したい気持ちになってしまい…また観てみます、か?
…どうしてこの作品を今になって手にしたのか、というのは色々理由はありますけれど、ともあれ手にしてみてよかったと断言できる名作です(リメイク版も存在するわけですけれど、さすがにそちらには手が出ず…劇場版でも出れば購入してもよいかも、です?)
【単行本紹介】
□地球侵略少女アスカ(3/アクションコミックス)
■伊藤伸平さま
→前巻(第2巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★★☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『ミカるんX』:今作同様に(?)地球侵略の宇宙人を主題の一つとした作品
(特記事項)
○最終巻
○上の作品同様SFな作品ということで同時に紹介
(作品について)
地球侵略のために地球人に擬態し生活している宇宙人の日常を描いたお話です。
この巻でも他の宇宙人、さらに宇宙人を取り締まる組織なかたなども登場しつつおバカな日常が繰り広げられていきます。
序盤では疫病が世界的に蔓延するお話があるのですけれど、現実の世界の現況を見ると今となっては笑い話では済まないのが切ないところ…。
後半ではアスカさんの姉が登場、地球侵略の意志をやっぱりなくしていたアスカさんに代わり地球侵略を行おうとし世界が大混乱に陥ります。
アスカさんはそれを止めるべく姉に立ち向かうことになるのですけれども…今作は今巻で最終巻であり、そのお話がクライマックスとなります。
終わりかたとしてはよくあるといえばそういう終わりかたではありましたけれども悪くないもの…みのりさんルートから姉ルートになってしまった様な終わりかたではありますけれども(何)、ともあれなかなか面白い作品でしたかと思います。