2010年03月10日

高みを目指す少女たちの物語は、いつまでも続いていく―。

先日観ましたアニメの感想です。
第2期がないとおかしいかも…?
□咲 -Saki-(1〜9・写真は9のみ)
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
 ○内容評価:★★★★☆(3.5)
 ○音楽評価:★★★☆☆(3.0)
 ○声優評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○付加要素(おまけなど):★★★☆☆(3.4)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

これは先日最終巻を『GA』のDVDなどとともに購入をしましたもので、もともとはお世話になっております桜花さまにお勧めをしていただいたこともありDVDを購入しはじめたアニメとなります。
こちらは現在第6巻までコミックが出ておりまして、PSPにてゲームにもなるという作品でございます。

内容としては、雰囲気などは今の世界と変わらないながらも世界的に麻雀が盛んになっていて、中学校や高校でも麻雀のインターハイの様なものがあったりする世界での、清澄高校麻雀部の皆さんのお話となります。
と、登場人物などの説明は上で触れましたコミックの感想などで触れていると思いますので、今になって改めてする必要はないでしょうか。
主人公は宮永咲さんという高校1年生の少女ですけれども、むしろ周囲のキャラのほうが目立っていらしたりあるいはよいと感じたりしてしまうのは、以前観ております『ストライクウィッチーズ』に重なるところがあるかもしれません…ついでに言えば、両作品の主人公ともに大きな胸が好きなご様子がございます。

さて、お話の大まかな流れのほうは、その清澄学園の麻雀部の皆さんやライバル校となる鶴賀学園、風越女子、龍門渕の麻雀部の皆さんを中心に県大会の模様を描く、といったものなのですけれども、以前観ております第8巻までの感想はそのそれぞれ観た際に書いておりますので、ここでは先日観ました第9巻の感想に触れていきます。
第23話は『本気』ということで、前の巻から続いております県大会の個人戦の続き、咲さんが部長さんやステルスモモ、龍門渕の眼鏡な人と対戦しているものの続きからです。
前のお話で眼鏡な人がステルスモモの術中にはまってしまったわけですけれども、咲さんはステルスとは関係なく調子が悪かった模様…なのですけど、ふとしたことで調子が戻っていらしたみたいで、いつかの和さん同様にお話開始後数分であっさりとステルス状態を破ってしまったのでした。
本当にステルスな技は竜頭蛇尾に終わってしまう感が強い…ついでに試合のほうも結構あっさりと咲さんが持っていって終わってしまいました。
そして個人戦もいよいよ最終戦…部長さんは現時点で1位のキャプテンさんやお嬢さまにゆみさんとの対戦ですけれど、この4名はいずれも個人的に応援しているかたがたばかりで、はっきり言えばこの4名で全国に行けばよいと思ってしまうのでした。
現在2位の和さんは華菜さんなどやや甘めに見えるメンバー、咲さんはわははな人や未春さんという地味ながら好きなかたがた、そして個人戦にしか登場していない南浦数絵さんとの対戦となりました。
あの未春さんが少しだけとはいえ華菜さんとともに見せ場を作ってくださり、このお二人も好きな私にとっては嬉しいこと…だったのですけれど、衝撃波とともに数絵さんが本気を出しはじめました。
完全に数絵さんと咲さんの一騎討ちの様相になってまいりまして、未春さんにも見せ場がございましたのに、わははな人に見せ場が全くなかったのがとてもさみしいことでございました…わははな人に見せ場がなかったのがとてもさみしゅうございました…。
そうした感じで意外とあっさり咲さんが力を見せつけ対局が終了いたしました…数絵さんも結構あっさり逆転されましたし、わざわざの個人戦のみの登場の割には、あまり目立たなかったかも…。
むしろ、部長さんとキャプテンさんにお嬢さまにゆみさんという豪華メンバーの対局のほうがクライマックスになっていて盛り上がっておりました…部長さんはさすがの力を見せ付けましたけれど、総合得点で4位に終わりました。
全国へは総合得点で3位以内に入れば行けるのですけれど、最終的には3位が咲さん、2位が和さん、1位がキャプテンさんという順位で終わりました。
キャプテンさんは何の文句もなく祝福したいのですけれど、ゆみさんやお嬢さまのことを考えると、咲さんか和さんのどちらかは4位以下になってゆみさんかお嬢さまかのどちらかが入ってくださったほうがよかったのではないでしょうか…清澄は団体戦で全国へ行けるのですし…。
…そういえば、エンディング『四角い宇宙で待ってるよ』のアニメーションがなかなか微笑ましい…。

