ハーフの留学生と大和撫子なお二人ということで、確かにその様な雰囲気…こちらも素敵そうです。
…ハーフのかたのお名前、エリスさんとおっしゃる…?(何/もうお一人は雫さんとおっしゃるみたいです)
では、先日読んだコミックの感想です。
□マイナスりてらしー
■宮下未紀さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★☆☆(3.0)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.0)
これは過日『百合姫』などとともに購入をしたもので、百合姫コミックスということもあり購入をしたものとなります。
ということでこれは百合姫コミックスとなり、『百合姫S』のほうで連載されていた作品となります。
これまで百合姫コミックスは全て大判コミックで出ていたのですけれども、この作品のみなぜか普通サイズのコミックとなっておりました…少し不思議でございます(藤枝雅さまのコミックは全て大判だったりしますし、こういうのは何で決まってくるのでしょう?)
作者は以前読んでなぜかいつまでたっても第3巻の出ない『ピクシーゲイル』のかたでございます。
…先日百合姫コミックスを読んで、そういえばこれと下の作品の2つは百合姫コミックスなのに読んでいなかったことに気づきましたので読んでみました(何)
内容としては、非常な名家だったながら没落してしまった松平家の当主である康光さんとそのメイドさんの美晴さんを中心とした借金に追われる物語でございます。
松平といえば徳川氏の元の姓でその後も庶流などによく使われた姓で、さらに名前の「康」の字も同じく松平氏の実在の人名によく使われていた(松平元康、つまり徳川家康の字ですものね)もの、そして家紋も当然葵の紋ということで、実在の松平氏の家柄なのでしょう(いおの様も葵の紋だった気が…)
康光さんは男みたいな名前でございますけれどもちろん女の子で、中学生でございますね…常に和服を着た歳相応の身長をしたやや古風な口調な、なかなかしっかりした性格のお嬢さまです。
一方、康光さんにお仕えするメイドさんな美晴さんは確か20歳前後…幼い頃から康光さんにお仕えしている、美人でスタイルもよく性格もよい素敵なメイドさんでございます。
登場人物はもちろんそのお二人が中心ですけれど、あとはおせっかいな委員長さんや口のすぎる巫女さんなどがいらっしゃいます…金融会社の男などは気分が悪いです…。
松平家はかつては非常に大きな名家でお金持ちだったのですけれど、今では借金取りに追われ使用人たちも美晴さん以外全て解雇され、大きなお屋敷にお二人しかいない状況…今では学校の給食費すら払えない状況です。
どうしてその様なことになったのかといえば、ものすごく強大なマイナス金運というものが働いているから…これは貧乏神みたいなもので、このマイナス金運を持った人に関わるとお金から見放されてしまい、というわけでございます。
当初はずっと康光さんがそのマイナス金運の持ち主と思われていたのですけれど、実は彼女とずっと一緒にいた美晴さんのほうがそれの持ち主だった…ということが判明し、それを知った美晴さんは康光さんの元から去ってしまいます。
お二人の絆はとても強いですので当然康光さんは美晴さんを取り戻そうとしますけれど…美晴さんが去ってからとある金融会社が潰れるまでの流れは、ハッピーエンドへ向けての布石とは解っていても胸が痛く、気分の悪いものでございます…。
『百合姫S』で読んでいた頃、はじめのうちは全連載作品でこの作品が一番好き、と言えたのですけれど、そのあたりで逆に嫌いになったりしてしまったのでした…。
もちろん最後はハッピーエンドですけれど、描きおろしとなった最終話はなかなか話が飛躍しておりました…。
イラストのほうは悪くありません。
百合的にはお嬢さまとメイドさんの主従、といったところなのですけれども、最後まで主従関係以上の関係にはならなかった気がいたします…百合としてはやや薄いかもしれません。
ともあれ、悪い作品ではないのですけれども、百合云々というより借金返済コメディ、といった乗りの作品です。
…中盤さえ気にしなければ面白いといえますし、評価ももっと上げても…。
また、同時にこちらも読みましたので…
□愛しをとめ 〜君がこころは〜
■高橋依摘さま
○イラスト評価:★★☆☆☆(2.4)
○内容評価:★★☆☆☆(2.1)
○百合度評価:★★★★☆(4.4)
○総合評価:★★☆☆☆(2.3)
これは過日色々なコミックとともに購入をしたもので、百合姫コミックスということで購入した作品となります。
ということでこれも百合姫コミックス…といってもこの作品自体は『百合姫』でも『百合姫S』でも連載されておらず、以前読んだ『極上ドロップス』や以前読んだ『半熟女子』同様に携帯電話配信用のコミックということみたいです。
内容としては、平安の御世(要するに摂関政治の行われていた頃ですね)を舞台にした姫さま同士の恋愛物語でございます。
主人公の橘姫は右大臣家というなかなか家格の高い家の姫さま…性格はずいぶん荒々しく、大雑把なかたです。
表紙では黒髪に見えるのですけれど、作中では金髪に見えます…と、平安の御代に金髪な日本人などいるわけございませんでした。
もうお一人の姫は、橘さんの初恋の相手だった女のかたの娘だという桜さん…こちらは確かにお姫さまらしい穏やかな性格をしていらっしゃいますけれど、少し抜けたところがあるでしょうか。
桜さんは両親を夜盗に襲われ失ってしまわれたという悲しい過去があるのですけれど、その後橘さんのお家へ引き取られ、幼き頃の橘さんのおかげで笑顔を取り戻すことができた、というところでございます。
それ以来お二人はずっと一緒に過ごしてきて、互いに想い合う仲となるのですけれど、今の世の中でも同性愛はなかなか理解されづらいものなのですから、この時代にあってはなおさらです。
色々な邪魔が入ったりするものの、最後は二人幸せに…なの、でしょうか?
