□おとなりの天涯(1/電撃コミックスNEXT)
■きぃやんさま
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★☆☆☆
(作品について)
謎の世界と行き来ができる様になったかたを描いたお話です。
お話の主人公はルノさんという会社員なかた…いわゆる社畜気味な澱んだ日々を送る、疲れて荒んだ生活をしています。
ある日、いつもの様子で部屋へ帰ってくるのですけれど、お風呂場の扉の先が謎の世界と突如繋がっており、さらにそこから小さな女の子まで現れまして…?
扉の先はタカラハラと呼ばれる古代日本の様な雰囲気をした場所で、女の子はそこの民から姫と呼ばれているコイチさんという元気なかた…当初はコイチさんの強引さもありましたけれど、ともあれルノさんはその世界と交流を深めていくことになるのでした。
お話のほうは、ということでいわゆる異世界へ迷い込んだかたを描いたものとなります。
帯などにもある通りその世界は基本的にやさしく癒しに包まれた世界であり、仕事で疲れたルノさんを癒してくださいます。
その仕事描写がかなり嫌な感じであり荒んでしまうのも解るほどなわけですけれど、それだけにその別世界のお話がより微笑ましく見えるのでした。
とはいえずっとその世界に入ることもできない様子でしたりと、難しい問題もあり…そのあたりをどうしていくかなど、引き続き見守ってみましょう。
【単行本紹介・その2】
□魔王の娘からは逃れられない(2/まんがタイムKRコミックス)
■うらさま
→前巻(第2巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★☆☆☆
(特記事項)
○最終巻
○上の作品同様異世界へ行くお話ということで同時に紹介
(作品について)
魔王の娘の使い魔となった女の子を描いた4コマです。
この巻でも引き続き魔王の娘であるルルさんに使い魔として魔界へ召喚され騒動に巻き込まれる召子さんの日常を描いていきます。
ファンタジーと日常要素がちょどよく折り重なった面白くてよいコメディ作品ですけれど、その様な今作はこの巻で完結、最終巻となってしまっています。
終盤は波乱要素として召子さんが魔王に呼び出され、今まで秘密にしていたことが知られてしまうのですけれども…もちろん最後はハッピーエンドといってよいかたちで終わっていますので一安心といえ、よき作品でしたかと思います。