まず、キュンコミックリリータイムシリーズというもので出る『「リリィ」百合アンソロジー(仮)』というものに触れておりますけれど、どうやらこれは『百合少女』というタイトルで11月19日に出る模様です…これには以前読んだ『気持ちのかたち』のサークル【桜井家】さまなどが参加していらっしゃるみたいです。
あと、どうもこれはもうすでに発売している様子なのですけれども、『COMICリリィ』というネーミングセンスは微妙に思えるながらも内村かなめさまなどの参加されているらしい百合なコミック作品が出ているみたいで、今月はこれらに加え『つぼみ』も出ますし、『百合姫』系な雑誌がございませんのにかなり豪華な月となっていると思います。
いえ、こんなに百合なアンソロジーなどが出るなんて、かなり昔の『百合姉妹』『[es]〜エターナル・シスターズ〜』『百合天国』が出ていた頃以来ではないでしょうか…いずれにしても、全て購入をしたいものです。
また、まんがタイムきららコミックスなのですけれども、これまで第1巻な作品には失望されどおしでぱれっとコミックスに完全に負けていたかと思ったのですけれども、今月は久々に第1巻な作品に期待が持てそうです。
ぱっと説明を読んだ限りでは『ゆかひめ!』は女の子onlyな作品っぽくて以前読んだ『ゆゆ式』くらいには期待できそうですし、『チェルシー』もガールズ4コマということですので大丈夫だと信じたいですし、『ねこみみぴんぐす』も主人公は女の子ですから信じたい…といっても、主人公が女の子でもサブキャラに変な男がいて脱力してしまったりする作品も多いですので、油断は禁物ですが…(『ねこにゆーり』あたりはそういう系統の作品っぽかったので購入をやめたのでした)
少なくとも、これだけあれば最低1冊はよい百合的にも悪くない作品があるはず…と信じたいですし、実際に店頭で見てよほど怪しいところ(帯や裏表紙の説明が危ういとか)がなければ3冊とも購入しようかと思います(今のところ『ゆかひめ!』に期待…)
しかし、残りの作品について、「どうなる祐太のモテ・ライフ!?」とかいう『PONG PONG PONG!』は論外もいいところですけれど、『魔法少女☆皇れおん』は「男の娘(オトコノコ)4コマ」だそうで…ここまでもてはやされる女装少年の何がいいのか、やはり私には理解できません…(先日のいちごさんの講座で触れた異形面やら乙○やら友愛やら並に不快になってしまいますし…異形面という言葉の意味の解らないかたはこちらをご覧ください)
ちなみに今月のきらら系、以前読んだ『うらバン!』の第2巻も出ますのでこれは確実に購入です…あとは以前読んだ『けいおん!』のアンソロジーコミックが出るそうで、どうしましょう、一応購入しましょうか…?(何/この作品そのものの新刊は12月に出る模様…こちらは購入しますけれど)
…ちなみのちなみに、一方のぱれっとはといえば、今月は『毛玉日和』という未知なものとしか言えない作品しか出ない模様ですけれども、作者の櫻太助さまというお名前はどこかで目にしたことがある気が…と思ったら、以前第1巻を読んだものの結局第2巻は出なくなってしまった、きらら系の『鳩町まめっこイグニッションズ』の人でした。
では、先日クリアしたゲームの感想です。

□ノゾミカナエタマエ 〜Daydream Reconstruct〜
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○グラフィック評価:★★★☆☆(2.5)
○システム評価:★★★☆☆(2.8)
○内容評価:★★★★☆(4.3)
○音楽評価:★★★☆☆(3.3)
○声優評価:★★★☆☆(2.5)
○難易度:★★★☆☆(2.5)
○百合度評価:★★★★★(4.5)
○付加要素(おまけなど):★★★☆☆(3.3)
○総合評価:★★★★☆(3.6)
これは過日色々な同人誌などとともに購入をしたもので、過去によきゲームを出していらっしゃるサークル【VALLEL】さまの作品ということで購入をしたものとなります。
同人誌と一緒に購入していることからも解るとおり、こちらは今年の夏のイベントで出た同人ゲームとなります。
内容のほうは、1冊の本を巡って不思議な世界に入ってしまった少女たちの物語…。
ジャンルはパッケージ裏に「ほんわかフシギ系ADV」と書かれているとおり、アドベンチャーゲームとなります…選択肢で物語が分岐していくかたちでございます。
と、この作品は以前クリアをした、今作の1年前に出た『ノゾミカナエタマエ 〜Who Dreamed It?〜』の新装版となっており、大まかなストーリーはそちらと変わりません。
主人公の真琴さんとその合わせ鏡みたいな存在のマコトさん、それに物語の核となる天禰さんとリアさんに鼓さんという三人の少女、そして彼女たちと対になるサブキャラの妃華さんにイリスさんと花菜さんといったあたりも、前作と同じです。
では、何が前作と変わったのかといえば、まずは登場人物が二人増えました。

…まずは、上のキャプチャ画像右の眼鏡っ子なこまりさんです。
