2009年11月14日

みるち〜ものがたり講座32

(み:藤枝美紗さん、ふ:逢坂蕗さん、あ:鴬谷菖蒲さんです)

み&ふ:みるち〜ものがたり講座〜♪

み:ちょっと色々あって厳しいとこだけど、みーさは元気にいかなきゃだし、今日も元気にものがたり講座の時間だよ〜♪

ふ:よろしくお願いします…と、何だか『みるち〜』な講座としてはちょっと久し振りな気がしますね。

み:あっ、うん、この講座でやってる企画、来月発売予定なコミックを見てみるっていうのを、先月はこっちの『は〜ちゅ』な講座のほうでやっちゃったから、それでちょっとお久し振りになっちゃったんだよ〜。

ふ:そういえばそうでしたっけ…でも、そういうことでしたら今回もその企画を昨日したばっかりないちごさんの集会でしてみてもよかったんじゃないですか?

あ:あらあら…♪

み:それも1つの手かもだけど、今日は他にやりたい企画があったんだよ〜。

ふ:そうなんですか…でも、まずはやっぱりいつもの企画からですか?

み:あっ、うん、12月発売予定のコミックだけど、こんな感じになってるみたいだよ〜。
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9日発売予定:『がんばれ!消えるな!!色素薄子さん(2)』
12日発売予定:『わたしの大切なともだち(2)』『大正野球娘。(3)』
18日発売予定:『百合姫Wildrose(4)』『アップル・デイ・ドリーム(2)』
22日発売予定:『世界制服セキララ女学館(3)』
26日発売予定:『R18!(2)』『けいおん!(3)』『クイーンズブレイド -Hide&Seek-(4)』『プアプアLIPS(2)』
下旬発売予定:『comicリリィ(2)』
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ふ:う〜ん、数は結構あるみたいですけど、ちょっと小粒な感じかもですね…。

み:あっ、でも、まだ正確な発売日は解らないながら、に読んだ『comicリリィ』の第2巻がもう出るみたいで、これはとっても楽しみだよ〜♪

ふ:今月には『つぼみ』『百合少女』っていった他の百合なアンソロジーとかも出ますし、年末になってすごいことになってきましたね♪

み:うんうん、とっても嬉しいよ〜♪

あ:あらあら…♪

ふ:他の作品は…『大正野球娘。』のコミカライズ版はに読んだ既刊がかなり微妙だったみたいですけど、それでも買うんですか?

み:一応買うけど、読むのはずっと後になりそうだよ〜。

ふ:きらら系は『R18!』などですけど、他にも『GA』『かなめも』『けいおん!』というアニメになった3作品の解説本が出るみたいです…これは買わないんですか?

み:う〜ん、気になるのは『GA』だけだけど、これを買うのは気分によるかもだよ〜。

ふ:とにかく、まずは今月発売のコミックたちを無事に買うことからですね。

み:うん、ちょっと機会がありそうだから、今日にでも『つぼみ』とかを買ってこようかなって思うよ〜。

ふ:これでまた未読なものが増えるんですね…来月発売予定のものに入ってる『世界制服セキララ女学館』もまだ読んでない未知の作品じゃないですか。

み:わわっ、それは何とか今月中に読んでみるけど、確かに今月は百合姫コミックスもずいぶん出るし、ますます未読なものがたまっていっちゃうよ〜。

ふ:しかもそれは全部携帯配信のものみたいですから、あまり期待できないんですよね…。

あ:あらあら…ともかく、まだ未読の作品リストを作って、この作品を聞いてみたいというご意見のあったものを優先して読んでみる、ということにしてもいいかもしれませんね…。

み:あっ、うん、それはいいかもだよ…さすがあーやちゃんだよ〜♪

あ:うふふっ、どういたしまして…♪

ふ:あっ、ところで、今日は別の企画をしてみたいってことを言ってましたけど、何をするんですか?

み:えっと、企画ってほどのことじゃないんだけど、新しい物語の構想が浮かんだから、忘れたりしないうちに書き残しておこうって思うんだよ〜。

ふ:そうなんですか…最近は物語を書く調子が悪いってうかがいましたけど、よくなったんですね♪

み:わっ、ううん、それは全然よくなってなくって、それもいつ書けるか解らないから、だから忘れない様にこの講座で書き残しておこうって考えたんだよ〜。

あ:あらあら…それで、どんなお話を考えていらっしゃるのでしょう?

