2010年09月06日

Fate/EXTRA

先日クリアしましたゲームの感想です。
よきものでした
□Fate/EXTRA
 ○イラスト評価:★★★★☆(4.0)
 ○グラフィック評価:★★★★☆(3.7)
 ○システム評価:★★★★☆(4.0)
 ○内容評価:★★★★★(5.0)
 ○音楽評価:★★★★☆(4.0)
 ○声優評価:★★★★☆(4.0)
 ○難易度:★★★☆☆(3.3)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.7)
 ○付加要素(おまけなど):★☆☆☆☆(0.5)
 ○総合評価:★★★★★(4.5)

こちらは過日購入をいたしましたもので、大変お世話になっているかたにお勧めしていただきましたので購入をしましたものとなります。
機種としましてはPSPのソフトになりまして、こちらの作品は色々と有名なテスタロッサでない『フェイト』のシリーズの作品となるはずでございます(実は私はTYPE-MOON作品に関しましては知識がなくって…)

内容としては、何でも願いを叶えてくれる力を持つ聖杯を争奪する、「聖杯戦争」を勝ち抜いていくゲームとなります。
ジャンルとしましてはRPG…パッケージ裏には「対戦型ダンジョンRPG」となっております。
主人公は当然その聖杯戦争に参加する人の一人…なのでございますけれど、記憶喪失状態になっていたりと他の参加者たちとは少々違うところがございまして、それはゲームを進めていくうちに明らかになっていきます。
主人公は『サモンナイト』シリーズの様に男女選択式でございまして、名字と名前にニックネームもつけることができます…けれど、ニックネームで人に呼んでもらった記憶はございません…(ちなみに、名前に漢字は使えません…/追記:どうやら私の勘違いみたいで漢字も使えるみたいです)
また、その『サモンナイト』シリーズでいいますところの護衛獣…こちらではサーヴァントといいまして過去の時代の英雄たちを一人仲間にすることができまして(戦闘はサーヴァントにしてもらうことになります)、こちらも3人の中から選択することができます。
サーヴァントは騎士タイプでちょっと態度が尊大な女のかたのセイバーさん、弓使いの男の人なアーチャーさん、それに和風のおきつねさんな女のかたのキャスターさんから選べます…強さもこの順番らしく、私は諸般の理由からセイバーさんを選択してみました。
その「セイバー」というのはそのかたの本当の名前ではなく、ゲーム中に対戦する他のサーヴァントたちもそれぞれに本名を持っております…いずれも歴史に名を残しているかたがたでございまして、そのあたりを見ていくのもなかなかに楽しいものでございます。
その様な皆さまが参加される聖杯戦争はまず予選が行われるのでございますけれど、これを突破した人が128人でございまして、聖杯の作り出した、月にあるらしい仮想空間にてトーナメント形式で争っていき最終的に残った一人のみが聖杯を手にすることができるのでございます…負けた人間は即座に死が待っております(逃れえた例外も2例ほどございますけれど)
死、というのは電脳死を迎えるとのことでございますけれど、これは皆さん魂だけの状態でこの仮想空間にきていらっしゃり、その魂が死んでしまうことみたい…肉体は麻美さん(と、私の主人公は女のかたで名前は「ヒヅキ・アサミ」…以降麻美さんと表記します)やありすさん以外のかたは現実の世界にあるみたいですけれど、そちらはどうなるのかよく解りません(脳死状態にでもなってしまうのでしょうか)
当初は目的も解らず参加していた麻美さんでございますけれど、聖杯戦争を勝ち抜いて色々な対戦相手の生き様、散り様を目の当たりにしたり、サーヴァントや遠坂凛さん(orラニさん…ここはゲーム途中の選択肢で変わります)と接していくことで人間的に成長していきます。
個人的には麻美さんへ一番影響を与えたのは第2回戦の相手であるダン・ブラックモア卿かと思うのですけれど…ともあれ、7人のかたと対戦することになるのでございますけれど、いずれもマスター、サーヴァントともに印象の残るものでございます。
…個人的には、聖杯戦争の舞台となります仮想空間にいる他の大多数の、麻美さんと戦うことなく消えていくマスターたちが気になるのでございますけれども…毎回お話をしていますと、結構情がわいてしまいます。

