□はやて×ブレード(12)
■林家志弦さま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.8)
○内容評価:★★★★★(5.0)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★★(4.5)
これは先日『百合姫S』などとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますので購入をしました作品となります。
コミックスとしましては『R.O.D』と同じものとなります…そういえばこの紙姉妹なお話はずいぶん以前の作品となるのですけれど、最近になって何か本か何かが出たみたい?
作者のかたは以前読みました『ストロベリーシェイクSweet』などでおなじみとなります林家志弦さまとなります…林家さまのいなくなった『百合姫』はコメディ分が絶対的に不足してしまいましたけれど、『百合姫』と『百合姫S』が一緒になってしまうのでは、もう再びの連載は難しいでしょうか(ページの関係で…)
…先日購入しましたコミックはこれと『ゆるゆり』に竹宮ジンさまの作品と、どれも最優先で読みたい良作揃いでどれから読もうか迷いましたけれど、その2作品は雑誌ですでに一度は目を通しておりますこともあり、まずはこちらの作品を読んでみたわけでございました。
内容としては女だらけの剣劇コメディ…攻めるも乙女、受けるも乙女ということで(どういうことで?)、天地学園という少し特殊な学校に剣技特待生として通う女の子たちの物語となります。
と、説明がやはり以前読みました第11巻の感想と同じとなってしまいましたので、たくさんいらっしゃる登場人物の説明などは省略させていただきます。
この第12巻の内容としましては、第11巻から続いております剣待生初の卒業生である柳生真さんの送別イベントとして行われております大乱奪りの続きとなっております。
今日の日誌のタイトルになっておりますのは、先の巻の最後で現れました白馬に乗った黒騎士さんから…まぁこれは会長さんなのでございますけれど、相変わらず愉快なかたでございます。
相変わらず登場人物が多彩であり、これだけ多いと並の作品ですと色々こんがらがったり、あるいは埋没してしまうものなのでございますけれど、この作品はそういうことはなく、個性的で楽しい皆さまが、特に今回は特殊形式の舞台でございますので、普段ではあまり見られない立会いも見られ、楽しいものでございます。
さて、主人公のはやてさんは双子の姉であり本来この学校に入る予定でしたナギさんが復帰してから刃友である綾那さんを避けていたのですけれど、この巻ではようやくお二人が再会して、そしてこのお二人の立会いが繰り広げられることになります。
その戦いの結末はともかくとしまして、お二人はこれからも刃友として一緒に戦っていくことになり、ナギさんは他の刃友を探すことになるわけで、ひとまず一件落着、といったところでございます。
また、今回のイベントそのものもこの巻で完結しまして、真さんも卒業していきます…イベントそのものはややグダグダな感で終わってしまったものの、真さんの卒業式のときにあったことはよい感じで、真さんに関するお話はよき締めくくりかたでしたかと思います(強いて言えば、真さんと玲さんのはじめての出会いのシーンをしっかり見たかったですけれど)
…個人的に真さんはかなり愉快で大好きなかたでございましたので、このイベントが終わってしまい彼女が卒業されてしまったのには、一抹のさみしさを感じてしまいます。
とにかくこの作品はおバカで面白く、登場人物も魅力的でございまして、これといった欠点の見られないよい作品でございます。
もう大好きと断言できる作品でございますし、内容評価も文句なく5.0をつけてしまいました…今後の展開次第では過去に内容評価ではこの作品にしかつけたことのない5.0+の評価をつけることもあるかもしれません。
恒例となっております巻末のおまけマンガはこれまた独特のおバカさを出しておりますナース隊のキャプテンのお話…やはり愉快なものでございました。
イラストのほうは普通です。
百合的にはいかがでございましょう…刃友の皆さまの関係がそれぞれよい感じでございますけれど。
ともあれ、この巻で一つのイベントが終わりまして、次の巻ではいよいよひつぎさん、静久さんと玲さん、紗枝さんによります頂上決戦が行われるみたい…この対決は見てみたい様な、お話がものすごい転機を迎えてしまいそうですので不安になってしまう様な、ともあれお待ちいたしましょう。
その次巻ですけれど、もう10月19日に発売予定と決まっておりまして、さらにドラマCDつき特装版も発売予定だといいます…このくらいの作品となりますと、迷いなく特装版を購入しても問題ないでしょう。
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