み:えっとね、ずっと前に書いたこれや前に書いたこれの物語を元にして、草鹿彩菜さんが主役の長編な物語を作ってみようと思ってるんだよ〜。

ふ:なるほど、彩菜さんの…でも、もちろんそのままじゃなくって、何か変更点などがあるんですよね?

み:うん、まずは二次創作要素とファンタジー要素を完全になくしたお話にしようかと考えてるんだよ〜。

ふ:あっ、前者はとにかく後者はずいぶん思い切りましたね…今までの長編って、叡那さんのものでも琴音さんのものでも、そしてもちろんエリノアさんのものでも、結構ファンタジーな感じでしたのに。

み:彩菜さんの場合はファンタジーにしなくっても大丈夫な気がしたんだよ〜。

ふ:あとは何か変わるんですか?

み:あっ、それは今から書くあらすじの後で触れてみることにするよ〜。
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 私、草鹿彩菜は母と妹との三人暮らし…父は妹の生まれた少し後に他界してしまった。
 母だけで私と妹を育てなくてはいけなかったので生活は苦しかったけれども、少なくとも私は幸せだった。
 妹には音楽、特にピアノの才能があって、母もそれをのばしてあげようと、貧しい中でも幼い妹をピアノのレッスンへ通わせていた。
 私も妹のピアノが大好きで、ピアノの演奏にあわせて歌を歌っていたものね。
 けれど、そんな幸せな日々も、私が小学3年生のときに崩れてしまった。
 突然、妹が他の家の養子へ出されてしまって、それからずっと会うことも、連絡を取ることもできなくなってしまったの。
 私は、母が生活苦のため妹を手放したと思って、母との関係にも大きな溝ができてしまったの。

 幼い頃から背が高めだったりしたうえに目元が鋭くって、それに妹のこともあって口数も少なかった私は、周囲に「冷たい人」という印象を与えているみたいで、みんな私のことは敬遠している感じだった。
 しかも母との関係もあり家にあまりいたくもなく、かといって非行に走るほど不真面目でもなかった私は、放課後はよく誰もいない町外れの森の中で一人歌を歌って過ごしたりしていた…我ながら、変な子よね。
 そんな中学1年生のある日、いつもどおりその森で歌っていると、誰もいないはずの森に一人の少女が現れたの。
 しっかり歌を聞かれてしまっていて恥ずかしいやら何やらで私は混乱してしまったのだけれど、その少女…天羽美月さんは私の歌を褒めてくれた。
 翌日も現れた彼女は楽器を持ってきていて、私の歌にあわせて演奏をしてくれた…それがとてもよい音色で、私は妹と音色を重ね合わせたとき以来の、本当に久し振りとなる心地よさを感じた。
 その後も彼女は毎日やってきて、私は彼女の明るさなどに次第に惹かれていったのだけれど…ある日を境に、彼女は姿を消してしまったの。
 それから数ヵ月後には私も引越しでその町を離れなくてはならなくなって…彼女に会うことは、あれ以来一度もなかった。

 大切な人との二度にわたる別離は私に暗い影を落とし、以前にも増して人との関わりなどを避ける様になっていた。
 母ともほとんど口をきかない関係となっていたけれど、中学3年のもうすぐ高校受験のシーズンのとき、母が倒れたという報せが届き、病院へ駆けつけたときにはもうすでに亡くなってしまっていた…。
 しかも、私同様に家を空けることの多かった母はてっきり遊んでいるのものかと思っていたのだけれど、死因は過労だといい、私の元には母が貯めたお金と、私へ対する謝罪の手紙が残されていた。
 妹が養子に出されたときのことについても書かれていて、出された先がかなりのお金持ちだというのは私の予想通りだったのだけれど、半ば無理に養子として引き離された上に二度と関わらない様にと脅迫されてしまっていたというの…。
 相手がかなりの力を持った家で、貧しい家から養子を迎えたなんて体面に関わるからそうされてしまったそうで、母はそれに逆らえなかったもののとても後悔したらしい…だから、せめて私だけは自分で育て、そして将来困ることがない様にと昼も夜も働き続けてお金を貯めてきたというの。
 私は、そんなことも解らずにずっとあんな態度を取り続けてしまって…謝らなければならないのは私のほうだけれども、もう謝ることもできない…。