先日までに聖杯戦争の決勝まで勝ち抜いていたのでございますけれど、新たなアリーナが開放されたりとまだ何者かが待っていそうでございましたので、レベル上げを行っておりました。
けれど、セイバーさんの腕力が255の評価「EX」にまで上がりましたので先へ進むことに…ちなみに防御は「A+」、敏捷と幸運は「C」、魔力は全く上げていないので「E」でございました。
いよいよ聖杯のもとへ…麻美さんとセイバーさん、それに遠坂凛さんの3人で向かいまして、聖杯までたどり着くまでの間、セイバーさんがこれまでのことを回想いたします。
聖杯というのは、この作品においては地球をずっと観測していた、月にある大きな物質のこと…これは人類誕生のはるか以前より存在しており、その力はもはやあらゆる願いを叶えるだけのものがあるのでございます(この作品の舞台である仮想空間もその力によって作られております)
そこまでたどり着いた麻美さんたちでございますけれど、聖杯の下にはかつてここにたどり着いた他の聖杯戦争勝者たちの棺があり、その上にとある人物が座っておりました。
その男はトワイス氏というのでございますけれど、彼はNPCであるとともにマスターでもあるという、麻美さんに似て異なる存在…詳細は省略いたしますけれど、彼がこの聖杯戦争の黒幕的存在となりまして、麻美さんたちと相容れない考えから戦闘となりました。
しかも、彼のサーヴァントは「セイバー」ではなく「セイヴァー」でございまして、真名は明らかにはされませんでしたけれどどう見ましても釈迦とものすごく強そうなサーヴァントであり、雰囲気は最後の相手にふさわしいものでございました。
そう、ものすごく強そうに見えたのでございますけれど、こちらがレベル78、腕力を最大にまで上げたのがやりすぎでしたのか、これまで戦ったサーヴァントの中で一番弱くて、宝具を使用するまでもなく2ターンで倒してしまいました…(一度のスキルで7,000以上のダメージが与えられますから…完全に力押しです)
トワイス氏消滅後、麻美さんは凛さんに見送られ聖杯へ接続…元がトワイス氏同様にNPCである麻美さんはそうすることで自らが消滅してしまうことは解っていたのでございますけれど、それでもここまで勝ち残ったからには、これまで戦ってきた人たちに対し礼を失しないためにもそうしなければならなかったのでございます。
麻美さんの願いは、もちろんこの聖杯戦争をなくすこと、それに凛さんが無事に元の世界へ戻れること…自分の存在が消滅する前に何とか願うわけでございますけれど、ここで少々意外なことが判明いたしました。
詳細は伏せておきますけれど、麻美さんそのものは消滅しましたのでハッピーエンドではないもののけっして希望のない終わりかたではなく、無事に元の世界へ戻れました凛さんは麻美さんのモデルになったかたを探し出すことにしたみたいでございますし、セイバーさんもまたそのかたとお会いできる日を待つことにした…のでございました。
エンディングはクレジットのBGMをもう少し何とかしてもらいたく、またややあっさりとしたものでしたけれども、それでも悪いものではなかったでしょうか…RPGのエンディングなんてどれもこれもあっさりしておりますから(何)
…そういえば、エンディングに出てきた、元の世界に戻ってきた凛さんは髪の毛が金色でございました…。

ゲームをクリアいたしますとクリアデータがセーブできまして、それを選択しますといくつかのデータを引き継いで2周めが可能です。
引き継げるデータは所持している礼装(その他のアイテムは引き継げません)とお金、あとはこれまで開示した敵の手の内…お金は放っておいても貯まっていくものであまり意味がございませんけれど、他の2つはなかなかありがたいことかもしれません。
特に開示した敵の手の内が引き継げるということは、はじめからこちらが一方的に敵を攻撃することが可能ということで、難易度が大幅に下がるはずでございます…持っている礼装を利用すればなおさらでございます(赤原礼装のみ消えておりましたけれど、構わないでしょう)
あと、1周めに一部の人物が、2周めをするなら藤村先生の願いをきちんと聞いておくべき、とおっしゃっていらっしゃり、2周めには何か追加要素がありそうでございます。
その2周め、クリアデータを用いますと予選の名もなき男子生徒のシーンは全て飛ばして、主人公の出番からはじめることができます(オープニング曲も飛ばされます)
けれど、クリアしてからあの名もなき男子生徒の予選を見ますと、はじめやったときには気付かなかったことにいくつも気付くことができて少し楽しいです。
藤村先生の授業にトワイス氏の話が出てきていたり、他のかたがたが予選を突破しようとする姿に気付けたり、またこの名もなき男子生徒の前の席に麻美さんが座っていたり…レオさんが目を向けたのは男子生徒ではなくその前の席に座る麻美さんへだったのでございましょう(ただ、この時点ではまだ主人公の男女選択をしておりませんけれど…女性がデフォルト、と認識しておきましょう)
…ちなみに、クリアデータを使用して2周めを行う場合、セーブデータにございます経過時間はクリアデータの時間が加算されます。

