2010年04月08日

SaGa Frontier

先日クリアしましたゲームの感想です。
一人分だけですけれども…
□SaGa Frontier サガ フロンティア
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.0)
 ○グラフィック評価:★★★☆☆(2.8)
 ○システム評価:★★★★★(4.5)
 ○内容評価:★★★★☆(3.8)
 ○音楽評価:★★★★☆(3.8)
 ○難易度:★★☆☆☆(2.3)
 ○百合度評価:★★★☆☆(2.5)
 ○付加要素(おまけなど):☆☆☆☆☆(0.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.6)

これは過日購入をしておりましたもので、色々気になりましたので購入をしてみましたものとなります。
こちらはPlayStationなゲームソフトとなりまして、廉価版ということでかなりお安くなっております…以前購入しておりますこのゲームのサントラの半値程度でございます。
オリジナルが発売されたのは1997年あたりと、かなり古め…といいましても、同じ制作会社さまが出していらっしゃり以前クリアしております『ロマサガ3』などみたいにスーパーファミコンのソフトではなくPSなのですから、『マリーのアトリエ』や『サモンナイト(1)』あたりと同程度、といったところなのでございましょうか。

内容としては、7人の主人公候補から一人を選んで物語を進めていくRPGなゲームとなります。
それだけ多数の主人公候補から誰かを選んで、というシステムは上で触れました『ロマサガ3』に通じるところがございますし、ゲームのタイトルやシステムからしてもこれらは一つのシリーズ、と捉えてもおかしくはないのかもしれません…ストーリーなどにつながりは全くございませんけれども。
また、『ロマサガ3』では主人公を誰にしても大まかな目的は同じとなるみたいで(四魔貴族を倒す…などなど)最後の敵も同じとなるみたいですけれど、こちらは主人公によってストーリーや展開、それに最後の敵も全く違うものとなるみたいです(の、はず…アセルスさん編しかしておりませんので断言はできませんけれど)
主人公候補たちはいずれも『ロマサガ3』以上に個性的な面々で、人間だけでなくロボットやモンスターなどもいらっしゃったり…その中で私が選びましたのはもちろん女のかたで、女のかたは二人いらしたのですけれど、そのうちのアセルスさんという少女でございます。
アセルスさんはもともと人間だったのですけれど、ひょんなことから半分人間で半分妖魔の半妖という存在となってしまい、最終的にはそんなことになってしまった原因を作ったオルロワージュという妖魔と戦うことにより自分の存在が何なのかを決めていく、といった感じでございましょうか。
このアセルスさんは周囲にジーナさんという人間の少女や白薔薇姫さまという妖魔の女のかたなど、女のかたに好かれる傾向があり、またアセルスさん自身も白薔薇姫さまのことがお好きなご様子があったりと、百合な雰囲気を感じることができます。
…妖魔の世界ということで、耽美な雰囲気とでも申しましょうか。

ゲームの進行のほうは先日まで、その白薔薇姫さまとの悲しい別れなどもありながらも、アセルスさんたちを鍛える日々を続けておりました。
まだ完璧な能力、とまではいっておりませんけれど、その後の予定の関係もあり、いよいよ進めることにしたのでございました。
ちなみに、使用キャラはアセルスさんの他、同じく剣使いでなかなかよい雰囲気なキャラのアニーさん、主人公候補の一人で銃使いのエミリアさん、妖魔で神社の巫女をしていらした零姫さま、そして妖魔でアセルスさんの師匠の様な存在に見えましたイルドゥンさんの5人です。
これら使用キャラクターの最終的な能力値はこの様になり…数値は前からHP・技ポイント・術ポイント・筋力・運動性・知力・集中力・霊感・丈夫さ・魅力の順です。
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○アセルスさん:999・195・10・99(+5)・99・99・99・99・99(+5)・99
○アニーさん:999・182・10・99(+5)・99・90・99・82・99(+5)・99
○エミリアさん:999・178・12・87(+5)・99・99・99・87(+40)・99(+5)・99
○零姫さま:999・148・250・9(+87)・18(+82)・32(+82)・19(+82)・28(+87)・8(+87)・92(+17)
○イルドゥンさん:999・147・250・28(+75)・16(+70)・22(+70)・26(+70)・33(+75)・13(+75)・86(+10)
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…零姫さまたちの術ポイントを見るに、おそらくこれの上限値は250…アセルスさんの技ポイントもそこまで上げてみたかったのですけれど、筋力以下の能力に関してはアセルスさんは完璧になっておりますので、よしといたしましょう。
ちなみに剣技や体術は『ロマサガ3』の様に戦闘中に閃いて覚えるシステム、銃技はそれより簡略的になっている感じ、術はお店で買うか戦闘後に覚えるか、といった感じでございます…武器の種類が『ロマサガ2・3』より減ってしまっておりますけれど、よしといたしましょう。
アセルスさんとアニーさんは剣、エミリアさんは銃、零姫さまは妖・陽・時・幻術、イルドゥンさんは妖・陰・空術を使っていただきました。
装備のほう、武器はアセルスさんとアニーさんは竜鱗の剣及び月下美人、エミリアさんはブリューナク及びリーサルドラグーン、盾は全員デュラハンの盾です。
防具のほうは人間キャラは全員冥帝の鎧とエメス・タグ、あとは全員精霊銀の腕輪+αを装備しております。

