2010年07月27日

フィダンツァートのためいき

先日読みましたコミックの感想です。
よきものでした
□フィダンツァートのためいき
■田中琳さま
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.2)
 ○内容評価:★★★★★(4.5)
 ○百合度評価:★★★★★(4.8)
 ○総合評価:★★★★★(4.5)

こちらは過日『百合姫』などとともに購入をしましたもので、百合姫コミックスということもあり購入をしましたものとなります。
ということで、コミックスとしましては百合姫コミックスとなります。
…これと同時に出ました百合姫コミックスはまだ10冊が未読なのでございますけれど、この作品の表紙の雰囲気に惹かれまして優先して読んでみたのでございます。

内容としては、私立姫百合女学院という学校に通う少女たちの恋愛物語となります。
名前の通りそこは良家の子女の通う、女の子しかいない空間…そこで展開される恋愛物語なのでございますから、当然百合なものとなっております。
この作品は舞台は同じながらお話は1話完結形式を取っておりまして、お話ごとにカップリングの成立するお二人が変わっていく形式を取っております。
主役となるかたがたはそれぞれ水泳部のかたや生徒会の会長さんと副会長さん、美術部や演劇部、陸上部や文芸部、そして天文学部…基本的には生徒同士の恋愛でございますけれど、最後の天文学部のお二人だけは教師と生徒、というかたちとなっております。
お嬢さまたちの集う女子校を舞台にしたお話ということもあり、なかなか独特な、個人的には好きな雰囲気をかもし出しております…凛としたかたも多々いらっしゃいましたし、お嬢さまな雰囲気のかたって結構好きなのでございます。
個々のお話の登場人物はどなたも魅力的で素敵なかたがたばかり…水泳部の先輩さんも素敵でございますし、ほんわかした生徒会長さんもやはりよきものでございますし、上げてしまえばきりがございません。
お話のほうもまたどれも百合の王道ともいえるお話ばかりだったのではないでしょうか…こちらもまた悪いものなど一つもなく、どれもよきものでございました。
そして、どのお話も最後はお二人が結ばれてハッピーエンド、というのも、つらい展開よりも幸せな結末を望む私にとってよきものでございましたでしょうか。
文句のつけどころのない良質な作品、と言ってよろしいでしょう…あえて上げればどのお話も最後にやや過激なシーンが入るのが少し引っかかり、その様なシーンがなくっても十分すぎるほどよい内容かと思うのですけれども…。

この作品は『百合姫/百合姫S』に掲載された作品ではなくって、どうやら携帯コミック用に描きおろされた作品とのこと…これがいまいちよく解らない表現なのでございますけれど、すでに携帯配信で連載されたのか、それともコミックが先に出たのか…。
そんなことはどうでもよいことなのかもですけれど、でも以前は過激さ先行で多少軽く見ていた携帯配信な形式と思われる作品からこの作品や以前読みました『少女ホリック』、以前読みました『キミ恋リミット』といった良作が出ておりますし、軽視してはならないのかもしれません。
ちなみに、作品の雰囲気としましては『百合姫』寄り…少女マンガの雰囲気の結構ある作品かと思います。
作者のかたがあとがきでなかなか興味深いことをおっしゃっておられました…この作者さまは百合作品を描く際に、「禁忌」を描くのか「追及愛」を描くのかを検討するそう…確かに、百合な世界を考える際に女の子同士の恋愛というのはよいのかどうか、というのは触れられるのが自然なのかもしれません。
この作品は「追求愛」のみを追いかけるということにされ、女の子同士の恋愛がどうなのかということについては思い切って触れないことにされております…この作品の雰囲気からしまして、それは正解かと思います。
…私の書く物語も「禁忌」についてはあまり触れないでしょうか…男性は極力出さないことにしておりますし…。

イラストのほうはよきものでございます。
百合的にもいずれも百合そのもののお話でございますし何ら問題ございません。
ともあれ、これはよき百合のお話でございました…イラスト、内容、人物ともに個人的には大好きでございます(過激要素はやや蛇足の感…)
…この作品は発売が延期されていてそのまま出ないのかとも思っておりましたけれど、こうして無事に出てくださりよろしゅうございました(百合姫系のものは稀にそのまま「なかったこと」にされるものがあるのです…)


上の作品とともに購入をしましたゲーム版『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』のほうは一応クリアをいたしました。
でも、演奏レベルがノエルさんだけ最大値にならなかった上にどなたともカップリングが成立いたしませんでしたから(二兎を追って一兎をも得られなかったわけでした)、少なくとももう1周してみようかと思います。
幸い、2周めは皆さんの演奏レベルをそのまま引き継げましたので、2周めは皆さんの演奏レベルを下げない様に注意しつつ友好度をどなたか一組くらいは最大にしたいものでございます(今のところ、ノエルさんかフィリシアさんあたりでございましょうか…)
…ちなみに、クレハさんがそのちみっこのツンデレという性格だけでなく声まで以前クリアしました『ロロナのアトリエ』や以前クリアしました『トトリ』に出てきたクーデリアさんにしか聞こえない…と思いましたら、声優さんがどちらも喜多村英梨さまと同じかたでございました。
posted by 桜乃 彩葉 at 05:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百合(かも?)作品感想
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