□エビスさんとホテイさん
■きづきあきらさま+サトウナンキさま
○イラスト評価:★★★★☆(3.6)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★★☆(3.8)
○総合評価:★★★★☆(4.0)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、百合が確実ということもあり購入をしました作品となります。
コミックスとしましてはおなじみのまんがタイムきららコミックスではございますけれど、こちらは通常のきらら系コミックスではなく「つぼみシリーズ」という独立したレーベルとなっております。
この「つぼみシリーズ」はこの作品及び同時に発売しました2冊がはじめて出る作品となりまして、先日読みました『つぼみ』で連載されていた作品がここに含まれることになるみたいでございます(その『つぼみ』自体「GLシリーズ」という独立したレーベルなのでございますけれど、「GLシリーズ」は『つぼみ』しか存在しません…どうして今回の作品などを「GLシリーズ」にせず新たなレーベルにしたのか、少々不思議なところでございます)
内容としては、同じ会社に勤めるお二人のOLさんのお話となります。
主人公のホテイさんはごく普通のOLさん…そういえばホテイさんは作中で名字が一度も出てきていない気がいたします(いえ、ホテイは「布袋」と書きますので、こちらが名字かと…では、名前が出てきていない?)
ある日、そんなホテイさんの部署に本社より一人の女のかたが配属になりまして、それが恵比寿真代さん…ホテイさんはエビマヨと呼びますけれど、作中ではエビスさんと呼ばれることが多くてタイトルもそうなっておりますから、こちらでもそうお呼びいたしましょう。
エビスさんはホテイさんと同い年ながら非常に仕事のできるかたでホテイさんは嫉妬心を抱いてしまい、また過去に本社へ行きました際に少し嫌な思いもしておりましたりと、ホテイさんのエビスさんへの第一印象は最悪でございました。
さらに、エビスさんは冷たい印象なかたなだけでなくいくら仕事が多くっても絶対に残業はしなかったりと、ホテイさんはやはり嫌いな気持ちばかりが増大して意地悪なことをしたりもしてしまうのでございますけれど、ある日どうしてエビスさんは残業をせずに帰っていくのか、その理由をホテイさんが知ってしまい…そこから、お二人の新しい関係がはじまっていくのでございました。
主人公のホテイさんは確かに普通の、そしてやや世話焼きの面がある女の子…エビスさんに対しましてはちょっとツンデレの気が見える気がいたします。
一方のエビスさんは仕事に関しましてはクールでかっこよいかたなのでございますけれど、プライベートではまた違った一面を見せてくださり、そこがかわいかったりいたします。
登場人物としましてはメインのそのお二人の他、エビスさんの姉とその姉の子であるハナちゃんが登場いたします…お姉さんはどうしようもない、ちょっと破天荒な性格でいつもエビスさんを困らせているのでございますけれど、エビスさんのことを大切に想っているのは確かみたいでございます。
ハナちゃんは本編では幼稚園児の女の子…お姉さんが育児放棄状態でございますので、エビスさんが代わりに育児をしていらっしゃるわけでございます。
エビスさんとホテイさんの関係が親密になっていったのは、このハナちゃんの存在が大きいでしょうか…この子がいなければ、お二人が同僚以上の関係になることはなかったでしょうし…。
最後は紆余曲折の末にお二人は一緒に暮らすことになるのでございますけれど、そういえばこの作品はお二人がはっきりと告白をしたりはしておりません…作中でも恋人同士、といったご様子はございませんし(好き合っているのは間違いなく問題ございませんけれど)
と、描きおろしとしてそれよりさらに先のお話としまして『マヨちゃんとホテイちゃん』という、ハナちゃんが小学生にまで成長した頃のお話が収録されておりまして、お二人の関係もよいままで一安心…この作品を『つぼみ』で読みましたときには最終回の先が読みたいと思っておりましたので、この描きおろしはよきものでございました。
イラストのほうはよきものでございます。
百合的にも問題のないものでございます…そういえば口づけすら本編ではございませんでしたけれど(姉とはありましたが…/何)、特に問題ないでしょう。
ともあれ、これはよい作品でございます…『つぼみ』で読んでおりましたので先日読みました『あまんちゅ!』などを優先して先に読んでしまいましたけれど、こちらの作品も負けておりません。
