□君に紡ぐ傍白(2/バンブーコミックス)
■矢坂しゅうさま
→前巻(第1巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★★★☆
(特記事項)
○フルカラー作品
(作品について)
大学生の先輩後輩さんのお二人の関係を描いたお話です。
この巻でも引き続きお付き合いをされているお二人の関係を描いていき、その関係は基本的には初々しく微笑ましく、また関係が深まっていくさまもよいのですけれど、随所に危うさも垣間見られます。
その危うさの原因となっているのは、遥香さんの過去…かつて演劇をしており、けれどそれをやめてしまったというものにあります。
遥香さんはその過去を菜央さんには隠しており、けれど菜央さんは彼女がかつて演劇をしていたことを知っており、さらにこの巻では様々な外的要因も混じってきて、このあたりが絡まって非常に危うい気配を出しています…次巻は2021年冬に発売予定のことながらその予告を見るとついに破綻をきたしそうな雰囲気もあり、果たして…?
【単行本紹介・その2】
□ひなこのーと(7/MFCキューンシリーズ)
■三月さま
→前巻(第6巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★☆☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『ひなこのーと』:アニメ版
○『わたしの友達が世界一かわいい』:同一作者さまの単行本
(特記事項)
○上で触れた通りTVアニメ化された作品
○最終巻
○演劇の関わるお話ということで上の作品と同時に紹介
(作品について)
演劇をはじめた女の子を描いた4コマです。
この巻ではひな子さんが千秋さんの代役として劇団の演劇に出ることになり、その顛末が描かれることになります。
そうした今作はこの巻で完結、最終巻となっており、その舞台が一区切りというかたちになっています。
最後は数年後の皆さんというこの手の作品ではよくあるお話となっているのですけれども、結構飛躍していてその間の皆さんを見れなかったこともあり結構さみしさも…特にこの巻ではひな子さん以外の皆さんはほぼ背景みたいな扱いに終わってしまっていましたし…。
ということで、こちらは最終的には悪くはない作品、くらいの印象にとどまりましたかも…?