□ラブライブ!スーパースター!!(第2期/1〜6/写真は第6巻のみ)
→前期(第1期)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★☆☆
○百合度:★★★☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『ラブライブ!スーパースター!! Liella!Kila2 Life Comic』:コミカライズ版
○『ラブライブ!』:アニメシリーズ第1作(これは劇場版)
○『ラブライブ!サンシャイン』:アニメシリーズ第2作(これは劇場版)
○『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』:アニメシリーズ第3作(これは第2期)
(特記事項)
○過去に3シリーズアニメ化されているシリーズの4つめにあたるアニメ化作品
○第2期となる作品
○他シリーズと異なり本放送がNHK・日曜日19時〜という珍しいTV局・時間帯に放送
○第3期製作がすでに決定
(作品について)
Liella!というスクールアイドルの活動を描いたお話です。
今作は上で触れた通り、これまでの『ラブライブ!』シリーズでは例外なく放送されている第2期なものとなっています。
そして前シリーズとなる『虹ヶ咲』の第2期同様に新たに4人のかたが新キャラとして加わります…『虹ヶ咲』は個別活動メインという特色がありましたけれど今作は普通にユニットを組んでおり、また学校の設定もあり新1年生の3人が入学してきて、ということになります。
はっきり言うと4人ともやや空気というか道民以外存在感が薄いというか…アイドル好きなかたとその親友の科学好きなかたはキャラクターがよいだけにもったいない扱いです。
登場人物で最大の問題は、Liellaではなくその他キャラ的扱いのウィーン・マルガレーテという人物…この人物は『ラブライブ!』史上多分唯一の悪意に満ちた人物として存在、作品の雰囲気をかなり悪化させてきます(『虹ヶ咲』第2期の嵐珠さんもやや雰囲気を悪くしかけましたけれど中盤での盛り返すが素晴らしかったので…)
そのうえ、彼女周りの設定がひどすぎて…過去にも無印や『サンシャイン!!』においてそれはどうなのかという設定や展開はあったもののお話の勢いや面白さで気にしなくていいかな、となっていたのですけれど、今回はさすがに看過できるレベルを大きく超えていました…。
…彼女の踏み台にされた神津島アイドルがどうして予選落ちしたのかいまだによく解りません(東京島嶼部枠で1組しか突破できないということでしたのか、それならマルガレーテ氏は島嶼部のどこの島のスクールアイドルなのか…そもそも中学生のマルガレーテ氏が出てもいいなら大学生もいいのでは?)
お話のほうも、最終巻となる今回届いた第6巻収録の第11・12話など、終盤にかけて残念流れになっていき…留学問題って無印や『虹ヶ咲』でもう2回もやっていますよね…?
終盤の流れが残念な作品というのは『ラブライブ!』シリーズにおいて珍しくはないのですけれど今作はその中でも群を抜いて残念で、しかも『虹ヶ咲』の第2期というシリーズ上もっともきれいに終えられたものを直前に観てしまっていたためによりそう感じられるのでした…。
『サンシャイン!!』第2期みたいに続編ありきな終わりかたにしてもこれはちょっと…しかも無印や『サンシャイン!!』は第2期の次は劇場版でしたのに今作はTVアニメ第3期って本当に大丈夫なのですか?(『サンシャイン!!』はキャラクターの魅力を生かした『幻日のヨハネ』というスピンオフアニメが製作されるので楽しみです)
ちょっとひどい感想になってしまい、正直なところ終盤のメインストーリーだけを見るとおすすめ度を下げてしまうところなのですけれど、序盤の新入生加入やその皆さんとの合宿などのお約束といえるお話たちは安定して楽しかったので、そこは悪くなく…次の展開としてひとまず『にじよん』を楽しみにしておきます(何)