 母の残した手紙には妹が養子へ出された先が書かれていて、いてもたってもいられなくなった私は実際にその二条という人の家へ行ってみた。
 やはりものすごく大きなお屋敷だったのだけれど、応対した人には妹はここにいないと言われた上に、もし私が妹に近づいたら妹の今後の生活に支障をきたすことになる、なんて言われてしまった。
 見え透いた脅迫だったけれど、でも今まで会いにこなかった冷たい姉がここで妹の幸せを壊すなんてこともできないから、諦めて帰るしかなかった…。

 こうして完全に孤独の身となった私…数ヶ月間は父方の親族の家で世話になったけれど、厄介者扱いされていたのは明らか。
 そのため、というわけではなくこれは当初からの目標だったのだけれど、私の進学した高校は私立明翠女学園という、お嬢さま学校として有名でまた学生寮のついているところ。
 小中高一貫型のその学校の高等部入学枠は10人もなくってとても狭き門だったのだけれど、私にはそこしかないと当初から考えていた…なぜならば、入学試験成績の上位2名は、入学後に成績を学年で4位以上をずっと維持すれば学費など全てを免除されるというのだから。
 元々は家から出るために考えていたことなのだけれど、その家そのものがなくなってしまうとはね…でも、いずれにしても、母の残してくれたお金はこんな私が使っていい様なものとは思えないから大切に取っておきたいし、やはり私の進む道は一つしか見えなかった。
 いえ、むしろ母のなくなる前よりも、その学校へ入ってやろうという気持ちが強くなったわ。
 お嬢さま学校に通い、さらにそこでよい成績を収めていけば、いつかはあの二条の家の人も私が妹に会うのを許してくれるかも…あり得ないことだとは思うけれど、それでもわずかな可能性を信じたかったの。

 無事に条件を満たして学費等全て免除にて入学し、その学園の学生寮で生活することになった私。
 けれど、これまでに妹や天羽美月さん、それに母といった別ればかり経験してきた私は、もうこんな思いはしたくないと、大切な人などいらないと思う様になっていた。
 だからこれまで以上に人と距離をおく様になり、また周囲もやはり私のことを冷たい人と見て敬遠をするのだった。
 それでも、学生寮のルームメイトに巻き込まれてしまいなぜか生徒会役員になることになってしまったけれど、私の存在というものに唯一の意味を持たせるということではよかったのかもしれないわ。

 高校生活の1年と1学期の間、私は特に誰とも親しくなることなく過ごしてきた。
 歌のほうも、重ねたいと思う音色もなく、聞かせてあげたいと思う人もいないから、ごくごく稀に学園内の小さなスタジオで一人歌うだけになっていた。
 さらに、生徒会役員として厳しくしてきたためか、生徒たちからは避けられるというよりも恐れられる様になっていた。
 2年生の2学期には、そんな私が高等部の生徒会長となることになったけれど、その後行われる学園祭の方針について他の生徒会役員と意見が折り合わず、またそう遠くない場所にある燈星学園という学校の生徒会長による学園祭の共同開催の提案もにべもなく断ったりと、相変わらずの憎まれ役。
 もう憎まれ役になりすぎて、自分でもかたくなになりすぎているということは解っているけれどもどうしようもなかったわ。

 そんなある日、クラスに一人の編入生がやってきた。
 彼女の名は白波美月さん…かつて私が想いを寄せた少女と名前が同じだったけれど、雰囲気が全く違ったからただの同名の子、そうだとしか思わなかった。
 だから当然、編入生なんて私には関係ない、そう思ったのだけれど…。
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ふ:あらすじ、と言いながらもずいぶん長かったですね…しかも彩菜さんの一人称視点でしたし。

み:わっ、そ、それはごめんなさいだよ〜…ちなみに、物語は多分彩菜さんが会長さんになる頃からはじまると思うよ〜。

ふ:それって、じゃあ上のあらすじのほとんどは物語のはじまる前を書いてて、逆に物語のはじまった後のことがほとんど触れられていないんですけど…。

あ:あらあら…。

み:わわっ、一応お話の流れとしては彩菜さんが美月さんに心を開いていって、最後は妹さんに歌声を届けるためにCDデビューをするんじゃないかな〜?

ふ:もしかして、みーさちゃんも参加しててフィンさんがここにファンサイトを作ってくれてる、昨日はどうしても行けなかった『私立天姫学園』での彩菜さんがCDデビューをしてるのも、このお話の事情を見てもそんな感じですし同じ理由なんですか?

