2010年06月16日

ユーディーのアトリエ 囚われの守人 〜グラムナートの錬金術士〜

先日クリアしましたゲームの感想です。
追加要素は蛇足かも?
□ユーディーのアトリエ 囚われの守人 〜グラムナートの錬金術士〜
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.2)
 ○グラフィック評価:★★★☆☆(3.3)
 ○システム評価:★★★★★(4.9)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○音楽評価:★★★★★(4.5)
 ○声優評価:★★★☆☆(3.0)
 ○難易度:★★☆☆☆(2.3)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.5)
 ○付加要素(おまけなど):★★☆☆☆(2.2)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

これは過日『アル・トネリコ3』のヒュムノスなCDなどとともに購入しましたもので、個人的に好きな作品ということで購入をしましたものです。
こちらはPSPなソフトとなりまして、『マリー』以来10年以上の歴史を誇りまして今月最新作となります『トトリ』の発売します『アトリエ』シリーズとなります。

内容としては、調合の失敗により未来へ飛ばされましたユーディーさんが主人公の、錬金術をメインとしました作品となります。
この作品は以前美紗さんの講座で触れております様にすでにPS2にて出ております作品…以前クリアしております『ヴィオラート』と同じシリーズである『グラムナート』シリーズの作品をPSPに移植をしました作品となります。
『ユーディー』は『マリー』から振られておりまして以前クリアしております『ロロナ』でA11となりますプロジェクトNo.にしてA4となる作品…『リリー』の次、『ヴィオラート』の前に出ました作品となります。
と、お話としましては、主人公さんが錬金術の学校を卒業(『マリー/エリー/マナ・ケミア(?)』、あるいは建設する(『リリー』)、または錬金術で町おこしをする(『ヴィオラート』)とかアトリエが取り潰されない様に頑張る(『ロロナ』)といった様に他のシリーズの主人公が明確な目的がありますのに対し、この作品の主人公のユーディーさんは過去へ帰るといったやや趣の異なる目的のために頑張るのですけれど、最終的には戻ることもできますし、戻らないでおくこともできます。
個人的には戻る必要性は0と感じておりますし、百合的にも戻らないほうがよろしいので、そちらを選択いたしましょう。
また、『アトリエ』シリーズにはほぼかならずといっていいほど時間制限がございまして、そのためにやりこみなどもどこか妥協しなければ時間切れになるという悲しい事態になるのですけれども、この『ユーディー』はその時間制限がございませんので、思う存分、のんびりと進めることができます。

ゲームのシステムとしましては以前クリアしております『エリー』など『マリー/エリー/リリー』の『ザールブルグ』シリーズよりは調合要素が簡単になり冒険要素が強化された、でも調合のほうはやはりかなりやりこみ要素のあります、ちょうどバランスのよい感じとなっております(『ロロナ』もこの『グラムナート』シリーズ準拠となっておりますけれど、やや簡単にされております)
キャラクターは男キャラも炭鉱の人や畑の人など悪くないのですけれども、それ以上に女性キャラがものすごく魅力的で、これは『アトリエ』シリーズの中でももっとも素晴らしい、と言ってもいいほどでございます(それに較べると『ロロナ』はひどい…いえ、クーデリアさんとリオネラさん自体はよいのですけれど、たった2人って…)
エスメラルダさんは長い黒髪の凛々しい騎士さまでございますし、ラステルさんはかわいらしくまたユーディーさんとの百合な感じもよろしく、クリスタさんはあの明るい性格が親しみが持て、ヘルミーナさんは『ザールブルグ』シリーズに登場しておりその対比が楽しく、パメラさんは逆にその後のシリーズに登場したりいたします…正直に言って、誰を使えばよいのか迷いに迷ってしまいます。
主人公のユーディーさんもかなり魅力的なキャラかと…『アトリエ』シリーズの主人公がだいたい明るいながらも真面目な性格をしていらっしゃるのに対し、このユーディーさんと『マリー』のマリーさんのみなかなか面白い性格をしていらっしゃり、個人的にはこのお二人が一番魅力的な主人公かと思っております(『マナ・ケミア2』のウルリカさんもなかなか無茶苦茶な性格ですけど…と男が主人公のものは知りません)

