2009年11月02日

藤乃とユカイな仲間たち

先日読んだコミックの感想です。
最終巻でした
□とらぶるクリック!!(4)
■門瀬粗さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★☆(3.6)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.4)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

これは先日『さくらりちぇっと』などとともに購入をしたもので、過去に既刊を読んでいたこともあり購入をしたものとなります。
コミックスとしてはおなじみのまんがタイムきららコミックスとなります。

内容としては、とある高校のPC部の部員たちの日常を描いた4コマとなります。
以前読んだ第3巻の感想で微妙なキャラクターになってきてしまっていると書いた主人公の杏珠さんですけれど、この第4巻では何とか持ち直して普通の子になっておりましたので一安心です。
この第4巻では、杏珠さんは結構主人公らしい姿も見えましたし…特に後半では彼女と茉莉さんの出会いからのエピソードが描かれていたり、また彼女がどうしてこんなに電化製品を破壊してしまうのかという原因についても(多少強引ながら)描かれております。
その杏珠さんと茉莉さんの出会いのエピソードのお話の最後を読んで、この作品と同時に購入して先日読んだ『さくらりちぇっと』にはもちろん及びませんけれど、それでも百合度が結構上がりました…ずっと一緒にいてもいいかなと感じた関係なのです。
第3巻では部長さんが私の中で一番好きだと書いておりましたど、最終的には茉莉さんが一番好き…となったかもしれません。
茉莉さんはよいツンデレさんです…と、けれどコスプレ好きという描写はこの巻に限定すると見られなかったかも?(杏珠さんの電化製品破壊設定描写は結構ございましたけれど)

と、先日の『さくらりちぇっと』もそうでしたけれど、主人公やそのカップリングとなるかたの過去が語られるというのは、物語がもうすぐ終わるという予兆でもある気がしてしまって、この作品もこの巻で最終巻でございました…。
第3巻の感想で時が流れていなさそうと感じたので、それにこの第4巻も終盤まではいつもの日常話でしたので、ずっと続きそうな雰囲気が流れていたのですけれども…でも、きらら系のコミックで4巻というのは結構長めの部類に入りますし、よく続いてくださったほうでしょうか。
最後のほうではPC部が廃部の危機になりますけれど、それを乗り越えて皆さんが進級をして、新入部員を迎えつついつもの日常を過ごす、という感じで終わっていて、悪くない終わりかただったと思います。
また、描きおろしのおまけには2人の新入部員のお話があって、皆さんとの新たな関係などこれからの展開を見てみたいところなのですけれど、それは皆さんのご想像にお任せする、というかたちになっております。
…ちなみに、杏珠さんのお姉さんについては、最後まで謎のままでございましたけれど、巻頭のカラーページなどでその恐怖は健在です(何)

イラストのほうは悪くありません。
百合的には部長さんと桃乃さんのお二人もそうですけれども、茉莉さんと杏珠さんのお二人も結構そんな感じがして、先日読んだ『さくらリンク』くらいはある感じがいたしました。
ともあれ、これで最終巻というのはさみしいことですけれども、4巻まで続きましたし、よい作品であったのは確かでございました。
この記事へのコメント
しゃっす…☆

…ぽかん?

ふにゅ、作品をお読みになられたみたいで♪

『とらぶるクリック!!』
さくらりちぇっとに続いて、こちらも最終巻みたいで…
大きな事件も無く、普通に終わられたみたい?
けれど、変に脚色するよりは良いかもですね…☆

杏珠さんは唯一のアイデンティティ?が崩壊してしまい…普通になってしまわれましたか…少し残念。(ぇ)
結局…お姉さんも謎のまま…なのですね?

最後の最後で百合度が上がったみたいでなによりです♪

…購入はいつできるか分かりませんが…くすん;

でわわふ♪
Posted by 桜花 at 2009年11月04日 09:36
桜花さまへ>
シャッス!です♪
…わわっ?

はい、この作品も最終回でございました…。
一応最後は部活がなくなるかもという危機が起こりましたけれども、それも何とか乗り越えました♪

杏珠さんが普通になったというのは、前巻までの微妙なネタなどを言うことがあまりなくなったということで、よい意味で…なのです♪
お姉さんについては、カラーページで少し垣間見えますけれど…凶暴なかたっぽい?

