□わたしの大切なともだち(3)
■袴田めらさま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
これは先日『導きのハーモニー』などとともに購入しましたもので、過去に既刊を読んでおりますこともあり購入をしたものとなります。
コミックスとしては『にじぷり』や『GIRL FRIENDS』『つぶらら』などと同じものとなります。
こちらの作者は以前読みました『この願いが叶うなら』というコミックを出したりしていらっしゃりなかなかおなじみかもしれません袴田めらさまとなります。
内容としては、美大の受験に失敗してしまった主人公の海老澤笙子さんがその合格発表の帰り道にかつてのお友達に久し振りに再会するものの冷たくされてしまったりと、開始早々から悲惨な目にあうのですけれど、大学進学ができなかった代わりに進学したデザイン系の専門学校でその冷たくされたかつてのお友達に再会する、というものです。
ところが、そのかつてのお友達、田中橘さんは大学の合格発表(こちらは合格していたはず…)の帰り道に会った後に交通事故にあってしまっており、完全な記憶喪失状態となってしまっていたのです。
と、説明が完全に以前読みました第2巻の感想と同じとなってしまいましたけれども、この第3巻の前半ではそのお二人の関係よりも、専門学校の皆さんの苦悩や友情を、修了制作を通じて描いております。
その中で主人公の笙子さんの成長する姿も確かに確認できて、彼女はその修了制作として『わたしの大切なともだち』というマンガを描いて、見事選考審査を通過して展示されることになったのでございました。
他に選考審査を通過して展示されることになったのは、和歌さんが中心となって作った映画と橘さんが描かれたマンガだったのですけれども、その橘さんが描かれたマンガというのがまるで別れを暗示している様な内容で、笙子さんは不安になってしまったのでございました。
そして、そのマンガの内容が現実となって…橘さんの記憶が戻って、しかも専門学校にいた頃の記憶は逆に失われてしまい、橘さんはそこを去って笙子さんとも会わない日々となってしまったのでございました…。
それから物語は1年がたち、皆さん専門学校を卒業されて社会人となってそれぞれの道を歩みはじめます…笙子さんは何と例の先生(何)のアシスタントをしつつ漫画家としての道を歩むことになったのでございました。
そんな笙子さんの心に残るのはもちろんお会いできないままの橘さんのこと…。
笙子さんは第1巻冒頭などの橘さんのことが心に残っていてお会いできないわけでございますけれど、橘さんがその様なひどい態度を取っていた理由も橘さん視点の場面で明らかに…一言で言えば、見た目どおり(何)ツンデレだったわけでございました。
そうしたわけで、橘さんも笙子さんを実は大切に想っていらっしゃいましたので、もちろん最後は再会してめでたしめでたし…はい、この巻でこの作品は最終巻でございました。
この作品、読み終えるまでは橘さんの記憶が戻らないほうが幸せなのでは、と考えたりもしておりましたけれど、ハッピーエンドでございましたし、よきものでございました。
けれど、記憶喪失状態の橘さんもとてもよいかたで、しかもいずれ自分が消えることを認識していたりしておりましたし、その彼女とのお別れシーンは切ない…以前クリアしております『ソルフェージュ』のゆうなさんが消えてしまわれる様な感じでございましょうか…。
この作品の見所はそのお二人の関係もそうなのでございますけれど、専門学校の皆さんとの交流やその皆さんや笙子さんご自身の成長していく姿、というのもあるかと思います。
巻末収録の描きおろし『これからのともだち。』も短いながらも面白いものでございました。
イラストのほうは普通です。
百合的にはいかがでございましょう、この作品に関しましてはタイトルどおり親友、という言葉のほうが似合いそうな気がいたします。
ともあれ、記憶喪失状態の橘さんがよいキャラでしただけにいなくなったのは切なくはございますけれども、ハッピーエンドでございますし、よき作品でございました。
PSP版『ユーディー』のほうはまったり進行中…メッテルブルグの採取地へ通っていまして、はじめのうちは敵が強くて大変でしたけれども、今ではようやく普通に戦うことができる様になりまして、障害物もフラムで破壊して最奥まで進むことができる様になりました。
この採取地の目玉は飛びカズラの綿毛でございましょうか…一度だけ四つ葉の詰め草を拾えて大いに役立てましたけれど、これはヴェルンの採取地で本当にはじめのはじめで一度拾えたりしておりますし、運なのでございましょう。
その他の場所の採取地は後半になっても色々取りにいくことができてきますけれど、ここの採取地は一番地味かも…?
お話のほうは、アルテノルトにてクリスタさんからプロスタークのお話を聞くことができました…どうでもよいですけれど、アルテノルトなどにいる鶏の鳴き声が大好き…(何)
ともあれこれでようやく全ての街へ行くことができる様になりましたけれど、鉱山の敵にはまだ太刀打ちできるとは思えませんので、まずはリサの採取地からでしょうか…でも、あそこはボスがいた気が…。
…プロスタークで得られた参考書に書かれたアイテムを作成するために、これから猫さんの髭を大量に抜いてこなくては…(何)
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うゅゅ…にゃぁん♪
うゅん、作品をお読みになられたみたいで♪
無事にハッピーエンドを迎えたみたいで、なによりです…☆
けれど、何だかせつない?
ゆうなさま大好きです♪(何)
アトリエも順調みたいで…♪
猫さん…かわいそうです…。
けれど敵が落とす確率は低そうですので…仕方が…にゃあぁああん!?(何)
でわでわ♪
シャッス!です♪
あらあら、なでなで…♪
はい、最終巻となる作品を読んでみました…♪
ちょっと切ないところもございましたけれども、まずはハッピーエンドでございましたのでよろしいでしょうか…♪
あらあら、私もそのかたは大好きでございます…♪
猫さんは確かにかわいそうなのですけれども、こうするしか…は、はわわっ!