そんなこの作品でございますけれど、ゲームの基本的な流れは計7回戦の聖杯戦争本戦を相手の情報を探りつつアリーナと呼ばれるダンジョンで自らを鍛えていく、というものでございます。
相手の情報は色々な場所で入手できますけれど、案外難しくなく、注意深く進めていましたらまずきちんと全て入手できる様になっていると思います。
舞台となる学校で毎日聞き込みをすることになりまして、人によってはこれが面倒と感じるのかもしれませんけれど、私はこの名もなきマスターたちとの交流が案外好きでございまして、名もなきマスターさんたちの個性も十分に感じられ、それだけに戦いが進むごとに彼らの姿がどんどん消えていき、最後には誰もいなくなるのが切ないのでございました(誰が最後まで残っているか見ていくのも楽しいものかと…名もなき人で最後まで残った人は、図書室のNPCにすごいサーヴァントを持っている、と言われておりましたっけ)
また、この作品はゲーム開始時に理不尽な選択肢などが存在すると脅されてしまいますけれど、こちらも大丈夫そうな選択肢を選んでおけば、少なくとも私はひどいことになったことはございませんでした。
一方のダンジョンのほうは、何といえばよろしいのでしょう…一般的なダンジョンRPGのものかとは思うのですけれど、私はダンジョンRPGというもの自体をしたことがございませんので、はっきりしたことは言えません。
これまでRPGはファンタジーな雰囲気のものしかしたことのなかった私でございますけれど、こちらの作品は舞台が近未来となっておりまして、雰囲気も現代的なものでございます…ファンタジーな作品に3Dな映像はいまいちなのでございますけれど、こういった作品でしたら特に違和感もございません(でもやっぱりキャラクターの表情だけちょっと…なのでございますけれど、そこは会話時にきちんとした絵で顔がでますからよしといたしましょう)

戦闘のほうは「対戦型ダンジョンRPG」とあります様に、サーヴァント戦だけでなく普通の敵が相手でも全て1対1となっております。
戦闘システムはなかなか独特なものとなっておりまして、3すくみシステム…簡単に言いますとじゃんけんとなっております。
つまり、攻撃開始前に攻撃(attack)、防御(guard)、強打(break)の3つの手から1つを選択してこれを6つつなげて攻撃をしまして、攻撃は強打に強いものの防御に弱く、防御は攻撃に強いものの強打に弱く、強打は防御に強いものの攻撃に弱い…という流れで進んでまいります。
さらにはじめて出会った敵は手の内がほとんど見えず、戦闘を重ねることで手の内が開示されていきます…ですので戦闘を重ねると楽になりますけれど、はじめは何とかうまく敵の手を読んで攻撃をする必要があり、レベルが高くても無策で攻撃していては厳しい戦いを強いられることになります。
ただ、それでも穴はございまして、サーヴァントの持つスキルを使用すると、敵がスキル以外の普通の攻撃をしてきていた場合はそれを無効化して攻撃を叩き込むことができます…中盤以降はこれで力押ししていくことができます。
特に、私が選択しましたセイバーさんは、後半になりますと敵サーヴァント戦も含め完全に力押しで押し通すことができます…必殺技である宝具及びそれを発動した後に使用可能となりますスキルがあまりに強力すぎて、その時点でどの様なサーヴァントが相手でも無力化します(釈迦はそれ以前に倒せましたけれど…)
また、サーヴァントのマスターもコードキャストという技が使用できましたり、また手持ちのアイテムも使用可能でございます…特に敵サーヴァント戦はこれらを活用するのが大切で、これらを出し惜しみせず使えばまず負けないはずです。
ということで、戦闘は見た目ほど難易度は高くございません…けれど、これはあくまで力押しの可能なセイバーさんを選んだ場合のことでございますので、魔法タイプのキャスターさんや間接攻撃タイプのアーチャーさんを選んだ場合、難易度が上がる可能性が高いかもしれません。