ということで、昨日はいよいよオルロワージュ氏のいるファシナトゥールへ戻りました…戻りかたは、以前オウミへ行った際に人がおりましたので解っておりましたので…。
ずいぶん久し振りに感じられるファシナトゥールでまずジーナさんのいるはずのお店へ向かうと、何とジーナさんがオルロワージュ氏のいる針の城へ連れて行かれてしまったといいます。
そこで針の城へ戻り、先へ進んでいくことに…序盤でなかなか倒せなかった巨人と戦うこともありましたけれど、「跳弾塔無月ダーク散水」という5連携技が出て何と1ターンで倒してしまいました。
まさかあれだけ苦戦した敵が1ターンとはなかなか複雑な気持ちでございますけれど、与えたダメージの数値が10,000程度でございました…これはダメージが大きすぎて数値が狂ってしまったのでしょうか。
ともかく、巨人を倒すと隠し扉が開いて、その奥にいた敵もあっさり倒しますと、中からジーナさんが出てまいりました…どうやら彼女はオルロワージュ氏ではなくイルドゥンさんの親友であるラスタバン氏にそこに閉じ込められてしまったといいます。
ジーナさんはそこで待っているといいますので、先へ進むことに…序盤でセアト氏がいて先へ進めないところまできたのですけれど、そこには影が薄くなっているセアト氏の姿がいて、どうやらこちらを倒せば復活できるということで襲い掛かってきたのです。
ただ、こちらもあまり強くなく2ターンで撃破…完全に消滅してしまった後にゾズマ氏が見苦しい奴だったねと言いますけれど、アセルスさんがセアト氏に同情的な言葉を言ってあげておりました…。
さらに先へ進むと、今度は金獅子姫さまと戦うことに…正直に言ってこのかたとは戦いたくなくてアセルスさんも戦いたくない様子でしたけれど結局戦うことになり、やはり2ターンで倒してしまいました。
倒すと、彼女の使っていた剣のみが残されました…切ないことでございますけれど、その剣は竜鱗の剣よりも強かったので、それをアセルスさんが装備いたしました。
さらに先へ進むと、今度はラスタバン氏がいて、これとも戦うことに…短い間のボス3連戦でございましたけれど、こちらも2ターンで倒し、今度は「ラスタバンの鎧だけが残った」と出ましたけれど、アイテム欄を見てもそれらしい鎧はないのでございました…(もしかして普通に手に入る鎧だったのでしょうか)
さらに先へ進むと、いよいよオルロワージュ氏と会い、戦闘になりました…けれど、こちらは何とノーダメージで、そして3ターンで倒してしまいました…。
ボスはこちらが強くなると向こうも強くなっていくはずなのですけれど、こちらが強くなりすぎたのでございましょうか…『ロマサガ2・3』は最後の敵だけものすごく強くされていたのですけれど、今回はその様なことはなかった模様でございます。

ともあれ、最後の敵を倒しましたので、エンディングへ…と、いきなり年老いたジーナさんがアセルスさんのお墓に詣でているシーンになってしまいました。
最後の敵を倒して画面が切り替わるとすぐにそれでしたので、さすがに驚きました…そんなお墓にゾズマ氏にイルドゥンさん、零姫さまにメサルティムさんが一言ずつ声をかけていって、最後に白薔薇姫さまが現れジーナさんと会話を交わします。
どうやらオルロワージュ氏を倒したアセルスさんは人間に戻って天寿を全うされた模様…でも、ジーナさんより先に亡くなられるとは…。
それからアセルスさんがどう生きてきたかのアルバム写真が流れていくのですけれど、結婚式の絵があった様な…タキシードっぽい服をした人と手をつないでおりましたけれど、まさかここへきて姿も見えない男と結婚するはずはございませんし、あれはきっとジーナさんだったのでございますよ、ね?(何)
ということで、エンディングとしてはやや微妙なものとなってしまいましたけれど、アセルスさんエンディングはマルチエンディングで3つほど用意されている、といいます。
他の2つのエンディングが百合的にこれより上っぽいものになるのでしたら、そちらを見てみたほうがよろしいのか…悩みどころでございます。
…と、そのエンディング、スタッフロールもなくものすごくあっさりと終わってしまいました…もしかすると、主人公候補全員分のエンディングを見なければスタッフロールは流れないのでございましょうか…。