第24話は『夏祭り』…前のお話で県大会は完全に終了いたしましたので、試合のほうはもうなさそうでございます。
はじめはお嬢さまが衣さんに絵本を読み聞かせていたりと微笑ましい光景…と、そんなお嬢さまのもとに、部長さんから手紙が届きました。
一方の清澄のほうでは、和さんがテレビ局のインタビューを受けていらしたりしたのですけれど、全国へ行く前にまた合宿が計画されているそうです。
その合宿は県大会団体戦決勝戦で戦った龍門渕、鶴賀、風越女子の3校にもお誘いがあり、いずれもお誘いを受諾して合同合宿というかたちとなりました…キャプテンさんは多少迷ったり、そして龍門渕からのお返事は私には読み取れませんでしたけれど…。
そういえば鶴賀はすでに3年生が引退され、部長が睦月さんになっておりました…睦月さんも地味ながらなかなかよいかたでございます。
と、その様な中、タコスな子はテストで赤点を取ってしまい、追試を受けることになってしまったのでした…追試の日は清澄の皆さんで行く夏祭りの日になっていたのですけれど、咲さんや和さんの協力で勉強をすることになったものの、タコスな子は異常なほどやる気がございません…。
そんな状態で追試を受けるタコスな子…個人的には追試の教室にいた、タコスな子よりもさらにやる気がなかった男子生徒が気になってしまいましたけれども…(何)
ともあれ追試も終わって、夏祭り…皆さま浴衣姿で楽しんでまいりますけれど、部長さんは学校に残って、キャプテンさんと花火を見物です。
何気なく華菜さんも自宅で三つ子の妹さんたちとともに花火を見ている姿が…咲さんと和さんもずいぶんよい雰囲気です。
そして、タコスな子も無事に追試を乗り越えて、皆さん合宿所に集まるのでございました。

第25話は『全国』…これで2クールございました『咲』もついに最終話となります。
その最終話は、県大会団体戦決勝戦で戦った清澄、鶴賀、風越女子、龍門渕の4校による合同合宿でございました。
集まった皆さん、さっそく温泉に入りに行きますけれど、あの空気の存在な男子部員のみはネット麻雀の特訓…と、ネット上の相手はお嬢さまの執事さんだったのでございました。
さすがにこれだけのメンバーが揃うとなかなか壮観…と、個性的な面々でございますから、温泉から出て早々に色々騒動が起きてしまい、初日はいきなり自由時間にされてしまうのでした。
皆さん浴衣姿でしたのに、桃子さんのみ制服姿のままだったのは、どうなされたのでしょう…と、その疑問は当然ゆみさんも抱いたわけですけれど、このお二人は相変わらずよい感じです。
眼鏡なかた4人が麻雀を打っておりましたけれど、初心者な子以外皆さんダークな感じ…未春さんまでダークモードになっていたのは少しびっくりですけれど、また皆さんやられてしまったのでした。
その他、なかなか珍しいメンバーで卓球を楽しんだりと、個性的な皆さんが交流される姿は微笑ましく楽しい…ちなみに、卓球はお嬢さまが圧倒的な力を見せ付けておりました。
翌朝は咲さんと和さんは露天風呂へ…先客でかじゅモモカップリングがいらしたり、部長さんやお嬢さま、キャプテンさんなども集まって、全国の強豪のお話に花を咲かせます。
その話の中で宮永照という人の話になりますけれど、どうやら魔物の頃の衣さんよりもずっと魔物らしい…しかも照さんはインタビューで妹はいないと話したりしており、色々ショックを受けた咲さんはその場から逃げる様に去ってしまわれたのでした…。
そこは和さんが咲さんのお話を聞いてあげて一緒に神社へ行ったりいたしますけれど、結局照さんと咲さんとの因縁の詳細は少々解らなかったのでございました…。
咲さんと和さん、そういえばまだ苗字で呼び合っていらしたのですけれど、そのお社でお互いに名前で呼び合うことにしたのでございました…このあたりは最終話らしく、なかなか百合的によい雰囲気でございました。
でも、勝負事に御利益のあるお社なのでしたら、清澄の皆さんできたほうがよかったのでは…とも思ってしまうのでした(何)
そして、麻雀の合宿ですので、戻ってきたところで麻雀を打ちますけれどそこはあっさり飛ばしてしまわれ、舞台は一気に全国大会の開会式へ飛びました。
照さんの姿、それに袴姿の学校や明らかにコスプレにしか見えない学校など変な人々の姿が見えましたけれど、開会式と強豪たちの異常としかいえない超常現象が垣間見えただけで終わってしまいました…あの超常現象の数々、もう完全に麻雀とはかけ離れてしまっているのですけれども、いかがなのでしょう…?
しかも、和さんが咲さんと交換したストラップを地面に落としてしまいつつ雨に打たれるシーンなど、そんなものを見せられても…これは明らかに第2期の予告編となってしまっておりました…。

