□百合姫Wildrose(6)
■アンソロジー
○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
○内容評価:★★★☆☆(3.3)
○百合度評価:★★★★★(5.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらは先日色々なコミックとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでおりますことから購入をしましたものとなります。
コミックスとしましては百合姫コミックスとなります。
内容としては、10人のかた+カバーイラスト1名による百合なアンソロジーコミックとなっております。
こちらは以前第5巻を読んでおります様に、以前読みました『つぼみ』の様な定期刊行というわけではないもののそれでもなかなかの数の続刊が出ております百合なアンソロジーとなります。
今回の執筆陣としましては、以前読みました『フィダンツァートのためいき』の田中琳さま、以前読みました『Raubritter*』の再田ニカさま、以前読みました『くちびるに透けたオレンジ』のロクロイチさま、以前読みました『キミ恋リミット』の百乃モトさま、そして以前作品たちを読んでおります森島明子さまに以前読みました『極上ドロップス』の三国ハヂメさまと、過去に百合姫コミックスを出していらっしゃるかたが多数いらっしゃいました。
その他の執筆陣としましては以前読みました『クイーンズブレイド -Hide&Seek-』の南崎いくさまがいらっしゃり、他のかたも柚葉せいろさまなど過去の『百合姫Wildrose』にてお見かけしたかたがたがほとんどになるでしょうか。
内容としましてはやはり過激さがメインとなります百合なお話たち…なのでございますけれど、百乃モトさまの『gravity』は『Wildrose』の割にはそうした描写はほぼなかったりと、過激さがメインとはなっていないお話たちもございます。
でもやはり全般的には年齢制限をかけるべきと思える作品が多いでしょうか…最近では百合なアンソロジーも増えてまいりまして、過激なアンソロジーでしたらこの作品、みたいに棲み分けができているのはよろしいことかと思います(ですので他のアンソロジーに過激さは必要ありません)
今回の収録作品で少し気になりましたのは井波はじめさまの『ハニーインフェルノ』…これって、いつかコミック発売が予告されながらいつの間にか「なかったこと」にされた作品ではございませんでしたっけ?(このページ数では単体のコミックにはとてもできませんけれど…)
イラストのほうはアンソロジーですので玉石混淆ですけれども、平均すると悪くない水準にはあったかと思います。
百合的には百合なアンソロジーでございますので何ら問題ございません…過激さ先行でございますし…。
ともあれ、私はあまりに過激な作品は苦手とするところなのではございますけれど、この作品は百合なものでございますし、まだ大丈夫でございます。
また、同時にこちらも読みましたので…。
□プリンセス・プリンセス
■青木光恵さま
○イラスト評価:★★★☆☆(2.5)
○内容評価:★★★☆☆(3.3)
○百合度評価:★★★★★(5.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.4)
こちらも上の作品などとともに購入をしましたもので、百合姫コミックスということもあり購入をしましたものとなります。
ということでこちらも百合姫コミックスとなりまして、こちらは『百合姫』にて掲載されておりました作品が収録されております。
内容としては、6つの作品を収録しました短編集となっております。
その6つのお話のうち4作品は完全に独立した読み切りのお話となっておりますけれど、『ランチボックス』だけはお二人のかたがた、つまり芽衣子さんとゆかりさんそれぞれの視点で別のお話が描かれております。
この作者さま、あとがきによりますとスケバンな女のかたがお好きらしく、このコミックのお話でも『バンカラ乙女学園』がそうしたお話になっておりました…ちなみにこのお話が一番コメディ色の強い作品になっていた気がしまして、なかなか面白いものでございます。
お話の傾向としましては、どのお話もやや性的に積極的なかたがたが多くって、また上の作品よりも直接的な描写は控えられてはおりますもののそれでもやや過激な描写があったでしょうか。
特筆すべきはこの作者さまの絵、唇が非常に何といいますか、性的な印象を受ける様なものとなっていて、ずいぶん印象に残るかも…?