キャラクターのほうは、皆さまなかなか魅力的なかたがたでしたかと思います。
主人公は男女選択式でございますけれど、『サモンナイト』などと違って男女どちらを選択したとしましても主人公の思考は一緒だと思われます…ただ主人公が普通のキャラみたいにしゃべるシーンは実はございませんので、そのあたりはあまり気にならないかと思います。
主人公はときどきキャラクターがつかめなくなることがあったり、またその存在はかなり特殊でしたりしますけれど、基本的には普通のかたですかと思います…
主人公さん
…作中では地味地味と言われますけれど、個人的には女主人公の外見は普通にきれいなかたで大好きでございます(彼女を操作して探索などができるのが楽しい…/この項目の画像提供は【(C)TYPE-MOON (C)2010 Marvelous Entertainment Inc.】です)
サーヴァントは今回はセイバーさん…
セイバーさん
…つまりなぜか女性化しているローマ帝国の皇帝ネロを選びまして、このかたははじめの頃は主に声に違和感があったのでございますけれど、ゲームを進めていくうちにその違和感も消えまして、そしてキャラクターとしましても皇帝らしく尊大ながらなかなか人間的魅力にあふれたかただということが解りました。
主人公を女のかたな麻美さんにしましたので百合的にもなかなかよきものがございまして、『サモンナイト』シリーズで主人公、パートナーをともに女の子にしたときくらいの百合さは感じられます。
また、上でも触れました様にセイバーさんはさすがに強い…中盤以降は完全な力押しで敵を封殺することが可能です(特にサーヴァントのMPを常時回復できる方法を得られた後はスキルを使い放題でございますので、負ける要素が0になります)
他のサーヴァントお二人のうち…
キャスターさん
…おきつねさまな女のかたのキャスターさんもとても気になるかたでございます…男のかたなアーチャーさんも悪くなさそう(むしろよさそう)なのでごはございますけれど、私はやはり基本的にパートナーは女のかたのみでございます(途中でサーヴァントが男の場合かなりきつい描写になりそうなシーンがございましたし…/何)
作品のメインヒロイン的存在でございましたのは、遠坂凛さんでしたでしょうか…これは第3回戦後の選択肢によっては、インド風な不思議系少女のラニさんになるかもしれませんけれど、私はやはり凛さんしか選べません。
遠坂凛さん
…この遠坂凛さんが外見もよろしい感じな上に性格もツンデレさんでしたりと、個人的にはこの作品でいちばんよいキャラと言えるかたでございました…百合的にも、麻美さんとの関係がとてもよろしいものでしたかと思います。
ラニさん
…ちなみにこちらが選択肢によっては凛さん同様にメインヒロイン的存在になるはずのラニさん…アトラス院というところが作ったホムンクルスみたい?
後は対戦することになるマスターたち…第1回戦の慎二さんは小物ながらどこか微笑ましい、第2回戦のブラックモア卿は立派な武人、第3回戦のありすさんは子供な、第4回戦のランルーくんは狂人としかいえない、第5回戦のユリウス氏は恐ろしい人ですが真実を知ると切ない、第6回戦はラニさん(or凛さん?)でございますので置いておき、決勝戦のレオさんはまさに王子さま、といったそれぞれに特徴的なかたがたでございまして、どのかたもその生き様が印象に残ります。
同時に彼ら、彼女らのサーヴァントも特徴的で、第1回戦のフランシス・ドレイク提督は慎二さんとのコンビがよい感じでございましたし、第5回戦の格闘家もバーサーカー化前は立派なものでございましたし、こちらもそれぞれに印象の残るものとなっており、また倒した後は情報マトリクスの情報が全て開示されますのでそれを読んでみますのも楽しいものでございます。
その他のキャラとしましては、まず教会のお二人…こちらもマスターたち同様に地上世界からやってきたかたがたなのでございますけれど、結局謎のまま終わってしまいました。
後はNPCというムーンセル、つまりシステム側が作り出したキャラクターたちがいるのでございますけれど、藤村大河先生とか桜さんとか、あるいは言峰神父とか、妙に個性的な人たちがいらしたのが印象に残ります。
これらNPCは過去に聖杯が観測した地上の人間を元に作られているそうで、もしかしなくてもこれらの個性的な面々は原作の『Fate/stay night』あたりに出てきたりしたかたがたの友情出演、といったところなのでございましょうか(凛さんも原作にもいらしたキャラっぽいのでございますけれど、彼女はメインキャラでの登場です)
ともあれ、メインとなりますセイバーさんや凛さんを中心に、キャラクターは皆さん魅力的でよろしいかたがたでしたかと思います(嫌いといえるキャラがいなかったですし(ランルーくんやトワイス氏は微妙かも?)…逆に、それだけに倒して消滅させるのは切ないのですが)
そういえば、エンディングクレジットのキャストに「両儀式」なる謎の人物がおりましたけれど、一体何者…他にも一人会っていない人物の名前がありましたけれどあれは名前の順番からしてきっとラニさんをたすけた場合の第4回戦の相手なのでしょうけれど、この人物はトワイス氏よりも後、最後の紹介でございましたので、本当に謎の人物でございます。
以前クリアしておりますPSP版『ユーディーのアトリエ』のスフィアさんも当初出会ってもいないのにエンディングに名前があって何者かと思ってしまいましたし、この謎の人物もそうしたエンディング後に存在する人なのでございましょうか…今回見落としがなければ、2周めの追加要素の人でしょうか。