はい、よいものでしたので、また機会がありましたら…♪
Posted by 桜乃彩葉 at 2009年11月04日 18:42
「とらぶるクリック!!」は、完結してしまいましたが今も懐かしむ人の多い名作(紅玉もその一人)なのですが、
ちゃんとレビウして下さっていたと知り感無量であります。
PC部と云う舞台ですが百合度の高い事でも知られ、それも“見せ百合”でなく(作者は男性)、普通に無理なく良い話に纏まっておりました。
杏樹×茉莉、桃乃×藤乃など“名カップリング”と云うべきでしょうし……。
(ただ、紅玉が一番好きだったのは、一番百合要素薄めな“なつメロ”こと棗だったりするのですが……)
Posted by 紅玉国光 at 2010年09月11日 12:15
紅玉国光さまへ>
なるほど、この作品はそこまで惜しまれておりましたか…確かにもっと続いていただきたかった作品の一つでございます。
はい、きらら系で主人公が女の子で百合が期待できそうな作品は、一応一通り買っているはずでございますので…読むのは、少し遅くなったりもいたしますけれども…。
何だか少し懐かしくなってまいりましたし、もう一度読み返すのもよいかもですね…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年09月12日 05:28
す、すみません!!大事な主人公(……一応……)の名前を誤植……。杏“珠”でしたね……。
(原因は誤変換)
今からでも、「BANG!とらぶるクリック!!」とか云う表題に変えても良いから、TV漫画化して欲しいなぁ〜 と思うのは、紅玉だけでありましょうか?
惜しまれつつ原作・TV漫画共に大団円を迎えた「けいおん!」に代り、「夢喰いメリー」のTV化決定、「GA」や「ひだまりスケッチ」もTV再開が待たれる(「かなめも」は? ……一寸悲しい、最近忘れられていませんか? 決して断じて“LリCン幇助漫画”ではないと言うにw〜!!)中、
“きらら系”に、今一つの“押し”が欲しい……と感じます。(「チェルシー」と「ねこみみぴんぐす」が連載終了とか、どうも減勢気味な感じがして遺憾である)
Posted by 紅玉国光 at 2010年09月16日 14:51
紅玉国光さまへ>
そんな、誤字はどなたにもあることでございますし、どうかお気になさらないでくださいまし…。

う〜ん、アニメ化は…新聞に載せると似たタイトルのアニメがあるので紛らわしい、なんて変な理由があってならなかったりして…?(何)

個人的にきらら系でアニメ化してほしい作品は、やはり『ねこみみぴんぐす』、あとは『キルミーベイベー』…は大好きな作品ながらあれをアニメにするのは非常に難しいでしょうから、百合要素は0ながらも良作な『境界線上のリンボ』などよいかもしれません。

確かに、『ねこみみぴんぐす』『チェルシー』『ゆかひめ!』の3作が同時にコミックで出た頃以降のきらら系の新作はややさみしいラインナップな気もいたします…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年09月16日 23:56
「とらぶるクリック!!」は、本当に、何度でも何度でも読み返したい漫画の一つだと思っております。
変わるもの、その中にあって変わらないもの、“永遠の女子高生(桃乃先輩・談……苦笑)”達の繰り広げる、甘酸っぱくもほろ苦い青春絵巻……。
百合要素が欠かせないところも良いですが、
それを抜きにしても(抜きには出来ぬが)、本当に良い作品です。結構、泣かせるエピソードも多いですし。
今からでも遅くないから、TV漫画化しないものでしょうか……。
Posted by 紅玉国光 at 2010年11月28日 16:41
紅玉国光さまへ>
確かにこの作品はきらら系の学園もの4コマの中でも、なかなか良作の部類に入る、よきものでございました…♪
未読なコミックがたまっていてなかなか既読の作品を読み返す暇がないのがつらいところでございますけれども、また読み返すのもよいかもしれません…第2巻の百合度評価の低さの謎を解き明かすためにも…(何)

アニメ化、でございますか…そういえば『Aチャンネル』がアニメ化されるという噂を耳にしたのでございますけれど、これは本当なのでございましょうか…。
そうなりますと、きらら系は基本的にコミックが完結していない作品ばかりをアニメ化している様子が見受けられますので、残念ながら…(何)
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年11月29日 21:06
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