□ひらり、 ピュア百合アンソロジー(1)
■アンソロジー
○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
○内容評価:★★★★☆(3.5)
○百合度評価:★★★★☆(3.8)
○総合評価:★★★★☆(3.5)
これは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、百合な作品ということで購入をしましたものとなります。
コミックスとしましてははじめて手にするものとなります。
内容としては、12の百合な作品を収録しましたアンソロジーコミックとなります。
百合なアンソロジーといいますと昔は『[es]』『百合天国』がありましたもののその後は雑誌で『百合姫』が出たためかしばらくアンソロジー形式の作品は出なかったものの、この最近で以前読みました『つぼみ』、以前読みました『comicリリィ』、以前読みました『百合少女』と急に増えてきたのでございました。
これは原因はよく解らないものの、百合好きである私としては嬉しい状況…そして今回この作品と、また百合なアンソロジーが出てくださったのでございました。
この作品は『つぼみ』と同じくらいの分厚さを持っておりまして、ボリュームとしては十分なものがございます。
また、他のアンソロジーと違って小説も1作品収録されておりました…小説なんてもう『百合姫』にも収録されませんから(あれに収録されているのはエッセイでしょう)、なかなか新鮮なものでございました。
また、他の百合アンソロジーには一人二人は過去にどこかでお見かけをした人がいらしたのでございますけれど、この『ひらり、』の執筆陣は全員私がはじめて目にするかたがたでございました。
お話のほうは、そういえば帯に「胸が切なくなるような女の子同士の友情とちょっぴり恋の物語12篇―。」と書かれておりました様に、『百合姫』の様な直接的な描写はなく、今までに読んだ百合なアンソロジーの中でも一番淡い雰囲気の作品となっていた気がいたします。
最後に両想いになったとはっきり解る描写の作品も少ないほうでございましたし、こういう雰囲気の百合作品も大好きでございますので、その意味でもよき作品でございました…他の百合なアンソロジーたちとは少々違う雰囲気なのではないでしょうか。
多少男絡みの作品もございますけれど、恋と解っていない淡い気持ちのお話なのでございますから、それは仕方のないところでございましょうか…。
個人的に一番好きでした作品は一番はじめに収録されておりました雨隠ギドさまの『一瞬のアステリズム』でございましょうか…3人で一緒に幸せになる、というのは個人的には全然ありなのでございます。
…って、この感想ではこちらに公式サイトのあります藤枝雅さまの感想とかぶってしまいますけれども、けっして真似をしているわけではございません…私も3人で幸せになる物語を1つ書いておりますし、それにやはりよいものはよいものなのでございます。
イラストのほうはアンソロジーでございますので玉石混淆…平均しますと普通くらい、というところでございましょうか。
百合的には百合なアンソロジーですから問題ございませんけれど、恋に至る一歩手前というところのお話が多いでしょうか。
ともあれ、これもやはりよき百合なアンソロジーでございました…タイトルに「vol.1」と書かれておりましたし、続刊を期待いたしましょう。
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うりゅ…ぱたり。(何)
うゅ、アンソロジーの方をお読みになられたみたいで…何だか物足りない感じでしょうか?
続巻に期待ですのね…☆
…真似っこ?(何)
でわでわ。
シャッス!です♪
はわわ、大丈夫でございましょうか…。
と、こちらのアンソロジーは淡い感じのものでございますけれど、それはそれでよきものかと思います…♪
最近の百合なアンソロジーはだいたいのものが続刊ありですので、楽しみなことでございます♪
…はわ、何が出ございましょう…?