ちなみに、一番最後には描きおろしとして『ファースト・コンプレックス』という作品が収録されております…こちらは『シュガーコンプレックス』のお二人の出会いを描いたものとなっております。
イラストのほうは普通でございます。
百合的には百合姫コミックスということもあり問題ございません。
ともあれ、悪い作品ではなかったかと…と、非常にどうでもよいことを言いますけれど、目次の『ランチボックス-ゆかり-』のページ数が明らかにおかしい…(何)
『Fate/EXTRA』のほうは第6回戦も終盤…今回のお相手はまだ明示されはしませんけれど、確実にラニさんと確定されました。
それに対し麻美さんは複雑、というよりもかなり心痛な想いで、セイバーさんや遠坂凛さんでさえ麻美さんを気遣い気味…ラニさんとは過去に凛さんの次にお世話になっていて、麻美さんの中では友情の気持ちが生まれていたみたいでございますから。
一方のラニさんは『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』のノエルさんみたいな不思議系の女の子でございますのでなかなか感情を読み取ることはできないのでございますけれど、名前を隠したりアリーナで一度も姿を見せなかったり、それに先日のお弁当など、ラニさんのほうも友情を感じてくださっている…と考えたいものでございます(純粋に作戦、なのかもしれませんけれど…いずれにしましても決戦時に解ることでございます)
…私としましてもラニさんと戦うのはつらくはございますけれど、凛さんと戦うよりはまだいい…第3回戦後にお二人のうちどちらかをたすけるという選択肢でラニさんを選ぶとここできっと凛さんと戦うことになったのでございましょうけれど、私にはとても選べそうにございません。
と、対戦相手につきましては名前は明示されていないのですけれど、相手のサーヴァントにつきましては名前まで明記されました。
それが呂布奉先だそうで…しかもバーサーカー化されているのでございますから、ものすごく強そうでございます。
常々疑問なのでございますけれど、サーヴァントというのはどういう基準でマスターへ分配されたのでございましょう…予選で先に真実に目覚めた人のほうがよいサーヴァントを得られるとか、そういうことでございましたら、名のあるキャラがよいサーヴァントを持っているのも納得できますけれど、完全にランダムな分配でございましたら、少々納得できません…(マスターにある程度関係したサーヴァント、らしいですけれど…)
あと引っかかる、というより個人的にさみしいところは、サーヴァントが西洋世界中心で今のところ日本人やイスラム世界なサーヴァントが一人もいないこと…日本人でしたら東郷平八郎元帥や大戦期のエースパイロットなどを出せとまでは言いませんけれど、平将門公とか源平時代に戦国時代の武将などでしたらいてもおかしくないと思いますし(特に、今回の相手は呂布奉先なのでございますし)、イスラム世界だって皇帝ネロがありなのでしたらスレイマン大帝とかサラディンとかありでしょうに…(名もなきマスターたちが持っていた、のでしょうけれど実際に見てみたい…)
…あれっ、でももしかするとキャスターさんは日本人でしょうか(いえ、人ではなく狐でございましたっけ…)
そういえば、図書室の生徒会役員さん(確かお名前は有稲幾夜さん、でしたはず…アリーナ行くよ、でしょうか)が少々気にかかることを言っておりました。
2周めを目指すならば藤村先生の依頼をきちんとこなしたほうがよい、とか…2周めは何か追加要素があるのでございましょうか。
一応2周めは色々引継ぎができますし、サーヴァントをキャスターさんにしてやってみようかとは思っておりますけれど、追加要素があるというのでございましたら真剣に検討をしなければなりません。
ちなみに藤村先生の依頼自体はこれまで全てきちんとこなしております…マイルームも花やシャンデリア、お茶にお香、写真立てに金魚とかなり賑々しくなってまいりました(写真立ての写真が麻美さんとセイバーさんのツーショットでちょっと気恥ずかしい…)
この藤村先生の依頼もそうでございますけれど、情報マトリクスのほうも普通にしっかりゲームを進めておりましたら普通に進めます…令呪を使う機会もこれまでのところ凛さんかラニさんをたすける一度しかなく、重大なペナルティがあると言われた学校内での戦闘も全く起こることがなく、それにデッドエンドになる選択肢も普通に答えておりましたら特にございませんし、思ったよりも難易度は低いのかもしれません(決戦もきちんと考えて戦えば案外余裕…)
【(更新終了)百合(かも?)作品感想の最新記事】