戦闘などは『ロマサガ2・3』に似たものでしたけれども、タイトルが変わっているだけに多少の変化はございます。
上で触れました武器などの種類もそうでございますし、あとは複数の技を連携させてつなげることも可能…これをいたしますと与えるダメージが増える模様です。
装備品としては『ロマサガ2・3』とそう変わらないでしょうか。
その『ロマサガ2・3』は武器や術のレベルを上げることによって強くなっていきましたけれど、こちらは腕力などの基礎能力を上げて強くなっていきます…こちらが強くなるにつれ敵が強くなったり最大レベルまで上げるのが大変なのは『ロマサガ3』と同じです。
世界としては一つ一つ独立したたくさんの世界があるみたいで、その間を船で移動できる、といった趣…?

イラスト評価、といってもキャラはほぼドット絵でしか見れませんのでなかなか判断しづらいところでございましょうか…3.0にしましたのは、何となくかも?
グラフィックのほうは、残念ながらスーパーファミコンな『ロマサガ3』よりも、特に文字のフォントやウィンドウ画面あたりでかなり劣ってしまっていたかと思います…背景などは悪くございません。
システムのほうはやはり見るべきものがあるものかと…『ロマサガ2・3』と全く同じというわけではない、というのもよいところなのかもしれません。
内容的にはやはりややイベントが少ない気もいたしますけれど、それは主人公候補がたくさんいらっしゃるからでしょうか…でも、自由度が高い作品でございますし、アセルスさんのストーリー自体はよきものでございます(エンディングは…?)
キャラクターのほうも、『ロマサガ3』同様になかなか魅力的なかたがいらっしゃいましたし、よきものでございます…個人的には白薔薇姫さまと零姫さまにアニーさん、あと敵として登場でしたけれど金獅子姫さまが特によろしいでしょうか。
音楽のほうはかなりよきものかと思います…特に生命科学研究所やワカツ、ファシナトゥールあたりの音楽がよろしいですし、サントラを買ってしまいました。
難易度のほうは、敵が『ロマサガ3』よりも弱体化しております上に連携などで大ダメージをより与えられる様になっておりますので、さらに簡単になっているかもしれませんけれど、私みたいに無駄に鍛えたりしなければ、あるいは他の主人公でやれば、あるいは評価が変わるかもしれません。
百合的には少なくともアセルスさん編はこの手の古めの、しかもRPGゲームにしましては結構ありましたかと…アセルスさんと白薔薇姫さま、あるいはアセルスさんとジーナさんの関係がよろしゅうございます(エンディングは…?)
付加要素は何もございません…といっても、あくまでアセルスさん編のみのクリアでございますし、もしかすると全員クリアすると何かが起こらないとも限りません(スタッフロールすら流れませんでしたし…)
ともあれ、時間の関係もあり百合的なこともありますのでアセルスさん以外の主人公候補のストーリーはできませんでしたけれど、はじめを見た限りクーンさんはとてもよいキャラでございましたし、レッドさんあたりも面白そうでございましたので、機会があればやってみる価値もあるかもしれません。
ずいぶん時間をかけてのクリアでございましたけれど、ここでクリアしましたのはもうすぐ(発売日は今日のはず…)PSP版『ユーディー』が届くから…この作品はPS2版をクリアしておりますけれど、新キャラやストーリーも追加されているといいますし、それに面白い作品でございますから、楽しみにいたしましょう。
この記事へのコメント
しゃっすっ☆

みゅーみゅー…くすん。

うゅ、ゲームをクリアなされたみたいで♪
やはり、PSには名作が多く…
存分にお楽しみになられたみたいで、なによりです♪

うにゅ…彩葉さん、恐ろしい娘…(何)

百合的にもあるみたいで…昔のゲームの方がそう言う要素があるのかしら…?

でわわふ♪
Posted by 桜花 at 2010年04月09日 17:17
桜花さまへ>
シャッス!です♪
はわわ、なでなで…。

はい、少しのんびりいたしましたけれども、クリアをいたしました…♪
なかなかよき作品でございました…♪

わ、な、何が恐ろしいのでございましょう…?

う〜ん、どうなのでございましょう…最近のゲームでも、普通のRPGなどではあまりそうした要素は見られない…?
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年04月09日 18:48
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