み:うん、それはそうだと思うよ〜♪

ふ:それにしてもあらすじの彩菜さん、ちょっと暗すぎる様な…いじめにあったりしちゃいませんか?

み:う〜ん、彩菜さんの場合、親しくない人から冷たくされるのは気にしない感じだから、そういうことがあっても軽く受け流しちゃうのかもだよ〜。

ふ:なるほど…それで、確定している登場人物は、まずは彩菜さんとその妹さんですね?

み:もしかしたら妹の瑞葉さんは回想シーンでしか登場しないかもだよ〜。

ふ:あとは、あらすじでも名前の出てきた美月さん…二人いますけど、これってやっぱり同じ子ですよね?

み:うん、元のお話では違う名前だけどさっき触れた学園に登録されてる名前を使わせてもらった、みーさの物語でよくコラボしてもらってるつばささんのキャラクターだよ〜♪

ふ:勝手に名前を変えちゃったりして…許可は得たんですか?

み:わっ、ま、まだだよ…あと、美月さんについては持ち運びのできる楽器を一つ得意ってことにしようと思ってるんだけど、そのことも相談してみようと思ってるよ〜。

ふ:『ソルフェージュ』だとフォルテールを持ち運びしてますけど、あれって明らかにピアノに近い鍵盤楽器の気が…う〜ん、そこは気にしないでおきましょう。

み:あとは、みーさとあーやちゃんも登場すると思うよ〜♪

あ:またみーさちゃんと共演できるなんて、とっても楽しみです…♪

み:うんうん、みーさもすっごく嬉しいよ〜♪

ふ:えっと、今のところ確実に出る人っていうのはそのくらいですね…って、あらすじが長くなりすぎたので時間がなくなっちゃいました。

み:わっ、ほ、ほんとだよ〜…じゃあ今日はここまでってことで、ばいばいだよ〜。


あ:あらあら、この彩菜さんの物語について、何かご意見などありましたら遠慮なくおっしゃってくださいね…?
  あと、こちらの【ふぐり屋】さまの公式サイトにて…
 
  …『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』アニメ化記念企画の『玲緒麻衣だいありぃ』第8話が公開されていらっしゃいますね…♪
posted by 桜乃 彩葉 at 04:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | あさかな/すみりおRadio
この記事へのコメント
ぱきゅーん…♪(ぇ)

うにゅ、何だかお久しぶりな感じですね…お元気でしたか?(ぇ)

12月も色々と発売するのですね♪
ここ数ヶ月…何も買っていないので、私は若干ストレスが…(何)

『けいおん』や『R18』は購入予定ですけど…その他に色々とありますの;
『かなめも』や『さくらりちぇっと』等もありますし…。

出来れば『生徒会の一存』のDVDも買いたいのです;(多分無理)

携帯作品は…微妙なのが多いですものね。

ふにゅ…彩菜さんの物語の新しいプロットなのですね?
ファンタジー要素を無くす…とは、かなり思い切りましたけど…大丈夫でしょうか?(ぇ)
何だか。重いお話な気がして…。

うにゅ…持ち運べる楽器と言いますと、ハーモニカを連想してしまいますね♪

でわわふ♪
Posted by 桜花 at 2009年11月15日 15:19
桜花さんへ>
わっ、な、何かな?
えと、ちなみに『キディ・ガーランド』の主人公の口癖は「ぽきゅーん」で、「ぱ」じゃなくって「ぽ」だったり…はわわ〜(何)

う、うん、みーさは何とか大丈夫だけど、桜花さんが元気だったら本当に何よりだよ〜♪

わ、わわ、だ、大丈夫かな…な、何か買える様になったらいいんだけど…!

うん、少なくっても『さくらりちぇっと』は買ってみる価値がとってもあると思うよ〜♪

DVDはお高いものだから、確かに厳しいものだよ〜。
最近はブルーレイで出る作品も結構あるみたい…?

う、うん、ファンタジーな要素をなくすのは本当に思い切ってるんだけど、何とか頑張ってみるよ〜!
彩菜さんには確かにそんな重い設定があるんだけど、最後はハッピーエンドになるはずだよ〜♪

確かに、それが一番連想しやすいのかもだよ〜♪
Posted by 藤枝美紗 at 2009年11月15日 19:51
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