□しまいずむ(1)
■吉富昭仁さま
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★★☆(3.5)
○総合評価:★★★★☆(3.7)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、百合が確実ということもあり購入をしました作品となります。
コミックスとしましてはおなじみとなっておりますまんがタイムきららコミックスながら、こちらは先日読みました2冊同様に通常のきらら系コミックスではなく「つぼみシリーズ」という独立したレーベルとなっております。
作者は以前読みました『熱帯少女』などと同じかたとなります。
内容としては、幼馴染の女の子お二人とそのそれぞれの妹さんお二人の完全なコメディのお話となります。
メインとなるお二人はそれぞれ14歳で幼馴染のお二人、まずは西山遥さん…こちらはショートカットの、もうお一人のかたよりは幾分まともなかたとなるでしょうか。
もうお一人は友長芳子さんとおっしゃり、こちらは眼鏡をかけたかた…多分変態度では遥さんより上に見えます(どちらもどちら?)
そのお二人はそれぞれ妹さんがいらっしゃり、遥さんの妹さんは桜さん…この作品では多分一番まともでしっかりしていらっしゃるかたかと思います。
一方の芳子さんの妹さんは舞さん…この子は純粋な心を持った子、ということになっているみたいでございます(天然気味?)
桜さんと舞さんも親友なのでございますけれど、遥さんは舞さん、芳子さんは桜さんのことが好きで、いつも変態的な目で見守っているのでございました。
お話のほうは、そんな皆さんの日常を描いたコメディ作品となります…
はっきり言いまして、この作品はかなりバカな作品…いえ、この場合の「バカ」は以前読みました『はやて×ブレード』に対する形容と同じく褒め言葉でございます。
つまり、かなりおかしく笑える作品、ということでございます…姉二人の行動が特におかしく、面白いものとなっております。
あまりに変態的になりますと私は拒否反応が出かねないのでございますけれども、この作品程度のものでございましたら何ら問題ございません。
また、姉お二人はそれぞれお相手の妹さんのことが好き、となっているのでございますけれど、お話を読んでいくと実はお互いのことが好きなのでは…ということが解ってまいります(お二人とも意識はしておりませんけれども)
完全コメディなお話でございますのでこのままの関係で長く続いてもらうのもよし、姉お二人の関係が進展するもよし、どうなることでございましょうか。
カバー下にはこの4人の登場人物による性格診断があったり、あとページ数の横に謎のキャベツの千切りがあったりも…ちなみに、あとがきはかなり怖いことになっております(何)
イラストはなかなかよきものかと思います。
百合的にはいかがでございましょう、コメディ作品ということもあり先日の2冊『エビスさんとホテイさん』『星川銀座四丁目』よりは多少低いでしょうか。
ともあれ、これはコメディ作品としてかなり楽しく、面白い作品でございます…この作品の連載されております、先日読みました『つぼみ』にはここまでコメディに特化した作品はこれしか収録されていないこともあり印象が強く、読むといつも笑ってしまいます。
また、同時にこちらも読みましたので…。
□ゆるユルにゃー!!(3)
■小石川ふにさま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.6)
○内容評価:★★★★☆(3.6)
○百合度評価:★★★☆☆(2.5)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらも上のものと同時に購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては『ちょいあ!』『まんがの作り方』などと同じものとなります。
内容としては、子猫のヨークちゃんや周囲のかたがたの日常を描いた4コマとなります。
と、これまでの展開は以前読みました第2巻の感想などを読んでいただきたいところでございまして、この巻ではヨークちゃんが親元へ無事にたどり着き、けれどしばらくしますとまた元の皆さんのいらっしゃる街へ戻ってそこで日常を送る、というお話となっております。
せっかく親元へ戻ったヨークちゃんがどうしてまたそこを離れて皆さんのところへ戻ってきたのかははっきりしたことは言えませんけれど、母親のおっしゃる様にヨークちゃんには冒険者の気質があるのかもしれません。
ともあれ、またのんびりまったり、ゆるい皆さまの日常が繰り広げられていくのでございました。
この巻で一番目立っておりましたのはワル猫のボスであるサーシさんでございましょうか…私の一番好きなキャラでもございますけれど、この巻では彼女に隠された秘密が明らかになります。
実は彼女はさるお金持ちのお家のお嬢さまで本当の名前はセシルといい、そのお屋敷からお迎えがやってくるのでございますけれど、サーシさんは今までどおりの生活を望みそちらへ戻っていくのでございました。
そのお屋敷の当主はサーシさんの兄でございますけれど、このキャラについては特に気にしないでおきましょう。
表紙裏に「まったり系ほのぼの4コマ」と書かれておりまして、最後までそうした雰囲気で終わる、ほんわかしたよい作品でございました…はい、この作品はこの巻で最終巻でございました。
イラストのほうは普通でございます。
百合的にはいかがでございましょう、ほのかに程度は感じられるかと思います…やはりサーシさんがよろしゅうございます。
ともあれ、この作品は微笑ましいものでございます…最終巻なのが少々さみしいですけれど、穏やかな日常がこれからも続いてくださることでございましょう。
また、さらに同時にこちらも読みましたので…。
□にゃんこ侍
■小石川ふにさま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.6)
○内容評価:★★★☆☆(3.4)
