2021年07月27日

単行本『アネモネは熱を帯びる(1)』 / 『熱帯魚は雪に焦がれる(9)』紹介

【単行本紹介】
『アネモネは熱を帯びる(1)』
□アネモネは熱を帯びる(1/まんがタイムKRコミックス)
■桜木蓮さま

(個人的度数)
 ○おすすめ度:★★★★☆
 ○百合度:★★★☆☆

(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
 『雨でも晴れでも』:やや雰囲気の似た作品

(作品について)
クラスメイトの女の子のことを好きになろうとする女の子のお話です。
主人公の凪紗さんは勉強が大好きな、けれども高校入学の際に人助けをしたために目指していた学校の受験に間に合わず、仕方なく別の学校に入ったという経緯を持っていました。
その彼女の隣の席になったのが、その受験失敗の原因となった茉白さんという病弱なかたでして、茉白さんは凪紗さんがそのときの人だとは気づいていないのですけれど、凪紗さんはそういうこともあり、また茉白さんの性格がややネガティブなところもあったりして苦手意識を持ってしまいます。
けれど隣の席ということなどもあり関わる機会が多く、このままでは勉強に集中できないと考えた凪紗さんは、何とか茉白さんのことを好きになろうと考えるのですけれども…?

お話はその様なお二人の関係を描いたもの…。
帯や表紙などの雰囲気を見るとややシリアスな雰囲気を覚える、そして「圧倒的百合」「濃厚百合世界」とかなり強調されているのですけれど、お話のほうはむしろコメディ寄りの、ややおバカなお話…関連作品に上げた作品(というよりその前身の『総合タワーリシチ』に通じるものを感じますかも?
ともあれなかなか悪くない作品で、続きも見守りましょう。


【単行本紹介・その2】
『熱帯魚は雪に焦がれる(9)』
□熱帯魚は雪に焦がれる(9/電撃コミックスNEXT)
■萩埜まことさま
前巻(第7巻※)

(個人的度数)
 ○おすすめ度:★★★★☆
 ○百合度:★★★☆☆

(特記事項)
 ○※通り前巻にあたる第8巻は見落としてしまった模様
 ○最終巻
 ○タイトルの雰囲気が上の作品と似ていることから同時に紹介

(作品について)
水族館部に入った女の子とその先輩さんの関係を描いたお話です。
この巻では学園祭を経て小雪さんが卒業するまでを描いていきます。
上で触れた通り何と第8巻というものの存在を完全に忘れて今巻を購入するというひどい有様となってしまっていますけれど、ここまできたのでもう仕方ないとします。

そうした今作はこの巻で完結、最終巻となります。
最後はお互いの関係が深まりながらも新しい道を歩んでいくことになるという、やはり切なさはあるものの悪くない終わりかたといえ、なかなかよい作品でしたかと思います?(前巻を飛ばしておきながら何を言っているのかとなりそうですが…)
posted by 桜乃 彩葉 at 07:10 | Comment(0) | 作品紹介
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