彼女は以前クリアをした同じサークルさま制作のゲーム『maiden panic!』というこちらはもう明らかに百合のみを狙ったゲームに登場してきた、妃華さんの昔の知り合いである関西弁のかたとなります。
時間軸としては『maiden panic!』開始直前の頃になるっぽいこまりさんも偶然「古本屋」へ立ち寄り、天禰さんたち三人と同じく「一冊にして全なる書」の力に巻き込まれあのセカイに入ってしまった、という感じとなっております。
『maiden panic!』でのこまりさんはそう好きではなかったのですけれど、今回の作品に関しては登場人物が天然のリアさんをのぞいて全員真面目なタイプですので、彼女の様なコメディキャラがいると明るい雰囲気が出てよかったです…今作ではツンデレあまねんこと天禰さん、『ストパニ』の千華留さまと静馬さまを合わせた感じのお姉さまな妃華さん、こちらもやはりお姉さまな雰囲気のイリスさんの次に好きなキャラといったところでしょうか。

…もうお一人の追加キャラは、上の画像の金髪のかた、詠美さんです。
この作品、上のこまりさんが『maiden panic!』からの登場だったことを含め、全てのキャラが過去にこのサークルさまの出した作品からの登場だったのですけれど、詠美さんのみは今回初登場の新規キャラクターとなります。
詠美さんは真琴さんが店長代理をする「古本屋」の常連客で、その関係でこのセカイに入り込んでしまったみたいです。
一応女子高生となっておりますけれど、その正体は稀代の魔女ともいわれるとんでもないかたっぽいです…けれど、作中ではそう深く掘り下げられたキャラではございませんので、今後詠美さん主役のゲームを出したりしてくださるとよいかもしれません。
上に書いた様に登場人物が二人増えましたので、それに伴いストーリーのほうも前作と較べ多少変化いたしました。
基本ルートでは天禰さんなど三人のルートに加え、一応彼女たち二人のルートも存在しますけれど、こまりさんと詠美さんはあの夢エンディングが存在しません。
と、この作品は『鏡の国のアリス』を模した世界観を持っていて、登場人物にもそれぞれ『鏡の国のアリス』の登場人物の役割が振られております。
リアさんがアリスさん、真琴さんは赤の女王、マコトさんは白の女王、天禰さんは騎士、鼓さんは赤の王、妃華さんはバンダースナッチ、そして花菜さんはジャバウォック、といった感じで…。
そして新キャラの詠美さんはハンプティ・ダンプティの役割となったのですけれど、そういえばこまりさんは何もなかった…真ルート「まどろみの中へ」でのクライマックスシーンでも、こまりさんだけは完全に空気と化してしまっておりましたし、物語としては必要のない感じで、『maiden panic!』をしたことのある人へのサービス的登場、といった感じがいたしました。
…と、そういえばイリスさんも『アリス』の役割が何も振られていない気が…と思ったのですけれど、先日読んだ『鏡の国のアリス』から考えると、イリスさんはそのまま「アリスの姉」でよいのかもしれません。
そのこまりさんが空気と化す真ルート、基本ルートを全てクリアすると登場する「まどろみの中へ」も、前作と多少異なっておりました。
オープニングで鼓さん以外の夢も出てまいりましたし、オープニングムービーも流れてまいりましたけれど、一番違うところは、こちらでも選択肢が出てきたことと、エンディングが2つ用意されていたことでしょうか。
前作は真ルートに選択肢は1つもなく、またエンディングも1つだったのです。
エンディングが2つといっても両方グッドエンドな内容で、1つは前作とほぼ同じ、真琴さんとマコトさんに関するエンディングでした(ただし、百合度は上昇していた気がします)
もう1つのエンディングは、セカイから元の世界へ戻ることのできた皆さんを描いたもの…それを見ることができたのは楽しくてよいものでした。
しかも奇跡も起こっており、すでにこの世界にいないはずのイリスさんと妃華さんのお二人が生きていることになっていたのです…これでこの作品と『maiden panic!』も繋がることになりました(前作では妃華さんが蘇った描写はございませんでしたから…)
物語のほうは相変わらず不思議な世界で、基本ルートをやっていてもはじめのうちはさっぱり意味が解らないかもしれません。
けれど、徐々に進めていくうちに謎が解けてきて、真ルートを終える頃には気分よくゲームを終えることができる様になっているはずです。
登場人物について、リアさんと鼓さんのお二人に関しては以前にこのサークルさまが出した、真琴さんとマコトさんにこまりさんと詠美さん以外の全員が出たらしいゲームの登場人物(おそらく主人公)らしい男が好きらしく作中でも名前だけ登場しますので百合的にはございませんけれど、他の皆さんは多かれ少なかれ百合要素があったかと思います。
天禰さん及びこまりと妃華さんについては言うまでもございませんし、真琴さんとマコトさんについても当初マコトさんは嫌な敵に見えるものの結局最後にはただのツンデレだったということが判明してかわいらしく感じられます。
また、イリスさんはリアさんの姉ですので姉妹愛です…真ルートでのリアさんへの想いは少し涙が出てしまいそうになりました。