また、こちらの作品も読みましたので…。
□星川銀座四丁目(1)
■玄鉄絢さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★★☆(3.8)
○総合評価:★★★★☆(3.9)
こちらも上の作品などと同時に購入をしましたもので、上の作品と同じ理由で購入をしましたものとなります。
コミックスとしましても上の作品と同じものとなります。
作者のかたはまだ読んでおりませんもののコミックを持っておりましてまたアニメ(OVA?)にもなっております『少女セクト』を描かれたかたとなります。
内容としては、とある事情から共同生活をしております教師のかたとその教え子のお話となります。
主人公はそのお二人どちらも、ということになるでしょう…教師のかたは那珂川湊さんとおっしゃり、家庭的に色々問題のございました女の子を見るに見かねて引き取り、自分の家で一緒に暮らすことになりました。
その子の通っている小学校の教師をしていらっしゃる湊さんでございますけれど、どうやら生活能力はほぼないみたい…料理などさっぱりみたいでございます。
一方の女の子のほうは松田乙女さんとおっしゃり、湊さんとは12歳ほど歳の離れた女の子…作中では当初は小学生でございましたけれど、途中で中学生にまで成長をいたします。
乙女さんのほうはお料理など上手みたいで、家での食事などはほとんど彼女がしております…小学校時代は不登校でしたみたいにも見えますけれど、最後のほうでは普通に登校していらしたみたいでございます(中学校はもちろん普通に通っております)
乙女さんはしっかり者でございますけれど、甘えるところはしっかり甘えておりますし、湊さんは教師として一線を越えないようにはしておりますけれど乙女さんのことが大好きでございますのでときどき我慢ができなくなってしまいそうみたい…?
お話のほうは、そんなお二人が一緒に暮らす微笑ましい日々を描いております。
途中で乙女さんが中学生に上がっていることからそれなりの時間は経過していっており、また湊さんのご友人が乙女さんにとりライバルな関係で登場したりもいたしますけれど、基本的にお二人はよい関係でございます。
小学生程度の女の子とその教師とのお話といいますと以前クリアいたしました『その花びらにくちづけを あまくてほしくてとろけるちゅう』を思い浮かべますけれど、こちらのお二人もその作品のお二人に負けないくらい微笑ましいお二人でございます。
また、最後には描きおろしなお話が収録されておりますけれど、それもなかなか微笑ましい…最後のページにはそのお話で乙女さんが作っていらしたスタンプシートがついております。
…正直に言いますとこの玄鉄絢さまが『百合姫S』で連載しております作品はどことなくぱっとしないイメージなのでございますけれど、こちらの作品は何の文句もございません。
イラストは悪くございません。
百合的にも問題のないものでございます…幼い女の子と先生の関係というのはなかなか難しいものかもしれませんけれど、あまり深くは考えないでおきましょう。
ともあれ、上の作品に続きましてこちらの作品もよきもの…こちらはまだ完結しておりませんので、続きも楽しみにいたしましょう。
…きらら系のつぼみシリーズは百合姫コミックスにも負けていないよい百合レーベルになってくださるのではないでしょうか。
『Fate/EXTRA』のほうは第3回戦なのでございますけれど、ありすさんがなかなかの強敵となっております。
固有結界というとても強い力が必要らしいものを使ってこられたりして、アリーナに入った麻美さんの記憶を消してこようとします。
そこはやっぱりやさしい遠坂凛さんに対策を教えてもらい、事前に手に書いておいた自分の名前をアリーナに入った後に読み上げることにしたのでございますけれど、ここで選択肢が出てきまして、自分の名前を読み上げるか「フランシスコ・ザビエル」と読み上げるか、という2択だったのでございます。
言うまでもなく自分の名前を読み上げて固有結界を破ったのでございますけれど、どうしてフランシスコ・ザビエル…こちらを選んだ場合、ゲームオーバーになってしまったのでございましょうか。
…非常にどうでもよろしいお話でございますけれど、日本人って妙にフランシスコ・ザビエルが好きでございますよね?(何/こんなところで名前を使われるくらいなのでございますから…)
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