□声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている(8/チャンピオンコミックス)
■矢村いちさま
→前巻(第8巻)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★★
○百合度:★★★☆☆
(作品について)
失語症な女の子とそのクラスメイトなかたの関係を描いたお話です。
この巻では前巻で真白さんの声が出なくなった原因について語られた、その先のことが描かれていきます。
その原因となった過去については本当にあまりにひどいお話で、ですので第8巻は多分二度と読まないのではないかとなるくらいなわけですけれど、今巻はもちろんその様なひどいお話が蒸し返されたりすることはないので一安心です。
そうしたお話があった旅行も無事終わり、年末年始などの冬休みの様子が描かれていくことになります。
やはりお二人を中心とした皆さんの関係はよきもの…なのですけれども、今巻の本編最後の文面、そして次巻予告と、明らかに物語が大きく動く様子があり、今作は大詰めに向かっている雰囲気が見られ、果たしてどうなるか引き続き見守ってみましょう。