イラストはなかなかよきものかと思います(ただ、原作とは少し違うみたい?)
グラフィックは3Dなのでございますけれど、こうした現代風の雰囲気の作品でございましたらそれも悪くなく、特に問題なくよきものでございました。
システム面では戦闘が独特のものであり、他にも情報マトリクスシステムなど悪くないものかと思います。
内容のほうは、ストーリーもキャラクターも問題のない、よきものでしたかと思います…個人的にはかなり好きで、今年やったゲームの中では以前クリアいたしました『トトリのアトリエ』などよりも上でございます。
今年になってしましたゲームとしましては上で触れましたPSP版『ユーディー』や『トトリ』と同じくらい、あるいはそれら以上にやり込んだ気がいたしますし、ストーリーはほぼ一本道ながら様々な魅力のあるよい作品かと思います。
音楽のほうも悪くなくよきものでございましたけれど、エンディングのクレジット時の音楽はもう少し何とかしていただきたかった…あと、オープニングはALI PROJECTさまが歌っておりますけれど、かなり聞き取りづらかったのが残念…。
声優さんのほうはキャスターさんが斎藤千和さんでしたり凛さんが植田佳奈さまでしたりとなかなかよろしいものでございますけれど、フルボイスでないのが残念…ちなみに、主人公に声はございません(台詞すら…?)
難易度につきましては、そういえば私は初心者モードでしたのでございましたっけ…思ったより簡単でしたのはそのためか、それとも力押しが可能でしたセイバーさんがサーヴァントでしたからか、それともレベルを上げすぎたからか、いずれかの理由によるものかと思われ、通常モードでしていたりサーヴァントが他のかたでしたりレベルをそれなり程度にしていた場合は、主に対サーヴァント戦の難易度が上昇するかと思われます。
それ以外の要素…ダンジョンは隠し通路に気をつければ踏破率100%は普通にできますし(後半のアリーナのほうが複雑かと思いきや、そうでもない…)、情報マトリクス開示なども普通に進めておりましたら普通に埋まりますし、デッドエンドや理不尽なものもあるという選択肢も、まともなものを選んでいけば大丈夫かと思われますし、時間に追われすぎる『トトリ』よりむしろ簡単でしょうか。
百合的には百合々々というわけではございませんけれど、同じく主人公が男女選択式な『サモンナイト』、あるいは『アトリエ』シリーズくらいにはあったかと思います…もちろん、主人公を女のかたにした場合でございます。
百合な対象としましては主人公とサーヴァント、あるいは主人公と凛さん(orラニさん?)となるわけでございまして、エンディングまで見ますと両方のカップリングが成立しているのではないでしょうか。
付加要素は何もございません…ここまで面白い作品でございましたら、限定版で購入すればよかったかもしれません。
ともあれ、この作品はとても面白い作品でございました…最近はPSPなソフトを連続でしているとはいいましても以前クリアいたしました『GA』に以前クリアいたしました『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』と一種のキャラゲーが続いておりましたので、たまにはこうしたRPG作品をするのもよろしいでしょう。
またTYPE-MOON作品というものはこれまで手にする機会がなかったのでございますけれど、面白い…といいましても、他の作品は主人公が男でございましょうから、やはり私が手を出す機会はなさそうでございます…。

