□このはな綺譚(11/バーズコミックス)
■天乃咲哉さま
→前巻(第10巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★★
○百合度:★★★★☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『このはな綺譚』:アニメ版
○『此花亭奇譚〈新装版〉』:同一作者さまの単行本及び今作の前作に相当する作品
(特記事項)
○上で触れた通りTVアニメ化された作品
(作品について)
舞台は中世日本の雰囲気漂う宿場町にある此花亭という狐のお宿で仲居として働く女の子たちのお話です。
引き続き此花亭を出て自分探しの旅をする皐さんとそれに付き合う柚さんの様子が描かれていき、この巻では地上へ出ることになります。
地上…京都へやってきたお二人なのですけれど、この巻では前半と後半それぞれで皐さんに関する大きなお話が展開されます。
前半は彼女の過去のお話、後半は実家を訪れ両親と再会するお話…いずれも皐さんは乗り気ではなくむしろ逃げようとしてしまわれるのですけれども…?
ともあれよいお話なのは確かでして、続きも見守りたいところ…カバー下のあとがきの様なものを見ると作者のかたはこのご時世で苦労をしている様子ですけれど、こうして作品が続いてくださりありがたいことです。
【単行本紹介・その2】
□アニマエール!(5/まんがタイムKRコミックス)
■卯花つかささま
→前巻(第4巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★★
○百合度:★★★☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『アニマエール!』:アニメ版
○『天秤は花と遊ぶ』:同一作者さまの単行本
(特記事項)
○上で触れた通りTVアニメ化された作品
○アニメ化した作品繋がりで上の作品と同時に紹介
○最終巻
(作品について)
チアリーディング部の活動を描いた4コマです。
この巻では皆さんが1学年進級された中での様子が描かれ、新入生勧誘には失敗…したかと思われたのですけれど、ひょんなことからお一人、漫画家志望で親がチアをしていたという兎和さんが加わることになりました。
…巻頭のフルカラーなページはエイプリルフールのお話だったのですけれど、4月1日に普通に学校へ登校…いえ、貴にしないでおきましょう(何)
そうした新しいかたを迎えつつ、皆さんは1年生のときにも出場した大会へ向け練習をする日々…夏休みの合宿など、相変わらず楽しい様子で描かれていきます。
その様な中、入院している女の子のお見舞いへ行くのですけれど、ここでお話が急展開に…波乱といえば波乱であり、そうしたお話を経て今作はこの巻で完結、最終巻となります。
急展開ではあったもののその先の展開は個人的にはとてもよく、よいまとめかたでしたかと…ただ、よい作品でしただけに5巻という、アニメ化したきらら系作品では比較的はやく完結した部類に入る巻数で終わってしまったのは少々残念ではあります。