□Gのレコンギスタ(劇場版/1〜5/写真は第5巻のみ)
(個人的度数)
○おすすめ度:★★★★★
○百合度:☆☆☆☆☆
(日誌に記載のある関連作品(※最新1作品のみ取上))
○『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』:同シリーズの作品の一つ(これは劇場版)
○『スーパーロボット大戦X』:今作が参加しているゲーム
(特記事項)
○TVアニメを劇場版へ再編集した作品
○『ガンダム』シリーズの1作品
(作品について)
G-セルフと呼ばれる機体に乗ることになった人を中心とした戦いを描いたお話です。
上で触れた通り今作は劇場版かつ全5巻作品であり、各巻にサブタイトルとして『行け!コア・ファイター』『ベルリ 撃進』『宇宙からの遺産』『激闘に叫ぶ愛』『視線を越えて』とついています。
元となったTVアニメはどうやら全26話の様子で、もっと多い話数を全3巻の劇場版にした『機動戦士ガンダム』、あるいは全2巻にした『∀ガンダム』よりは多分無理のない編集になっているのではないかと思われます?
お話のほうはベルリ・ゼナムという少年がひょんなことからG-セルフという機体に乗ることになり大きな戦いに巻き込まれていくという、このシリーズではよくある展開であるといえるものでしょうか。
人物・組織関係がかなりややこしく解りづらい作品ではありますけれど、世界観や雰囲気は結構『∀』に近しい、どちらかというと明るく爽やかな雰囲気を感じます…また『∀』同様に宇宙世紀からはるか未来を描いたものと明示されており痕跡も見られます(『∀』と今作でしたらどちらがより未来なのかは…どちらとも受け取れそうではありますが考察の余地はありそうかも…?)
エピローグに至る流れも『∀』…とまではいかないかもしれないもののかなりきれいな流れ、終わりかたとなっており、『∀』『X』と並んで好きなエピローグかもしれません?
登場人物もよく、総じて満足できる作品…最近の機動戦士は『NT』『ククルス・ドアンの島』と妙に(言葉を控えると)微妙な作品が多かったのですけれどその中にあって安心できる作品で、これであとは下で触れる作品と『閃光のハサウェイ』の続きがどうなるか次第…?
【その他】
先日上の作品などと届いた作品たちのうち、最後まで残った『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第1巻を観てみました。
タイトルから解る通り今作は上の作品と同じシリーズの作品となります(むしろ上の作品が同じシリーズか解りづらいタイトル…「G」は「ガンダム」の略なのですが…)
こちらは1巻につき4話収録…といいたいですが今回はプロローグ+3話ですので次巻以降どうなるかは解りません?
そう、今作は第1話の前にプロローグとなるお話が1話収録されています。
こちらは本編の昔に何があったのか、ガンダムと呼ばれる機体に何があって禁忌とされたのかが描かれており、主人公らしいかたの過去もある…のですが、ここで出てきた母子が本当に本編の主人公母子なのかはどうにも違和感が大きく、そこは今後を見守る必要があります。
本編のほうですけれど、このシリーズにしては珍しく(というよりはじめて?)主人公が女性、しかも現状のパートナーも女性と、今の時点ではかなり百合的に期待できる状態になっています。
それを気にして購入したのかというと、それも多少はありますけれども、上の作品など他のシリーズを購入していることからも解る通りそれが全てというわけでもなく、純粋にシリーズとして気になった、そしてとっても大好きなあのかたも今作のことをとても気にしていらした、ということなど色々購入に前向きになる理由が重なり購入をしてみました(これ以前のTVアニメシリーズである『AGE(総集編OVAは購入)』『鉄血のオルフェンズ』を未購入なことから解る通り、巻数が多くお金のかかるこのシリーズのTVアニメリアルタイム購入は本来ものすごく躊躇します)
そのあのかたが今作の少なくとも序盤は『少女革命ウテナ』の様だとおっしゃっておられ、確かにこの巻に収録された第1話から第3話までは、物語の舞台が学校であったり決闘があったりと、そういうものを感じます。
気になるのは主人公のスレッタさんが、あのアムロ・レイあたりとは比較にならないレベルの内向的なかたというところで、この先の展開次第ですけれどこのままではさすがにつらいでしょうし、そこがどう変化していくのかや、婚約者となったミオリネさんとの関係がどうなるかなど、長くなるはずのシリーズな作品ですので長い目で見守ってみましょう。