□紡ぐ乙女と大正の月(3/まんがタイムKRコミックス)
■ちうねさま
→前巻(第2巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★☆
○百合度:★★★☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『大正浪漫喫茶譚 ラクヱンオトメS』:同一時代を舞台にし設定も多少似ている同じレーベルの作品
(作品について)
大正時代に飛ばされた女の子を描いた4コマです。
この巻でも引き続きその様なかたを中心とした皆さんの日常を描いていき、この巻では年末年始、そして1学年進級されるあたりの出来事を描いていきます。
紡さんと唯月さんの関係は思いのほか深まっており、目ざといかたが見ると唯月さんは紡さんに恋愛感情を抱いていると気づくほどに…とはいえ紡さんはかなり鈍感なので、かなり直球に指摘されても気づきませんけれども…。
ただ、ここで問題になるのは唯月さんの家の問題で、同性どころか恋愛自体自由にできるはずのない状況、それでも終盤ではかなりの急展開になりますけれども、果たして…?
また、前巻に続いて史実に絡めたお話もあり、しかも唯月さんと地震とが何かありそうな雰囲気…関東大震災は今現在のお話の翌年のことですけれど、ここまで繋がりそうな…?
…帯に次にくる何とかというネーミングセンスの欠片もない、これを見るとかえってその作品を読む気が失せるものが記載されていたため(先日の作品同様に/何)読むのをここまで後回しにしてしまいましたけれども百合的なことを含めなかなかよい作品で、色々な不安もある作品ではありますが何とかなることを願って続きを見守りましょう。