□劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★★
○百合度:☆☆☆☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『フラグタイム』:直近で紹介した劇場版作品(ナンバリングが振られており続刊がある様子の『プリンセス・プリンシパル』除く)
(特記事項)
○原作はノベル?
○TVアニメ版の他、外伝も製作されている作品の劇場版アニメ
○ブックレット、ポストカード、作中に登場した手紙が付属
(作品について)
代筆業をするかたを描いたお話です。
こちらはTVアニメも放送された作品の劇場版となりますけれど、TVアニメ版の総集編というわけではなく新規のお話の様子…TVアニメ版の後日談となっています。
私はTVアニメ版の内容は全く解らず、この作品で今作にはじめて触れましたけれど、過去にあったことも回想で多少察せる様になっていたりと、観ていなくても大きな問題にはなりません。
…今作自体が後世の人物による回想形式となっており、こういう形式は実写の邦画で過去の時代を舞台にしたお話を描く際によくある、でも個人的には大嫌いな形式となっていましたけれど、邦画は総じてその描写に疑問符がつくものになっているので嫌いなわけながら、こちらはむしろこの形式でよかったと思える好感の持てるものになっていました。
お話のほうは、基本的には上で触れた通り後世の少女による回想といった形式を取りつつも、主人公のヴァイオレットさんの少佐という戦争で離れ離れになった恩人への想いを描いたものとなっており、そこに病床の少年などのエピソードが加わったかたちといえるでしょうか。
実のところ少佐という人物については疑問符を持たざるを得ないところが個人的にはあったのですけれど、これはTVアニメ版などを観ていれば緩和されたのでしょうか…ともあれそれを置いておけばかなりきれいで感動的な作品であり、作画等も素晴らしいよき作品でした。
…百合とはかけ離れた作品は基本的には購入しないことにしているわけですけれど、今作は数少ない例外に該当したため購入してみました。
例外は大きく分けて2つあるのですけれど、うち1つであるとっても大好きなあのかたが絶賛されていらしてなおかつ劇場版等の購入しやすい媒体のある作品、に該当したため…ただこのお話を聞いたのはかなり以前でして、それをなぜ今更になって購入をしたのかというと、先週あたりに今作が話題になった際にあのかたのお話を思い出し、さらにあのかたと直接やり取りができた際にも今作のお話を聞けたため思い切ってみた、というわけなのでした。