○百合度評価:☆☆☆☆☆(0.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.0)
これは過日購入をしておりましたもので、上の作品…『ゆるユルにゃー!!』の影響で購入をしました作品となります。
こちらはコミックではなく、絵本の様なものになるでしょうか…どう表現をしてよろしいのかよく解りません。
作者は上の『ゆるユルにゃー!!』と同じかたとなります…それを読みました際にこちらの作品のことも思い出しましてこうして読んでみたのでございました。
内容としては、普通のOLさんと彼女の飼っていた、けれどある日突然侍になってしまったにゃんこ侍の日常を描いたお話となります。
にゃんこ侍は普通の猫さんサイズながら袴を着ていらして帯刀もしており、そして日本語を話し武士の心を持った、確かに侍でございます。
でもそうはいいましても猫さんの面もございまして、その微笑ましいご様子を描いた絵本風の作品、となるでしょうか。
イラストのほうは普通でございます。
百合的には全くございません…百合度が0になるなんて滅多にないことなのでございますけれど、この作品ばかりは仕方ございません。
ともあれ、百合的には問題外の作品ではございますけれど、読んでいて微笑ましくなる作品でございます…『ゆるユルにゃー!!』といい、この作者さまは猫がお好きなのでしょう。
『Fate/EXTRA』のほうは第3回戦も決戦の日…お相手はありすさんでございますけれど、そのサーヴァントは全く同じ姿をした、けれど黒い服装のアリスさんです。
アリスさんはキャスターなのでございますけれど、どうやら絵本の世界が具現化した存在みたい…そしてありすさんご自身はもう亡くなられた存在とのことでございます。
ジャバウォックとかヴォーパルの剣とか、もちろん『アリス』の世界なのでございますけれど、そうした単語を聞きますと『アリス』より先に以前クリアいたしました『ノゾミカナエタマエ』を思い出します(何)
戦闘はこれまでで一番楽に終わりましたけれど、やはりその後の展開は切ない…第2回戦のブラックモア卿と一転して子供でございましたけれど、やはり悲しいものでございます…。
と、この後他の人の決戦を目撃することになります。
それはあのツンデレっぽい素敵キャラの遠坂凛さんと謎のインド風女性ラニさんの対戦…その戦いは凛さんが優勢だったのでございますけれど、劣勢を知ったラニさんは何と自爆を行おうとします。
どうやらラニさんはホムンクルスみたいなのでございますけれど、ともあれこの顛末を見ていらした麻美さんは何と令呪を使用してお二人のどちらかをたすけようといたします。
凛さんかラニさんかのどちらかを選択肢によって救うことになって、凛さんもラニさんもここへくるまで色々縁のあるかたでしたので片方をというのはなかなか酷な話ではございましたけれど、ここはやはり当然凛さんをたすけることに…ラニさんのオニワカみたいに大きくて強そうなサーヴァントと戦うことになりますけれど、1ターンしのげば大丈夫でしたので令呪を使わずとも大丈夫でございました。
たすけられた凛さんはものすごく不機嫌になっており、確かにこれは余計な世話を焼いた気が…しかも、自爆を阻止しようと凛さんのサーヴァントに心臓を貫かれたはずのラニさんも無事に戻ってきており、どうも勝者扱いでございましたし。
ともあれ、第4回戦…校舎に残る人も目に見えて少なくなっており、切ないものでございます(教室に誰もいない…)
今回の相手は奇妙なピエロ…狂人にしか見えない、不気味な人でございます。
図書館で聖杯の情報を読めたりもいたしましたけれど、そんな中麻美さんのことについても徐々に解ってきている気がいたします。
この展開ですと、麻美さんもありすさんと同様かそれに似た存在、つまり幽霊か何かなのではないか、という推測ができます…その推測ですとこれまでの麻美さんが起こした色々なイレギュラーなことも説明がつき、またありすさんが麻美さんへ親近感を抱いてきていた理由も解ります。
ただ、これですとやはりハッピーエンドは期待できなさそう…ともあれ、まずは先へ進めてまいりましょう。
…ちなみに、もう中盤ですからか校舎やアリーナ、戦闘時の音楽がこれまでと変わっておりまして、敵もやや強くなってまいりました…まさか、ただの箱の敵がスキルを使ってくるなんて…。
と、ここまでしました限りこの作品は最低でも『アトリエ』『サモンナイト』シリーズくらいには面白いと判断できましたので…

…こちらの公式サイトのバナーをこの日誌や本サイトのほうへ貼ってみました。
この作品はRPGとしましてはストーリーが今のところほぼ完全に一本道で決められた筋書きに沿って進むだけ、という感じで自由度は『アトリエ』シリーズあたりと比較しますと劣りますけれど、主人公が女のかたも選択可能でサーヴァントも選択可能、それになかなかよい物語や登場人物など他の色々な要素でそのあたりは穴埋めできておりますので大丈夫でございます。
この作品を紹介してくださいました、とってもお世話になっております桜花さまには感謝でございますけれども、その桜花さまのお姿が最近見られないのが心配でございます…まだまだ猛暑も続いておりますし、体調などにはくれぐれもお気をつけて、ご無事でいらしてくださいまし…。
ゲームといえば『東方Project』の新作が夏のイベントで出たみたいで、私は長らく新作を購入していなかったり運営しておりましたこちらの同盟を更新停止にしましたり同人誌なども購入しないことにしたりとそちらの作品からはもう離れたのでございますけれども、今回の作品は少し気になるかもしれません。
いえ、今回は『妖精大戦争』といいまして、チルノちゃんが主役で、それにお話やイラストは以前読んでおります『東方三月精』のものになっているといいますから…。
でも、やはり私にはシューティングは高い壁でございますし、こちらも結局はこのまま見送りにする公算が高いでしょうか。
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