2010年04月03日

のんのんびより

先日読みましたコミックの感想です。
よきものでした
□のんのんびより(1)
■あっとさま
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
 ○内容評価:★★★★☆(3.5)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
 ○総合評価:★★★★☆(3.5)

こちらは先日『ささめきこと』のDVDなどとともに購入をしましたもので、何となくよさそうに感じられましたので購入をしたものとなります。
コミックスとしては『ささめきこと』や『こあくまメレンゲ』などと同じものとなります。
この作品は以前読みました『こあくまメレンゲ』と同じ作者さまの作品となります。

内容としては、田舎にあります旭丘分校に通う女の子たちの日常を描いた作品となります。
その旭丘分校は相当な田舎にありまして、全校生徒はわずか5人…それだけしか生徒さんがおりませんから、先生もお一人しかいらっしゃらなくって、教室も全ての学年で1つの教室を使っております。
しかも、その生徒さんたちと先生を合わせて、3つの家庭の人々だけで成り立っているという…主人公はメインとなる4人の女の子全員、といった感じでございましょうか。
まずは小学5年生の一条蛍さん…5年生にしてはやや大きめのかたで、つい最近東京から引っ越してきたかたです。
当初は田舎の生活にやや戸惑っていた感じもございますけれど、周囲の皆さんがいいかたばかりですので、すっかりなじまれた模様…とある子に密かな想いを抱いていらっしゃるみたい?
その蛍さんが密かに想いを寄せていらっしゃるのが中学2年生の越谷小鞠さん…メインの女の子の中では一番年上なのですけれどちみっこでかわいらしく、ニックネームの「こまっちゃん」は名前からではなくってこじんまりしているところからきているのでございました…(ですので彼女自身はあまりそう呼んでほしくないみたい…)
小鞠さんの妹さんで中学1年生な越谷夏海さんはクラスのムードメーカーらしい元気いっぱいの女の子…成績はあまりよろしくないみたい?(10段階評価で全て4か5しかございませんでした…)
小学1年生の宮内れんげさんはちょっと独特な完成を持っていらっしゃる気のする女の子…それはそれでやはりかわいらしいものでございます。
メインキャラはこの4人でございますけれど、あと先生としてあまりやる気はない宮内一穂さんがいらっしゃいます…苗字から解ります様に、れんげさんのお姉さんです。
あとは中学3年生に小鞠さんや夏海さんの兄である越谷卓さんという人がおりますけれど、この人はほとんど出番がなくって、また台詞が確か1つもない存在でございましたっけ…。
…読む前はこの兄の存在がやや不安だったのですけれど、ここまで目立たなくて何の影響もない人でしたら何も問題はございません…むしろこの目立たなさは面白さの要素の一つでございましょう。

お話はそんな皆さんの微笑ましい日々を描いたもの…田舎というのも関係しているかもですけれど、のんびりしたものでございます。
登場人物は皆さんかわいらしいですし、やはり微笑ましいものなのでございました。
…なぜか少し『みなみけ』を思い出してしまいましたけれど、これはれんげさんの雰囲気が微妙に南家3姉妹の末っ子のかたに似ている感じがしたからでございましょうか…(微妙に無感情な表情や口元あたりが…)

あとがきによりますと、このお話のベースは上で触れました『こあくまメレンゲ』の巻末に収録されておりました短編4コマ『とことこ』…『いとこのところにいくところ』とのことみたいです。
確かに、そう言われますと特にいとこを迎えた側のお二人に雰囲気がずいぶん残っていらっしゃる様な…迎えられました女の子のほうはずいぶん変わってしまわれましたけれども。
ちなみに、今回も巻末に短編な4コマとして『ユメのユメ』という作品が収録されております…これは夢野ユメさんの見る不思議な夢を描いた作品となります。

イラストのほうはよきものでございました。
百合的には小鞠さんに想いを寄せる蛍さんのあたりにほのかにございます…なかなかよろしい感じではないでしょうか。
ともあれ、これは店頭で見かけて存在を知った作品でございましたけれど、購入してよろしゅうございました…『こあくまメレンゲ』といい、この作者さまはよろしい感じです。


また、同時にこちらも読みましたので…。
こちらは可もなく不可もなく…
□みなみけ(6)
■桜場コハルさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○内容評価:★★★☆☆(2.5)
 ○百合度評価:★☆☆☆☆(0.5)
 ○総合評価:★★★☆☆(2.5)

こちらは過日色々なコミックとともに購入をしたもので、過去に既刊を読んでいることもあり購入をしたものとなります。
コミックスとしてはこれ以外には何も持っていないものとなります。
…長らく存在を忘れてしまっておりましたけれど、上の『のんのんびより』で不意に思い出しましたので読んでみたのでございました。

内容のほうは、『この物語は南家3姉妹の平凡な日常をたんたんと描くものです。過度な期待はしないでください。』の一言に尽きるでしょうか。
なんて、以前読んだ第5巻と同じことを言っておりますけれど、本当にそのくらいしかコメントすることのできない、可もなく不可もない普通の作品です。
ただ、何だかずいぶん男率が上がってきてしまい、気持ち悪い男もおりますし、女装少年率も上がる気配がございますし、百合的にもない作品…。
…この作品のタイトルをはじめて目にした際には『皆三毛』、つまり猫さんのお話かと思ったりしたのですけれど、そうした作品のほうが面白かったのかも…。

イラストのほうは悪くありません。
百合的にはもはやない、と言ってよろしいかと…。
ともあれ、ここまで買い続けてきた作品ですから、惰性でもこのまま買っていきそうな感じではございますけれども…ただ、上の『のんのんびより』と較べると、明らかに上の作品のほうが私の好みなのでございました…。
この記事へのコメント
しゃっす…☆

みゅみゅ、作品をお読みになられたみたいで♪

素敵な作品に巡り会えたみたいで♪
私も気になりますの…☆

みなみけは、うーむ…どうなのでしょう?(何)

冬馬さんは好きですけど♪(ぇ)


でわわふ♪
Posted by 桜花 at 2010年04月04日 15:52
桜花さまへ>
シャッス!です♪
今回読みました『のんのんびより』はなかなかよろしい作品でございましたので、機会がございましたら…♪
『こあくまメレンゲ』といい、この作者さまはなかなかよろしい感じかも…?

『みなみけ』は可もなく不可もなく…といったところでございましょうか…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年04月04日 19:05
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