2010年04月12日

境界線上のリンボ

先日読みましたコミックの感想です。
百合的には0ですけれど…
□境界線上のリンボ(1)
■鳥取砂丘さま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
 ○内容評価:★★★★☆(4.4)
 ○百合度評価:☆☆☆☆☆(0.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(3.3)

こちらは過日『ささめきこと』のDVDなどと購入をしましたもので、何となく気になりましたので購入をした作品となります。
コミックスとしてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスとなります。

内容としては、リンボという少し不思議な街で暮らす皆さんを描いた4コマとなります。
主人公のフゥさんは人間とエルフとの間に生まれた女の子…ファンタジーな作品でときどき見かけます、そういう作品風に表現するところのハーフエルフ、といったところでございましょうか。
基本的にはやさしい性格をなさったよい女の子なのですけれども、人間でもエルフでもないという存在のためにどちらの側からも疎まれてしまわれ、それまでどこにも居場所がありませんでした。
その様な境遇が嫌で当てもなく逃げ出した果てにたどり着いたのが、この作品の舞台となるリンボという場所…世界の果てにあり異世界との境界線上にあり異邦人たちの都とされるその街には色々な種族の人々、猫耳でしたりウロコな肌の人でしたりそれはもう色々な人々の住まう街でございました。
その様な街ですからフゥさんのことを変な目で見る人なんていらっしゃいませんから、フゥさんはそこで生活をしていくことになるのでございました。

フゥさんがお世話になるのは、この街へくるにあたって迷惑をかけてしまった、先生と呼ばれる男の人のお店…。
この先生は名前が出てこない、また顔が常に影に隠れていてよく見えないという何気に謎な人ですけれど、「賢者の回転翼」という魔法のアイテムのお店を開いていらして、基本的に気のいいかたです。
フゥさんはそのかたのお店で働きながら、この街の色々なかたがたと交流を深めていく…そういうお話となっております。
登場人物は多彩で色々なかたがたがいらっしゃいますけれど、個人的に好きなのはフゥさん、それに先生の魔法の師匠に猫耳なネーナさん、ロボットのアポジーさんあたりでございましょうか…師匠は魔法使いの女のかたですけれど、やはり名前がないのでございました…。
登場人物の男女比はちょうど半分くらいといった、私の読む作品の中では比較的男率の高い作品…さらに言えば百合要素も皆無な作品でございましたけれど、それでも嫌いではなくって、むしろ好きといえる作品でございます。
それはこの作品が心あたたまるよいお話の詰まった感じで思わず涙が出てしまったりしました、男キャラも変に狙った感じのない、そして主人公まわりに恋愛要素のない、さらに主人公などの設定が私好みなファンタジーな作品だからでございましょうか…雰囲気としては以前読みました『ARIA』や以前読みました『SORA -そら-』、あるいは以前読んでおります『棺担ぎのクロ。』あたりに近い作品かもしれません。
登場人物も皆さんとてもよい感じで、男女問わずほとんど全員好きといえるでしょうか…皆さん純粋によいかたがたばかりなのでございます(少し微妙なキャラも約2名いないこともございませんけれど…)

イラストのほうは普通でございましょうか。
百合的には全くない、といってよろしいでしょうか…百合度評価が0.0になってしまうなんて私の読む作品ではほぼないことなのですけれども、この作品はどう贔屓目に見ましても百合に見えるシーンは全くございませんでした…。
ということで百合的には全くなくって、過去に百合度評価が0.0になってしまったこれこの作品はその後購入を切ってしまったのですけれど、この作品に関しては第2巻も購入しようかと思います…よい作品でございました。
この手の作品は百合でもそうでなくてもこのまま恋愛要素なしで進んでいってくださったほうが安心して読めますので、このままの調子で第2巻も出ていただきたいものでございます。


PSP版『ユーディーのアトリエ』のほうは特に進んではおりませんけれども、やはり以前クリアをしております『ロロナ』よりもこちらのほうが楽しいでしょうか。
やはり、仲間にできる女のかたがよい、というところが特に大きいでしょうか…『ロロナ』のリオネラさんやクーデリアさんもよろしいですけれど、エスメラルダさんやラステルさん、ヘルミーナさん、パメラさんやクリスタさんには敵いません(人数でも…)
と、この作品は5つの街からアトリエを置く場所を自由に選べるのですけれども、やはり私ははじめの街であるヴェルンが一番よい感じに思えるでしょうか…酒場のかたや雑貨屋のおばさん、量販店のお姉さんがとてもよろしい感じで好きでございますし、街の雰囲気も一番好きでございますから。

…PSPだからか、メッセージウィンドゥが出てから声が出るまで、一呼吸程度の間が空いてしまうのが、少々気になってしまうでしょうか…。
逆に、基本的なグラフィックはPS2版と同じなものの、全体的に映像がきれいになっている印象がございます…と、これは画面が小さくなったのでそう見えるだけ、かもしれませんけれども。
そのPS2版、昨日少しだけ起動してみましてクリアデータはどの様なものなのか改めて見てみたのですけれど、なかなか大変な感じでございました…ユーディーさんとエスメラルダさんのレベルは98で、その他のラステルさん、ヘルミーナさん、パメラさん、クリスタさんはいずれもレベル65前後…。
しかも、レベル98のお二人はその65程度の皆さんと較べ、経験値では4倍ほど多かったりして…今回PSP版をするにあたり、ここまで皆さんを均等に使うことができるのかどうか、少々自信がございません(交友値は皆さん100でございました)
この記事へのコメント
しゃっすです…☆

みゅゅ、みゅー?(じじぃー…/何)

みゃ、作品をお読みになられたみたいで…☆

百合では無いみたいですけど、ファンタジーで良い作品なのですねっ☆

男性キャラが出ていて気に入るなんて…滅多に無いこと?

うにゅにゅ…PSPの方も順調みたいで…☆
うにゅ…成長したあの方にも会ってみたいですぅ。(何)


でわわふ♪
Posted by 桜花 at 2010年04月13日 18:07
桜花さまへ>
シャッス!です♪
…は、はわわっ?

こちらの作品は本当に珍しいことにどう贔屓目に見ても百合度が全くない作品ではございましたけれども、よい作品でございました…♪

う〜ん、あまりに目につく男キャラがいなければ、男キャラが出ていても気に入ることはあるかと思われ…?

あらあら、どのかたにお会いしたいのでしょう…♪
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年04月13日 18:36
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