花菜さんについては、この作品では役割柄かなりキャラクターを歪められてしまっている不遇のかたですけれど、それでも真ルートのエンディングでは『maiden panic!』の様な姿を見せてくださっており一安心です。
と、詠美さんは…やはりまだまだ何ともいえない感じですけれど、こちらの制作者さま公式サイト内のブログのとある記事を読むと、詠美さんに想いを寄せる少女の物語が載っております。
と、マコトさんやイリスさん、それに鼓さんの影の存在であるツツミさんも含め、最終的にはこの作品には悪役といえる人はいなくなり、皆さんよい感じで終えられるのがよいところです(全ての禍はジャバウォックが背負って消えましたし…)
イラストのほうは、なぜかリアさんのみ立ち絵が微妙に感じられるのですけれど、その他は悪くないものだったかと思います。
グラフィックは普通です…公園など数ヶ所の背景が前作と別のものとなっておりましたけれど、どちらがよいのかと問われると…(何)
システム面では既読スキップなどアドベンチャーゲームの基本は抑えております。
内容面のほうは、リアさんと鼓さんの背景にいる男の影が個人的には嫌な感じですけれど、その他はよいものだったかと思います。
登場人物もおおむねよいかたがたばかりでございますし…新装版で追加されたこまりさんと詠美さんもよいものです。
音楽のほうは普通、といいながらも個人的にはなかなか好きで、サントラがあれば購入してもよいと思うものです。
声優さんは例によって同人ゲームなのでなじみのないかたがたですけれど、でも声はさすがに合っております…こまりさんとイリスさんが同じ声でしたか…。
難易度のほうは、真ルートで選択肢が増え、しかもマコトさんエンディングへ入る条件がいまいちよく解りませんので、やや難しくなっている気がいたします(マコトさんエンディングへの入りかたは本当によく解りません…解らなかったのでバッドエンドも含め全ての文章を既読にしてみたら入れましたので、まさかこれが条件…?)
百合的には前作同様ですけれど、こまりさんが増えたことと、真ルートの2つのエンディングによって多少前作より上がった気がいたします。
付加要素としては、CGモードに音楽モード、キャラクター紹介とシーン回想モードと一通りのものが揃っております。
ともあれ、やはりなかなかよい作品です…新装版と聞いたときはどれだけの変化があるのかと疑問もございましたけれど、普通に楽しむことができましたし。
このサークルさまは数少ない、年齢制限のない百合要素のあるADVを作ってくださるサークルさまですし、今後にも期待したものです(けれど上で触れたとおり男主人公のゲームも作っておりますので、過信は禁物…)
と、次は先日クリアした『ヴィオラートのアトリエ』に続いて『アトリエ』なゲームから、正統派シリーズの中でまだ唯一クリアしていない『エリー』をしてみようと思います。
…と、明日は『ソルフェージュ』の発売日ですけれども…(何)
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
…にゃあにゃあ♪(ぺろぺろ♪)
ふにゅ、今月も色々と気になる感じでございますね♪
百合アンソロジーに、KRも久しぶりに期待出来そうな感じのものが…♪
女装なんたらは、嫌いでは無いですけども…ゲームとか好きな作品もありますし♪
けれど、百合の邪魔をするなら容赦はしません、私。(何)
ぶっちゃけ物によると思われ…。
何が良いのか…と聞かれますと言葉が出ないのですけど…くすん;
……見た目が可愛らしいから、でしょうか?(何)
あと…悪意があるのはダメです。(何/純粋に女装が好きor女の子になりたい…ならok)
偶に不埒なのがありますから…(ぁ)
でも…多分その作品はスルーですの。
うゅうゅ、ゲームクリアしたみたいで…☆
うーむ、若干気になる箇所もありますが…百合ならOKですねっ☆
これはリメイクな作品なのでしょうか…完全版?(ぇ)
エリー始められるのですねっ☆
良き作品ですので、堪能して下さいまし♪
分からない事があれば、私を頼っても良いのよ?
多分……役にたたないと…思われ…くすん;(ぁ)
…ついに明日なのですねっ☆
……私は買えませんけれど…くすん;(ぁ)
でわわふ♪
シャッス!です♪
わっ、くすぐったいです…♪
はい、まさか百合onlyなアンソロジーなどが3つも出るとは、これはびっくりいたしました…♪
きららコミックスのほうも、これだけあれば1冊くらいは…。
う〜ん、女装少年については、私もその逆は好きですのであまりきつくは言えないところなのですけれども…(何)
う〜ん、『あ○けん』の女装少年などはいかがなのでしょう…?(何)
ともあれ、私もその様な作品は購入しませんけれど、そのあらすじを知らずに女の子だと思って購入していたとしたら…考えただけで恐ろしいことです。
はい、期待通りよい作品でした♪
リメイクというより…明日発売予定の『ソルフェージュ』みたいな感じでしょうか…。
では、お言葉に甘えて、解らないことなどあれば頼らせてもらおうかと思います♪
わっ、もしかするとまたPSPなどに移植するかもしれませんし、そう慌てなくても…!