DVD特典のピクチャードラマは第7話で、和さんやタコスな子の中学校時代のお話…いきなりタコスな子が和さんを嫁に誘ったり、和さんが女性同士で子供ができるお話をされたり、本当にいきなりどうなされたのでしょうか(何)
お話は夏場のお話なのですけれども、和さんの服装はあまりに過激では…そういえばタコスな子も咲さんに負けず、大きな胸のお好きなかたでございましたっけ(だから何)
ともかく、お話の本筋は高校への進路のお話…タコスな子が清澄を選んだ理由は、清澄の学食にタコスがあるからなのでした(そんな情報を仕入れているのは何気にすごいです…)

ということで、全般的な感想としましては、麻雀のことが全く解らないまま観続けていました私でもなかなか楽しめる作品でございました…先に原作を読んでおりましたけれど、原作よりも入りやすいかと思います。
ただ、個人戦の数絵さんは結局何だったのでしょうかとか、宮永照さんの存在や、全国大会の猛者たちの姿など、色々すっきりしない終わりかたでもございます…はっきり言えば全然完結しておらず、第2期がある前提での終わりかただったかと思います。
ということで第2期もほぼ出そうな印象がございますけれど、今回のアニメすら後半は原作のコミックを追い抜いていらした状態でしたので、第2期は出るとしましてもずいぶん先になりそう…?
あと、当初の予想よりもずいぶん百合的にある作品でもございました…これはもちろん嬉しいことです。
主人公の咲さんと和さんのお二人はもちろんなのですけれども、そのお二人よりも鶴賀学園のかじゅモモカップリングのほうが個人的にはとてもよきものかと…あとは清澄の部長さんと風越女子のキャプテンさんもよきものでございます(華菜さんがかわいそうですけれども…)
この作品は団体戦の決勝戦ですと1回の戦いにつき4名が対局しそれが5回ありましたので自然と登場人物も増えてしまうのですけれども、そのいずれもよきかたがたで、けっしてキャラの使い捨てをしていないご様子がありよろしゅうございました…これほどたくさんの登場人物を使い捨てにせずきちんと生かしていらっしゃるのは以前読みました『はやて×ブレード』などございますけれど、よきことでございます。
当初は奇を狙いすぎている感じであまり好きでなかった龍門渕の皆さまも、衣さんが魔物でなくなってからは微笑ましいよきかたがただと感じられる様になりましたし、衣さんもかわいくてよろしゅうございます…と、お嬢さまははじめから好きでございました。
私が特に好きなキャラとしましてはお嬢さまや鶴賀のわははな人やゆみさん、風越女子のキャプテンさんや華菜さん、そして清澄の部長さんあたりでございます。
…正直に言いまして、全国大会の皆さんを見ておりますと、このかたがたほど魅力的な人がいるのかどうか疑問になってしまって、そこがこれからの不安点でございますけれど…。

イラスト、つまり作画のほうは悪くなく心配のないものではございますけれど、同時に購入しております『GA』、あるいは上で触れました『スト魔女』よりはやや劣るかと思います。
内容のほうは、結局麻雀の要素は私にはほとんど理解できなかったものの流れで楽しむことはできましたし、百合分も思ったよりも多かったですから、全体的にはなかなかよろしいものでございました。
音楽のほうはどうでございましょう、普通のアニメといったところではないでしょうか…ちなみに、シリアスエンディングが好きです。
声優さんのほうは皆さま問題なくよき感じでございました。
百合的には思った以上にある作品…以前観ております『Candy boy』と同程度くらいはあるのではないでしょうか。
付加要素としましては第3巻以降結構地味気味なキャラも含めた色々なかたを主役としたピクチャードラマが収録されておりましたのがよろしゅうございました(そういえば2度ほど抱き枕カバーがついてきたことがあった…?)
ともあれ、終わりかたが第2期があること前提になっておりましたけれどそれはとりあえず気にしないでおくことにいたしまして、なかなかよき作品でございました。
正直に言います麻雀というものに私はいいイメージが全然なかったのですけれども、この作品で少しだけ向上した…かも?
この記事へのコメント
しゃっす…☆

…にゃう♪

うゅゅ、遂に『咲』を見終えたみたいで…2クールで長く終盤はオリジナル展開らしい?ですけれどお気に召したのでしたら何よりです…☆
咲は魅力的なキャラが多くて、誰が一番か決めかねてしまいますの…☆

私はステルスさんが…かも?

でわでわ。
Posted by 桜花 at 2010年03月10日 20:23
桜花さまへ>
シャッス!です♪
あらあら…♪

はい、2クールな作品ということもありなかなか長かった気もいたしますけれど、ついに終わってしまいました…といっても、明らかに第2期がありそうな感じではございましたけれども…。
なるほど、終盤はオリジナルな展開でございましたか…では、原作ではキャプテンさんは全国へ行かない…?

ステルスモモもよきかたかと思います♪
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年03月10日 21:24
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