□毛玉日和(1)
■櫻太助さま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.7)
○内容評価:★★★☆☆(2.5)
○百合度評価:★★☆☆☆(1.5)
○総合評価:★★★☆☆(2.5)
こちらは過日DS版『ストライクウィッチーズ』などとともに購入をしたもので、何となくよさそうでしたので購入をしたものとなります。
コミックスとしてはややおなじみとなりつつある4コマKINGSぱれっとコミックスとなります。
作者は以前読んだ、そして悲しいことに第2巻が出ないまま終わってしまった『鳩町まめっこイグニッションズ』と同じかたとなります。
内容としては、人間の姿をした動物たちとその動物たちの飼い主の触れ合いを描いた作品となります。
ぱれっと系で動物関係のお話というと以前読みました『PET WIZ』を思い出しますけれど、あちらはあくまでメインは人間で、動物たちは脇ですし普通に動物の姿でした(一応日本語での台詞はありますけれど/何)
人の姿をしたペットたちのお話といえば、以前読んだものの百合要素皆無などの理由によって切り捨ててしまった(でも、普通のかたが読めば間違いなく良作と断言されると思う)『ちょこっとヒメ』がございましたけれど、あれは実は人間の目から見たら皆さん普通の動物の姿なのです。
ところが、この作品では人型な動物は人間から見てもそのまま人型な動物として見え、また人型な動物がいることがそう不思議とされていない、ちょっと変わったお話…。
そんな人型な動物をペットとして飼う人三人と、もちろんそのペット三匹がこのお話の主役です。
その中でも特にメインなのが小笹井もなかさんと猫の小豆ちゃんの組合せです…もなかさんはペットを飼いたいと思っていたやや天然な雰囲気のある女の子で、ある日家の前に倒れていた野良猫な小豆ちゃんを半ば無理やりペットにしてしまいました。
小豆ちゃんは和服のよく似合うツンデレ猫さんですけれど、かわいい子で、もなかさんはいわゆる猫デレ(何)ですので、微笑ましい組合せです。
あとはそのもなかさんの同級生な男の斉藤雪氏と犬のコロンちゃんの組合せに、そのお二人の担任の男な堤啓之丞氏とリスのリス子ちゃんの組合せです…ルス子というのは、本当に安易過ぎる名前の付け方ですけれど、この作品中の動物病院で見られたペットたちの名前に較べればまだましです(何)
…斉藤雪氏は男なのにツンデレという、見ていて気分のよいものではない性格です…。
物語はその三組の飼い主とペットたちの日常を描いたもの…ペットたちに飼い主が振り回されていることが多いでしょうか。
どうして小豆ちゃんやコロンちゃんにリス子ちゃんは人型な姿をしているのか、これはしっかりこの作中で明らかにされておりますけれど、やや切ない…いえ、理由はそう切ないものではないのですけれど、その理由を明かしてよいのは一人だけで、二人以上に明かすと動物の姿に戻ってしまうというのでした…。
イラストのほうは悪くありません。
百合的には小豆ちゃんをかわいがるもなかさんがほのかに、程度でしょうか…。
ともあれ、表紙には男は一切出ておりませんでしたのに、中身は結構男率が高く、少々残念…上で上げた『PET WIZ』とは逆の現象でございました(その作品は表紙裏に男がいたのですが、作中でほとんど出番がなかったのです)
また、同時にこちらも読みましたので…。
□レンタルきゅーと(1)
■白雪しおんさま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
○内容評価:★★☆☆☆(2.4)
○百合度評価:☆☆☆☆(0.2)
○総合評価:★★☆☆☆(2.3)
こちらは過日『夢幻』などとともに購入をしたもので、何となくよさそうでしたので購入をしたものとなります。
コミックスとしてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
この作品は以前読みました『SORA -そら-』と同じ作者さまの描いた作品となります。
内容としては、科学の発達により人間社会をより豊かにするために生み出されたという人と動物との合成種であるハーフペットたちの4コマコメディとなります。
この設定を読んだ瞬間、それは生命倫理などの問題でどうなのかという疑問がわいてしまい、結局最後まで気分よく読むことができませんでした…。
と思ったら、最後のあとがきで、この作品は元はハーフペットの社会的地位や偏見などを掘り下げたシリアスなお話だったみたいで、作者のかたも一応そのあたりは考えていたのですか…と少し安堵したのでございました(けれどそちらは結局うまくいかず、キャラと世界観だけを引き継いだ今のお話になったみたいです)
お話の舞台は、レンタルペットショップの「レンタル・キュート」…ここではハーフペットな動物をレンタルしてくださいます。
お店にはうさぎさんや猫さんに犬や狐さん、あとは鳥などがいらっしゃいます…犬は男ですけれど、他は全員女の子となっております。
皆さんの外見は上の『毛玉日和』と同じ感じ、というところでしょうか…基本は人型で、耳などが動物になっているという感じです。
そういったところが似ていそうということで、この2作品を同時に読んだわけですけれど…両者とも理不尽な設定といえば設定ですけれど、より理不尽なのはこちらでしょうか(何)
イラストのほうは普通です。
百合的には全く、といっていいほどないでしょうか…そういえばこの作者さまはきらら系で何度か名前をお見かけしましたけれどいずれも百合的になさそうと判断して『SORA』以外には手を出していなかったのでしたっけ…(『SORA』も百合的にはない作品でしたし…)
ともあれ、私にはちょっと合わない作品だったかもですけれど、私みたいに極度に百合を意識したり、また穿った目で内容を読んだりしないかたでしたら、普通に楽しめる作品ではあるかと思います…双子の猫さんはとてもかわいらしいですし。
今回読んだ作品たちは、第2巻を購入するかは微妙な情勢ですけれど、私みたいに作品に対し主に百合を求める人でなければ、そして動物好きさんでしたら、今回の2冊は結構楽しめるかと思います(後者は私みたいにハーフペットの裏まで考えてしまうとすっきりできませんが…)
…でも、普通に動物ものと考えても、上で触れました『PET WIZ』や『ちょこっとヒメ』のほうが良作になるかと思われ…?
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】
うりゅ。
みゅゅ、作品をお読みになられたみたいで…?
百合的には微妙みたいですけど、両者とも面白い作品?
白雪しおんさまは、結構好きな作者さまだったりするのです…。
確かにこの方の作品は、百合では無いのですけども。
倫理的な…ですか、 あまり考え過ぎるのも、どうかと思いますの。
でわでわ。
シャッス!です♪
なでり…。
両者ともに百合的にはほぼない感じではございますけれど、動物がお好きでしたら読んでみて損はないかと…♪
あらあら、そうでございましたか…私はこれと『SORA』くらいしか読んだことがございませんけれど、『SORA』はよきものでございました♪
う〜ん、漫画でございますから、そうでございますね…。