2021年03月02日

アニメ『魔女の旅々』 / 単行本『転生王女と天才令嬢の魔法革命(1)』紹介

【アニメ紹介】
『魔女の旅々』
□魔女の旅々(上・下/写真は下巻のみ)

(個人的度数)
 ○おすすめ度:★★★★★
 ○百合度:★★★☆☆

(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
 『魔女の旅々』:コミカライズ版
 『フレームアームズ・ガール』:似た終わりかた(終了時に新キャラが登場)をしたアニメ

(特記事項)
 ○原作はノベル、上で触れた通りコミカライズ版も存在
 ○上・下巻の全2巻、1巻6話収録

(作品について)
世界を巡る魔女の旅を描いたお話となります。
作品の概要については過去のコミカライズ版紹介で触れていますので省略…ファンタジーな世界観の中で魔女のイレイナさんが世界各地を旅し、そこで遭遇する様々なできごとを描いたお話です。
ファンタジーな世界観は好きで、それに主人公のイレイナさんがあまり見ないタイプの主人公でしたりと色々と面白くよきものです。
また、思いのほか百合的にも高めな登場人物やお話が少なからずあったりし…コミカライズ版にあったそういうお話はありませんでしたけれど、それでも十分といえます?

お話はおバカなコメディなものからかなり重くシリアスなもの、残酷なものまで様々…基本的にメインキャラの絡むお話(師匠やサヤさん)は悲劇的なことにはなりませんけれど、そうでないお話は少なくとも半分程度は悲劇的になり、そういうお話はかなり救いがない展開になるのである程度の覚悟が必要です。
特に下巻については、第7・8話と比較的おバカでお気楽なお話が続き、また第10・11・12話もそうした流れに戻った中にあり第9話だけは本当に救いようのない、最近触れたお話の中では描写・内容ともに群を抜くほどの悲惨なお話で、観終えてしばらく呆然としてしまいました…。
さすがにあまりに悲惨なお話だけありイレイナさんにも影響があった様子で、最終話である第12話の内容に繋がってきたりもします…その第12話は最終話としてうまくまとめた、と思いきや最後の最後で第2期がないとおかしい(唐突な新キャラ、しかも後に一緒に旅をすると説明あり)終わりかたをしました…。

その他、作画や音楽などの面も申し分のないものといえます。
ともあれかなりつらくて気の重くなるお話もありましたけれども面白い作品で、購入してよかったと思えます。
ただ、あの終わりかたをしたからにはかならず第2期を製作してくださいね、ね?


【単行本紹介】
『転生王女と天才令嬢の魔法革命(1)』
□転生王女と天才令嬢の魔法革命(1/電撃コミックスNEXT)
■南高春告さま(漫画)/鴉ぴえろさま(原作)/きさらぎゆりさま(キャラクターデザイン)

(個人的度数)
 ○おすすめ度:★★★★☆
 ○百合度:★★★☆☆

(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
 『私、能力は平均値でって言ったよね!』:主人公が異世界転生をするお話の一例

(特記事項)
 ○原作はノベル、そのコミカライズ版
 ○上の作品同様魔法が絡む、また原作がノベルの作品ということで同時に紹介

(作品について)
魔法科学を研究する王女とその助手になったお嬢さまを描いたお話です。
その王女はタイトル通りの存在であり、幼少時に前世として今の現実世界で生きた記憶を思い出し、そのときの夢であった空を飛びたいというのを実現すべく魔法科学を研究しはじめました。
その様なある日、偶然飛び込んだ場所で出会ったタイトル通りのお嬢さまを攫って自分の助手にしたのでした…このかたは魔法を自在に使えるかたなのですけれど、王女のほうは一切魔法を使うことができず、ですので技術力で魔法を疑似行使しようとしていらっしゃるわけなのでした。

お話のほうは、その様なお二人の関係を描いたもの…。
こちらは完全なファンタジーのお話で、また上で触れた一例ほどには転生前のことは関わってこないので、そこは一安心…いえ、個人的には異世界転生というジャンルははっきり言ってしまうとかなり、とても嫌いな部類に入るので…ごにょごにょ…(転移、ならまだ…)
ですので異世界転生、そうでなくても昨今のライトノベルにありがちなタイトルが文章みたいになっている様な作品はよほどの例外がない限り(上の一例の作品はとっても大好きなあのかたがアニメに触れられた、ということで例外になっています)は避けているわけですけれど、今作は帯に百合と明記されていたこともあり購入…なかなか悪くない作品ではあり、続きも見守ってみましょう。
posted by 桜乃 彩葉 at 08:06 | Comment(0) | 作品紹介
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