2010年07月02日

ずっと、そばにいたい―

先日読みましたコミックの感想です。
コミカライズ版です
□Candy boy -Nonchalant talk of the certain twin sisters in dairy life-(1)
■DRM/2008CPさま(原作)・峠比呂さま(作画)
 ○イラスト評価:★★★☆☆(2.8)
 ○内容評価:★★★★☆(4.0)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(3.8)

これは先日『ささめきこと』のDVDなどとともに購入しましたもので、色々と気になりましたので購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『さくらの境』と同じものとなります…つまり全くなじみのないものとなっております。
この作品は以前DVDを観ておりますアニメ作品『Candy boy』のコミカライズ版となっております。

内容としては、高校生で双子の姉妹、櫻井雪乃さんと奏さんの日常を描いた作品、となります。
と、このあたりの説明は上で触れましたアニメ版とほぼ変わらないところでございますので、詳しい登場人物の説明は不要かもしれません。
姉の雪乃さんは水泳部所属のほんわかした雰囲気のやや天然な甘えんぼうさん、妹の奏さんは美術部所属のしっかりしたかたでございます。
お二人はお互いのことが大好き…作中では主に奏さんの視点でお話が語られますので奏さんのほうが雪乃さんのことをより好きにも見えますけれど、雪乃さんも想いは同じのはずでございます。
その他、お二人より年下の妹で中学生、そしてこちらは北海道に残っております雫さんがいらっしゃいますけれど、彼女の性格はアニメ版より多少黒くなっていた気も…?
あとはもちろん神山咲夜さんでございますけれど、彼女についてはわけあって後ほど説明をいたします。
アニメ版の登場人物は以上なのでございますけれど、このコミカライズ版には櫻井姉妹の同級生のお友達としてゆりっぺさんが登場してまいりました…本名はちょっと解りません。
このかたは活発な雰囲気のかたで、確かにアニメはともかくコミカライズ版で同級生の友達がいないというのもよくないかもしれませんので、こうしたかたがいらしてもよろしいかと思います。

お話のほうは、アニメでは語られなかったお二人の日常、といったところでございましょうか…夏から冬休みにかけてのお話が収録されております。
基本的にはラブラブ気味のお二人の日常を描いていて微笑ましいものでございますけれど、中にはお二人が東京の高校に通うことになった経緯の語られたお話もございまして、なかなか興味深いものでございました。
それに、アニメではあまり見られなかった一面も少し見ることができるかも…?(奏さんがフィギュア好きだなんて、アニメにそんな描写ありましたっけ…)

と、このコミックの前半はその様な感じだったのでございますけれど、このコミックは2部構成…後半は別のお話となっております。
後半はタイトルを『Candy boy 〜Young girls fall in love!〜』といいまして、どうやらwebコミックらしく、こちらは主人公が上で触れました咲夜さんとなっております。
こちらの内容は、咲夜さんの日常、さらに言いますと咲夜さんとその同級生たちの日常を描いたものとなっております。
咲夜さんの同級生なんてアニメ版では出てまいりませんでしたので、当然このコミカライズ版オリジナルのかたがたとなります。
同級生は3人いらっしゃるのですけれど、特筆すべきは奏先輩を争うライバルを自称する御巫一茶子さんでございましょうか…このかたはお嬢さまな雰囲気をかもし出しているものの実はその逆に近い家のかたで、また奏さんがお好きと言いながら実は咲夜さんのことが好きそうなツンデレなさんっぽいかたなのでございました。
それにしましても、やはり咲夜さんは以前のいちごさんの集会で触れました様に、『トリスティア/ネオスフィア』のネネさん、あるいは以前読みました『めげない! ひよっこ精霊士』のユリヤさんやこれと同時に新刊を購入しましたものの諸般の事情からそれは読まずにそのまま切り捨てることにいたしました『とある科学の超電磁砲』の黒子さんなタイプかと感じます…ちなみに私は咲夜さんが大好きです。
…そういえば、咲夜さんって意外と胸が大きい…(何)

イラストのほうは普通です。
百合的にはやはり雪乃さんと奏さんのお二人の関係がよろしいですし、咲夜さんもよい…アニメ版と同程度はあるかと思います。
ともあれ、イラストはアニメ版のほうがよろしいかと思いますけれど、その他の面は特に問題のない、『Candy boy』がお好きなかたでしたら読んで損はない、またこの作品をご存知でないかたも読めるかと思う、以前読みました『える・えるシスター』の様なよい姉妹愛の物語かと思います。
予告によりますと今年の冬に第2巻が発売予定だといいますので、楽しみにしておきましょう。
…今日の日誌のタイトルは、やはりコミックの帯からでございます。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック