2010年09月03日

Magical Record Lyrical Nanoha Force

先日読みました作品の感想です。
個人的には好きでない…
□魔法戦記リリカルなのはForce(2)
■都築真紀さま(原作)・緋賀ゆかりさま(作画)
 ○イラスト評価:★★★★★(4.5)
 ○内容評価:★★★☆☆(2.6)
 ○百合度評価:★☆☆☆☆(1.0)
 ○総合評価:★★★☆☆(2.8)

こちらは先日『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』のDVDなどとともに購入をしましたもので、過去に既刊を読んでいることもあり購入をしました作品となります。
コミックスとしましては『ありかる』などと同じものとなります。
こちらの作品はタイトルからも解ります様に以前読んでおります『なのはViVid』や以前読んでおります劇場版のコミカライズ版などと同様に『魔法少女リリカルなのは』シリーズの1作となります。
作画担当のかたは以前読みました『キディ・ガーランド ぴゅあ』の作画なども担当されたかたとなります。

内容としては、『なのはStrikerS』から6年後、なのはさんがもう25歳になった頃のお話となります。
と、説明が以前読みました第1巻の感想と同じとなってしまいましたので、登場人物などの紹介はそちらをお読みくださいまし。
なお、この感想は魔法バトルものの作品が特に好きというわけではない、そうしたものよりも百合要素を優先して見てしまう者の書いております感想となりますので、この作品の感想の場合は特にご注意くださいまし。

この巻ではいよいよ再結成された機動六課と敵方であるフッケバインという組織が衝突いたしますけれど、無印に『A's』『StrikerS』と同様の道を歩みます…つまりはじめは手も足も出ず大敗し、シグナムさんとアギトさんが瀕死(普通でしたら確実に死んでおりますけれど、さすがにシグナムさんを殺さないでしょう…)の重傷を負ったりしてしまいます。
このあたりの、未知の勢力と交戦して力の差を見せ付けられるほど苦戦するという描写は無印の頃…はそうでもない気もしますけれど、『A's』のヴォルケンリッターあたりからの伝統、お決まりの展開でございましょうから、見るのはつらいものの仕方がないです。
敵組織のフッケバインというのは、エクリプス因子という現時点ではまだ詳細はよく解らないものに感染した者たちの集う組織…その因子に感染した者は自身が兵器化してしまう上に人を殺し続けなければ自らが滅びてしまうという厄介な、それはもう非常に厄介な人になってしまうのでございます。
また、その因子に感染している者に対しては魔法攻撃が全く通じないみたいで、ですので機動六課は今のところ大幅な劣勢となっているみたいでございます(管理局もそのことは把握していて、今現在対策中みたいです)
ちなみに、個人的にはそのフッケバインのメンバーは好きになれそうにございません…こんなことは『StrikerS』のナンバーズを見た際にもそう思ってしまいましたけれど(『A's』のヴォルケンリッターは好感度がむしろ味方側より高かったですが)、ナンバーズはまだその後悪くない印象になりましたものの、今回はそうなる可能性はとても低そうです(男率が高すぎですし…)

と、そういえばこの作品の主人公はトーマ氏という男でございましたっけ…かの者は因子に感染してしまい女の子2人ともどもフッケバインに捕らわれてしまい、この巻では特に活躍はなかったでしょうか。
ただ、最後のほうで力を暴走させ戦闘空域にいた全ての人(機動六課、フッケバイン問わず)に甚大なダメージを与えてしまった後、スバルさんと再会…というところでこの巻は終わっております。
あとがきによりますと「ここからトーマを中心に加速」していくそうで…そこを太字にして強調されましても個人的にはこの主人公はどうでもいいキャラとなっておりますので嫌な感じしか受けなく、先はあまり期待しておりません…(ただ、トーマ氏の住んでいた村を壊滅させたのは、彼自身なのでは…という予測が…)
あと2人の女の子、リリィさんについてはこの巻で正体がほぼ解ってきた感じ…もうお一人のアイシスさんはどうもただの女の子ではない模様でございますけれど、それは第3巻で明らかになっていくみたいでございます。