この作品はPS2からの移植作品なのですけれども、そのPS2版自体完成度の高い、個人的には武器の修復ができないということ以外に文句のつけどころのない良作でございましたので(武器の修復は『ヴィオラート』でならできます)、PSP移植と聞いたときには変な要素を加えないでいただきたいと思ったものでございました。
その心配は杞憂でございまして、この作品はリメイクではなく、ほぼ完全な移植と表現してよいでしょう…変更要素はほんの微々たるものでございまして、普通にクリアする分にはPS2版との違いは全くございません。
では、何が違うのかといいますと、まず調合アイテムが3つ増えております…これらを作成するレシピはものすごい後にならないと出てこないのですけれど、酒場の依頼で見られるのは少々邪魔でしょうか。
あとはファクトア神殿奥に新キャラがおりまして、またそのキャラのいる奥にファクトア神殿の追加マップがございまして、そこを進むとそのキャラ関連のイベントが起こってまいります。
それによるエンディングが1つ追加…と、追加要素はそれだけのことで、はっきり言ってしまえばおまけ程度のものでございます。

ゲームの進行のほうは先日までにその新キャラ…ジャケットに大きくイラストの描かれた子を仲間にしておりましたので、昨日はその続き…つまりPSP版の追加要素を進めてみたのでございます。
PSP版にて追加されましたファクトア神殿奥の部分はその新キャラとユーディーさんのお二人でしか入ることができません…その他のキャラは全て外さなければならず、これは厳しいものでございます。
その新キャラさんははじめ記憶を失った状態なのですけれど、奥へ進むにつれ徐々に記憶を取り戻していき、お名前はスフィアということが解ります…やや毒舌な面があるもののそれは天然のなせるところっぽい、基本的にはかわいらしい女の子です。
このスフィアさん、仲間としてもかなり特殊で、まず何も装備することができず、また新規調合アイテムであるもの以外で回復させることもできず、また普通の敵と戦っても経験値はたまらず、ボス敵を倒すと10ずつレベルが上がっていくのです…また攻撃力は10程度しかありませんので、戦力にはなりません。
そう、実質ユーディーさん一人でダンジョンを進めなければならないのです…さすがにはじめのほうは敵も弱いですけれど、最下層になりますと黒いアークデーモンやデスなどが普通に出ますのでやや厳しいです(黒いアークデーモンはN/A一撃で倒せますので、問題はN/Aの効かないデスのみになるでしょうか)
ダンジョンは少なくとも10階層以上はありまして、『ヴィオラート』のヴェストリヒナーベルや『ロロナ』のオルトガラクセンと同じくらいの深さはあるかもしれません…けれど、進める上での苦痛はこちらのほうが上です。
というのも、ヴェストリヒナーベルやオルトガラクセンは進めていくとよいアイテムが拾えますけれど、こちらは基本的に何も落ちていないのです…しかもかなり長いにも関わらず中断できる場所がありませんので、一気に最後まで進めなければなりません。
ダンジョンは無駄に迷いやすいつくりになっているのも、ヴェストリヒナーベルやオルトガラクセン以上に厳しい場所にさせているでしょうか(適当に歩いて突破できましたけれど、2時間くらいかかりました)…戦闘もユーディーさん一人ということもあり、全体的にヴェストリヒナーベルやオルトガラクセンよりも厳しいものでございます。
ところどころにいるボスはおそらく強いのでしょうけれど、基本的にN/A一撃で倒せます(幽霊型を除く)…最下層のいわゆるラスボスはN/A2回で倒せました。
そのラスボスを倒しますと、スフィアさん関係のイベントが終了しますと同時にエンディングとなります…これはPS2版の2つのエンディングとは全く違った独立したエンディングではございますけれど、おまけみたいなものでございましょう。

追加要素は、個人的には少々残念でしたでしょうか…。
まず、スフィアさん以外仲間にしてはいけないというのが意味が解りません…他のキャラを馬鹿にしているのでしょうか(ラステルさんくらい仲間に入れてもいいことにしてほしかった…スフィアさんと気が合いそうですし)
ダンジョンが無駄に複雑です…いえ、それはよいのですけれど、それならせめてよいアイテムを拾える様にしてもらいたかったです。
スフィアさんは確かにかわいく、戦闘勝利時の動きなど微笑ましいのですけれど、それだけのキャラで終わってしまいました…攻撃力10では使い道がございません(一応ユーディーさんのHPなどを回復させる特技は覚えますけれど)
ということで、追加要素は総じて不満のみが残る結果となってしまいました…気にならなければ、無理をして進める必要性はないかと思います。
何だかずいぶんぼこぼこに言ってしまいましたけれど、スフィアさんというキャラ自体はかわいらしくてよいキャラでございます…彼女を含めてもやはり『ユーディー』の女の子キャラは素晴らしいという評価は間違いないでしょう。
…せめて、ファクトア神殿奥までもう少し楽に行き来できれば…。