今後のゲームにつきましては、以前購入しております『limit panic!』はもうすぐ目途付けを行おうと思いますし、以前購入しております『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』の新装版もやりたいところでございますし、『GA』『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』などの周回もよいのでございますけれど、引き続きこの『Fate/EXTRA』の2周めをしてみようかと思います。
1周めであれだけ時間をかけてクリアしたゲームの2周めはなかなかつらくてやる気が出ないことのほうが多いのでございますけれど、こちらの作品は妙に2周めをしてみたい気持ちでございました。
それは、上で触れました様に追加要素が何かあるということが解っているからなのかもしれません…あと、『トトリ』あたりは主人公やその周囲(特にロロナさん)が幼すぎてやる気が起きないというのもあるかもしれませんし、その『トトリ』はのんびり自分の納得できるまでのレベル上げなどやり込みが時間制限の関係でできなかたったので、それができる分この作品のほうが楽しいと感じているのかもしれません。
ともあれ、サーヴァントをキャスターさんにして2周めをしてみようかと思います。
キャスターさんはセイバーさんみたいに力押しができなさそうな感じがしますので、どれだけ難易度が上がるか少々怖いですけれど、そこはよりレベルを上げるなりして進みましょう…2周めでございますので、のんびり進行しようかと思います(その後、もしかするとセイバーさんでよりのんびりと3周めをするかも…/何)
…もちろん、3回戦後にたすけるのは凛さんでございます。

この『Fate/EXTRA』をお勧めしてくださった、大変お世話になっておりますあのかたには感謝でございます…けれど、もうずっとお会いできない日々が続いております…。
9月に入っても非常に暑い日々が続いておりますし、ご無事でいてくださればよろしいのですけれども…他にもお姿の見えないかたがいらっしゃいますし、皆さまお忙しいかとは思いますけれど、どうかご無理はなさらずに…。


ゲームといえば…
工画堂スタジオ『白衣性恋愛症候群』
こちらに公式サイトのございます、工画堂スタジオさまの新作『白衣性恋愛症候群』を購入すべきかどうか検討中です。
PCなゲームはよほどのことがない限り家庭用ゲーム機への移植を待つのでございますけれど、こちらはジャンルが「キラ☆ふわガールズラブ看護師アドベンチャーゲーム」となっていたりと百合作品だというのがほぼ確定みたいでございますので、購入を前提で考えております(以前クリアいたしました『ソルフェージュ』みたいに色々追加版が出そうな気もいたしますけれども…)
ちなみに、発売日はまだ未定みたいでございますけれど、2010年秋になっているみたい?
この記事へのコメント
お久です。

Fateクリアおめでとうございます。
両儀式は女性で、空の境界と言うノベル作品の主人公です。
一応、アニメ映画化もした作品なんですが、面白い作品です。
ただ、百合ではない上、色々と血生臭く、女性によっては途中の話で嫌悪感さえ湧くかも知れない結構理不尽な内容の作品になってますので、興味があるのでしたらお気をつけ下さい。
でも、作品事態は非常に面白いです。

まだまだ暑い日が続きますが、体を壊さぬようお気をつけ下さい。
でわでわ
Posted by 氷狩 at 2010年09月06日 06:38
氷狩さまへ>
あっ、わざわざお教えくださり、ありがとうございます。
なるほど、その作品は確か同じ制作者さまのものでございましたっけ…ゲスト出演、ということなのでございましょうか(姿は確認できませんでしたけれど…)
でも、なかなか私には厳しい作品みたいで…この作品は残虐なところなどなく大丈夫だったのでございますけれど、そうなるとなかなか手は出しづらいかもですね…。

本当に、非常に暑い日々が続いて…氷狩さまのほうも、どうかお気をつけくださいまし。
Posted by 桜乃彩葉 at 2010年09月07日 07:31
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