一応はハッピーエンドらしいのですけれど、個人的にはどうかと思います…あんな変態の帝に生活を見られている、ということでございますよね…?
…個人的にはそういう邪魔なく二人幸せに、がよかったのですけれど、けれど物語の展開などを考えるとあれでも十分ハッピーエンド、と納得いたしましょう(といっても私にとっては「なし」ですが)
この作品は平安時代を舞台にしている、のではありますけれども…平安時代に似た異世界、と表現したほうがよさそうです。
橘さんは普通に今の時代の言葉を使いますし、途中に出てくる軽い男なんて吹き出しに顔文字が…。
軽い、あまりに軽い台詞や内容で、まるで過去一時期流行した(もう流行しておりませんよね?)携帯小説の如き軽さ…と、そういえばこの作品は携帯配信の作品でしたし、携帯電話で読む作品はこれくらい軽い作品がちょうどよい、ということなのでしょうか。
それにしても、その軽い男に変態の帝と、邪魔な男の存在も目につきます…特に変態な帝とはああいう描写も少しありますし…(携帯配信作品なので(?)過激気味の描写は普通にあります/何)
けれど、そうはいっても皆さんの服装などはなかなかしっかり描かれていらしたかと思いますし、そうした軽い描きかたもあえて解りやすい様に、ということかと思います…あと、平安期は今と同じくらい退廃した感じがあったとも思われますし、描写もあながち間違っていないのかも…?
イラストのほうは普通です。
百合的には主役お二人がそうでございます…そのあたりの問題はないのですけれど、やはり変態な帝が邪魔すぎる…。
ともあれ、この作品はちょっと…主役お二人の関係などは好きなのですけれど、作品全体で見ると私には合わないでしょうか…上の『マイナスりてらしー』のほうが全然よろしゅうございました(これも私の中では微妙に位置する作品なのですけれど)
…某小川ドラマもこの作品みたいに戦国時代に似た異世界での作品、と思えば腹立たしくもなりませんか…いえ、あれは一応大河ドラマの名を冠しているのですからリアリティを出さなければおかしいのです、全く。
『ヴィオラートのアトリエ』のほうは、ついに残り期間が1年になってしまいました。
村を訪れる人は4,000名を越し、ヴィオさんのお店レベルは最大の20となって売り上げも200,000コールとなっておりこちらは非常に順調なのですけれど、やはり採取がなかなかできていない状態です。
それでも冒険者レベルがやや上がってきたこともあって、ときどきは遺跡などへ採取へ向かっていたのですけれど、海底に沈む遺跡の中で得た参考書からとんでもないアイテムのレシピを得ることができました。
それはフライングボードというもので、基本的には空飛ぶほうきをパワーアップしたものなのですけれど、何と「街道ひとっとび」という効果が現れました…移動時間大幅短縮というすごいものです。
『ロロナ』には採取地から一瞬でアトリエへ戻るアイテムがありましたけれど、似た効果の素晴らしいものです…他にも採取地から一瞬で脱出できる空飛ぶほうきもございますし、これで遠出をする気が少しは起きます。
…武器や防具が相変わらず弱いままなのですが…。
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
ふむふむ♪
ハーフな方と、大和撫子な方のカップリングと聞いて…
初めはラティーナさんと、かのかさんを思い浮かべましたけれども♪(ラティーナさんは留学生?ですし♪)
エリスさんと叡那さまでしたか…☆(何)
ふにゅ、お二方とも素敵な雰囲気で…雫さんの黒髪ロングはポイント高いですのん♪(やっぱりそこ?)
エリスさんも格好良い感じで…女王さまみたい♪(ぇ)
作品を2つお読みになられたみたいですねっ☆
けれど、少し肌に合わなかったのでしょうか…うーむ。
…日本の言葉は世界で一番綺麗な筈…でした。(何)
うにゅ…文学を一度読んで感想文を書かせたら良いです。(ぇ)
小川ドラマもまた然り…。
アトリエ…うぅむ、やはりお店と冒険の兼ね合いは難しいのですね…。
ユーディーがどれだけ恵まれてるのか…はうはう;
でわわ♪
シャッス!です♪
なるほどですの、確かにそのお二人も近しい感じです♪
けれど、お名前がエリスさんとおっしゃるみたいで…♪
新キャラということで少しの不安もありましたけれど、このお二人でしたら大丈夫そうでしょうか…♪
う〜ん、『マイナスりてらしー』は改めて読んでみるとそう悪い作品ではなく普通の作品といったところでございましたけれど、後者の作品は…厳しい作品でした。
確かに、戦後になってからの言葉の乱れようは嘆かわしいことで、その乱れた言葉が未来へ伝わっていくのですから切ないことです…。
今は本当に平安期の様な退廃ぶりで、このままでは戦乱の世がきてしまうかもしれません…。
『ユーディー』はのんびりできてよいものですの…♪