追加要素は残念でございましたけれど、PS2版のデータと較べますと今回のほうがずいぶんとやりこんでしまいました。
まずユーディーさんの錬金術レベルはPS2版が62でしたのに対し今回は86、冒険者レベルは98なのに対し最大の100です。
他の女性キャラの冒険者レベルもエスメラルダさんが100、ラステルさんとクリスタさんが92、ヘルミーナさんとパメラさんが90にまで上がりました。
アイテムのほうも、与えるダメージが30,000を超えるN/Aを作成したりと、より多彩な効果を持つアイテムを作成できました。
結果、図鑑のほうも武器の1つを除いて全て埋めることができました…武器のほうは「戦斧」と「三日月斧」の間の1つがどうしても埋まらなかったのですけれど、何でしょう、敵から落としてもらうしかないアイテムなのでございましょうか。

イラストのほうはPS2版及び『ヴィオラート』と同じですのでよきものです…スフィアさんだけイラストの雰囲気が違いますのは気にしないでおきましょう。
グラフィックのほうはPS2版と全く同じで問題ございません。
システム面はおそらく『アトリエ』シリーズで一番バランスの取れたシステムを用いておりますし、よきものでございます。
内容のほうは素晴らしいものでしたのですけれど、追加要素が残念でしたので少々評価を落としてしまいました。
でも、その追加要素はクリア後のおまけ程度のもので、それ以外はPS2版をそのまま移植してくださっており、必要以上の変な追加要素を入れなかったのは評価できると思います。
音楽のほうはさすがガストさまでよきものでございます…と、その音楽評価、『ヴィオラート』が4.5なのに対し『ロロナ』が5.0になっておりますけれど、その後サントラを聴く回数などを考えますと『ヴィオラート』のほうが個人的には好きで評価が高くなりそうなのでございました。
PSP版のサントラも出ておりますけれど、聴いた感じでは基本的な音楽はPS2版と同じで、スフィアさんのエンディングあたりが増えた程度でございましょうから、PS2版のサントラを持っております私はわざわざそちらを買う必要はないでしょう。
声優さんのほうは、過去の『アトリエ』シリーズは結構マイナー気味のかたを使う傾向が強い気がしまして、この『ユーディー』も解らないかたが多いものの、その声自体は皆さんとてもよきものでございます。
特に、メインキャラ以外のかたがた…つまりヴェルンの食料品量販店のお姉さんやアルテノルトの雑貨屋の女の子など、街のかたがたの声が個人的には大好きでございましたので、それがPS2版からそのまま移植されておりよろしゅうございました(『ロロナ』などはこのあたりフルボイスになっていないのが残念…どうして退化しているのでしょう)
難易度は時間制限に縛られないということで他の『アトリエ』シリーズよりはやや低いかと思います…のんびりやりこみができる、嬉しい仕様です。
百合的にはやはりユーディーさんとラステルさんの関係がよろしゅうございます…マリーさんとシアさん、ヴィオさんとブリギットさん、ロロナさんとクーデリアさんといったシリーズの他のかたがたと同等かそれ以上ありますかと思います。
付加要素としては、クリア後におなじみのおまけページが登場いたします。
ともあれ、ジャケットにまで大きく出ておりますスフィアさん関連の追加シナリオがかえって蛇足にすら感じられる程度のものでしたのでそれは残念でございましたけれど、それ以外はよい移植作品でしたかと思います。
何とか『トトリ』が発売するまでにクリアできましたので、あとはのんびり『トトリ』を待ちましょう。
…この『ユーディー』を移植してくださったのですから、今後『ヴィオラート』も移植してくださるのでしょうか…期待いたしましょう(リメイク、ではなく今回の様な移植がよろしいです)
posted by 桜乃 彩葉 at 07:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百合(かも?)作品感想
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