□夢見るルネサンス(2/まんがタイムKRコミックス)
■海老川ケイさま
→前巻(第1巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★★☆☆
(特記事項)
○最終巻
(作品について)
絵を自由に描きたいと願うあまり16世紀から現代日本へ飛ばされたイタリア人な女の子と彼女と一緒に暮らすことになった高校生の女の子を中心に描いた4コマです。
この巻ではリーチャさんと同じ時代からもうお一人、エマさんという彼女の友人でもあり彫刻家な女の子がやってきてお話に加わることになります。
その様な新しいかたを加え、またお二人も学校へ留学生という名目で通うことになったりします。
楽しく微笑ましいお話が続きますけれど、今作はこの巻で完結、最終巻…この手のお話は最後は元の時代に戻るという展開になるのですけれど、今作はその波乱をほのめかしつつその様なことにはならず、あっさりとはしているもののなかなかよい終わりかたとなりました。
【単行本紹介・その2】
□六条さんのアトリビュート(1/まんがタイムKRコミックス)
■セトユーキさま
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★☆☆☆
(特記事項)
○上の作品同様絵をかくかたが関わりそうなお話ということで同時に紹介
(作品について)
幽霊と同居することになった女の子の日常を描いた4コマです。
美術大学を目指す主人公のこのみさんは親の都合で一人暮らしをすることになったのですけれど、その引っ越し先のお部屋には幽霊が住み着いていました。
それが六条さんという同年代っぽい外見をした基本的にはやる気のない、食欲だけは旺盛な女のかた…そして美術に関する知識が豊富でもあり、そのこともあり(また無害そうでもあったことから)そのまま同居をすることになったのでした。
お話のほうは、ということでそういうわけなのですけれど、こちらは帯に「美術漫画」と紹介されていることからも解る通り、美術に関する事柄を結構濃く描いたものにもなっています。
それはそれでまた面白く、また六条さんというのは結局何者なのかといったあたりの謎も気になったり、そして純粋にお話としてもなかなか面白いものとなっており、続きも見守ってみましょう。