個人的にはトーマ氏もフッケバインの面々も好きになれそうにないこの作品(そもそも私は男が主人公の作品には基本的に手を出しません)…期待しておりますのは過去の『なのは』シリーズの皆さまだけ、となるでしょうか。
この巻ではシグナムさんがぼろぼろにやられてしまわれたのと、あとはなのはさんやフェイトさんにスバルさんがちょっと出てきた程度…残念ながらティアナさんの出番はほぼなかったでしょうか。

イラストのほうはさすがによきものです。
百合的には男の主人公の時点で期待できません…『ViVid』のほうに期待を委ねましょう。
ともあれ、これはかなり長いお話となりそうでございますけれど、私にはあまり…といった作品かもしれません(作品タイトルから『なのは』を外してもらいたいくらい…)
一応『なのは』を冠する作品であり過去のシリーズの皆さんが好き、というただ一点の理由のみで購入し読んでいる作品…これから『なのは』がまたアニメ化するとしましても、この作品だけはやめていただきたいものでございます(万が一これがアニメ化してもDVDは購入いたしません…)
この記事へのコメント
百合的にもそうなんですが、過去のシリーズが好きな者としては、ポッとでの主人公(しかも男)がなのはさん達を差し置いてシリーズ歴代最強って顔をしているのが愉快じゃないですね。

この後の展開もかませ犬にしか、なれそうも無くおいしい所は全部、新キャラが持ってく事となりそうです。なのはシリーズ大好きだから辛い。

本当に別タイトルでリリカルなのはの名前をはずして欲しいですよ。
Posted by りゅうのす at 2010年09月04日 10:48
りゅうのすさまへ>
全く、それはおっしゃるとおりかと思います…第3巻以降もかの男を中心に進んでいくそうでございますので、このまま変な展開が続いて行きそうでございます…。
…こんなキャラを活躍させるのでございましたら、『なのはStrikerS』ではもっと新キャラであったティアナさんたちを強く描いてもらいたかったです(何)

『なのは』の名を冠していなければ、何も気にせずスルーする作品なのでございますけれども…何ともならないのが悲しいところでございます…。
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年09月05日 07:26
私はトーマ好きですがね…。
あなたの感想を読んでいると「男だから」好きじゃない、ととれてすごく嫌です。
男だからなんですか?
この世に男はいらないと、へえ、そうですか。
大体、私自身が女なので、女の乳見ても裸見てもなにも感じないしなぁ…。
しかも私はなのはは知ってましたがForceから入ったので…。
百合?んなもんそれ専用漫画で見たらどうですか?
この漫画はそういうのじゃないと思います。
失礼します。
Posted by さくら at 2012年05月19日 05:08
さくらさまへ>
この様な辺境のサイトへお越しいただき、本当にありがとうございます…♪
そして、私の日誌の感想でご不快な思いをさせたみたいで、申し訳ございません…。
キャラクターの好き嫌いは人それぞれでございますので、この様な心の狭い人もいるのでございますね、とその程度の気持ちで見てあげてくださいますとありがたいです。
それに、私とて全ての男キャラが嫌いというわけでもございませんし…好みは人それぞれで、個人的に好きでない作品やキャラを好き、というかたのお気持ちを否定したりする様なことはいたしませんから…。

ちなみに、『Force』については私に合わない作品、ということで続刊の購入は控えることにしておりますので、ご安心ください…百合については他の作品で楽しんでおりますし…。
あと、『なのは』の様な作品でそうした胸の描写をしたりすることについては、読み手の男女に関わりなく、あまりよい要素とは思えませんので個人的にはやめておいたほうがいいのではないかな、とも思います。
Posted by 桜乃彩葉 at 2012年05月19日 07:14
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